このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか?

まとめ”だけ”を読んで安価本スレに参戦なさる行為は大変危険ですので、必ず本スレと注意事項をよく読んでからお楽しみ下さい。


やる夫たちと学ぶ江戸時代 83 「江戸時代の火災」(中)


2871 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:01:17 ID:2jJf./z20
投下開始します


吉宗の時代までの、都市計画や建築での火災対策はこのようになっていた

まず慶長6年の大火後、幕府は防火に屋根を茅(かや)葺から板葺にするよう命じた。
その後は建築が豪華になっていき、大名屋敷も町やもいったんは、火にも強い瓦葺が
増えたのだが、「明暦の大火」後にはなんと……


                     /\___/\
                  /ヽ、   、__,ノ ::\    瓦葺は危険だ!以後禁止する
               | (○), 、(○) ノL |
               |  ,,ノ(、_, )ヽ、, ⌒ :|
               |   / r=‐、 ヾ   ::|.     __
               |  l| |,r- r-| |l   :::|   _r┘ `ヽ、
                  \. ヽ`ニニ´ノノ.::::/.ー-r'‐、'ヽ `、{
                     `ー‐--‐‐┬''´.: : : : { 、 `   |
                _/ /\  / : : : : : : : :ヽ,」    |、
                /:/|イ:::::/∨ : : l : : : : : : :/ :|    |、{
            r''/ : :| ./`Y / : : : 」 : : : : :: | /ゝ_,./ ノ:Y
            ノ/ : : :| i::::::|/ : :/ : : : : : : : 、 : :.〈── ´: : |
           / |./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : .ヽ : :l : : : : : : : |
         __/ :/.: : : : :|::::/ : : : : : : : : : : : : : : : 、 :.| : : : : : : : |


                                        |    /\
                          ____________A.__// \\
                     _r‐'三三三三三三三三三三三三三三// ┌┐ \\
                  _r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三//―‐┤├‐─\\
         _r‐'三三三三三三三三三三三三三三三三三三//     └┘     \\
       ┌<三三三三三三三三三三三三三三三三三三三//              \\
       └─┬───────────―┬────‐'|/    ┌──┬──┐    \|
           |      ┌──┬──┐    |  ┌─┐  |     |    |    │     |
           |      | // │ // │    |  ├─┤  |     | // | // │     |



2881 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:01:42 ID:2jJf./z20

                   r 、.          /\___/\    明暦の大火では瓦の落下で負傷する者が多かった
                   } }       /_ノ'  'ヽ、   ::\  慶安2年(1649年)の地震でも、瓦の重みで建物が
                   、」 {  _      |(○), 、 (○)   :::| 倒壊したから、その時も一時、禁止した。  
                 ,-く ヽ { / .〉.     | ,,ノ(、_, )ヽ、,  U :::|
               r´ ヽ ヽ、`〈, {      |  / r=‐、 ヾ    ::| 寛文元年(1661年)に板葺にしろと命じたぞ。
               i r、 ヽ 〉イリ     | l| |,r- r-| |l    :::| 茅(かや)葺や藁(わら)葺の屋根は土を塗って
                    }   し√' /.       \ヽ`ニニ´ノノ.:::::::/. 耐火処理をするように。
               |  _,,-イ           `┬‐--‐‐一''´...: : : 、
             ∠ヽ__,,-''7          _/ /\  / : : : : : : : : : : : :/.: : ',
              ヽ: : : : : : : |       //イ,:::::/∨ : : l : : : : : : : :| :/ : : : : :',
               |: : : : : : :ヽ      r''/ : | ./`Y / : : : 」 : : : : : : : :./ : : : :.//ヽ
               |: : : : : : : :|     ノ/.: : | i::::::|/ : :/ : : : : : : : : :/ : : :// : : :|、
               |: : : : : : : :|    /|./: : : :|/:::::/ : : : : : : : : : : : : : | / : : : : : : : :|.ヽ
               |: : : : : : : :|   __/ /.: : : : :|::::/ : : : : : : : : : : : : : : : 、 : : : : : : : : : : : : ヽ
               |: : : : : : : :ヽ/ : : :| : : : : : |:/ : : : : : : : : : : : : : : : : :.\ : : : : : : : : :


        _  , - 、
        /  `′   \
      /    r'ヘ.    ヽ    は、はあ……
     l   ,.イ.j_ニl ト、.__  l
.     l   /ニレ-┘ハl`ー-ニノ
    | r,=i 「て~。TニT。゙う |
     |.|に|.lヽ ニ/u  !ニノ!       ⊆ニヽ,
.   │`ァlノ r',ニ‘=~='ニ、 l      ,、`Z二ヽ、
_,. -‐''1 / :ヽ.‘ー‐''ニニ''ー'/、_     l. )ノ、‘ァ`!
  ,, レ′  :ヽ. ' ' ' ' ' /、,,   ̄`ヽ. l. `ヽ r' l
''"´         ̄ ̄/ ̄   ゙゙     i ヽ ' .ノ



当時の家屋では、屋根の瓦の重みに十分耐えられないのが多かった。

このような理由で、耐火のために瓦葺という方針が固まるのは、
吉宗政権以降となった。


2891 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:02:07 ID:2jJf./z20

防火のための指示・命令も、初期から度々下していた

火の用心のための見回りの指示は基本。
烈風の時は特に火災に警戒し、外出も禁止にした。

       __            __
      / * \        / * \
      ヽニニニノ       ヽニニニノ    火の用~心!
      |(●) (●)      /(●) (●)\
   /ノ| (__人__) |   /^):::⌒(__人__)⌒:: ヽ
  /^/ .|  `⌒´ |   / / |    `⌒´    |
 (  ' ̄ ヽ   _/ヽ (  ' ̄\      _/
   ̄ ̄| = V // | |   ̄ ̄| = ̄ //  | |
     |   // | |     |   //   | |


火事が起こった際には、現場の混乱を防ぐために、火事見物の禁止。
明暦の大火後は、制止を聞き入れないものは切り捨てていいことにまでした。

同様の理由で、大八車による道具持ち出しを禁止。車長持(車輪付きの衣装箱)の
製造や使用も禁止された。


2901 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:02:39 ID:2jJf./z20

個人で風呂を持つのは火事の原因として禁止し、風呂屋に通うことを推奨した。

その風呂屋も防火のために、承応2年(1653年)には、火を使うのは暮六つ(午後6時ごろ)
までとした。


            / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ∧_∧ /∫       ~  ヾ  ∧∧  ___  ∫
       ( *^×^)  ∧∧♪∫ ~ ヾ ヾ ヾ(;゚Д゚)っ  ___
       ( つー、 Л*゚ー゚)  ___  ~~~~ーっ         ∫
      /ヽ/ /, ,ヽ~~~~~~~~         ∫       ___ ∫
     / ∫~~∫      ∫ ∫    ___   ∫  ∩_∩ ∫
   / ∫∧_∧∫  ∫∧_∧∫         (´ー`*)
  / /___(*‐∀‐)___  ___(*´∀`)___        __ι  ヽ__  ∫
/   ̄ー ` ⊃⊂´一 ̄ー ` ⊃⊂´一 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`   ーー' ´ ̄ ̄ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


ゴミも個人で無断で償却することを禁止。


2911 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:03:01 ID:2jJf./z20

慶安元年(1648年)には、花火の河口以外での打ち上げを禁止し、製造も町中では禁止した。

さらに慶安5年(1652年)には隅田川以外での花火の打ち上げを禁止した


           ※※ ※※
         ※ ☆ ☆ .☆ ☆ ※
       ※ ☆ ※ ※※ ※.☆ ※
       ※ ☆ ※ ※ ※ ※ ※.☆ ※
      ※ ☆ ※ ※※☆※※ ※.☆ ※         * * *
     ※ ☆ ※ ※☆  .☆※ ※.☆ ※       *  *    *  *
    ※ ☆ ※ ※☆   .☆※ ※.☆ ※     *  *   +  *  *
     ※ ☆ ※ ※☆  .☆※ ※.☆ ※     * *  +  +  *  *
      ※ ☆ ※ ※※☆※※ ※.☆ ※.     *  *  +  *  *
       ※ ☆ ※ ※ ※ ※ ※.☆ ※.       *  *    *  *
       ※ ☆ ※ ※※ ※.☆ ※             * * *
         ※ ☆ ☆ .☆ ☆ ※
           ※※ ※※

        __  _     __   _     __     __  _
   .  __ |ロロ|/  \ __ |ロロ|/  \ __ |ロロ| __..|ロロ|/  \
   _|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
   .........................................................................................................................................

       ※ ☆ ※ ※※ ※.☆ ※
      ※ ☆ ※ ※※☆※※ ※.☆ ※         * * *
    ※ ☆ ※ ※☆   .☆※ ※.☆ ※     *  *   +  *  *
      ※ ☆ ※ ※※☆※※ ※.☆ ※.     *  *  +   .*  *
       ※ ☆ ※ ※※ ※.☆ ※             * * *
         ※ ☆ ☆ .☆ ☆ ※

   ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒
 ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒ ⌒
                         ヽ(   ::,)ノ ・・・ターマーヤ カーギーヤ!!
                      ∧_∧ ∩∧∧∩
                ∧ ∧(   ::::,)ヽ(  ::,)ノ
                 (  ::,)(  :::::つ | ギ::|
               ..::/ :::|....| ::| ::|:::.. | ::::,|::..
              :::::(___ソ(__(__):::::.U U::::::::.


2921 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:03:27 ID:2jJf./z20

監視のための塔を設けて、警報を出すための半鐘を据え付けた「火の見櫓」が
設けられるようになったのは、慶安3年(1650年)の定火消の火消屋敷の、
5丈(15m)の物が始まりで、その後江戸市中の武家地や町から、地方に普及
していった。

                             |
                       ∧
                       / ゚。
                     rf「「「「|fュ
                      Y´| ̄|`Y
                    。s≦ZZZ≧s。
                    |'´|| | |  |` |
                    |x≦三三≧ |
                    |l|「l「l|||「「||「l|
                     |l||─::|lー‐||‐l|
                      | ||「l「l|「l「l||「l|
                       |l:||─::||─:||-l|
                        ||:||「l「l||「「l||「l|
                       从|-||─::||─ ||-l|
                 ミミミミ「l||「l「l||「l「l||「l|

火の見櫓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E3%81%AE%E8%A6%8B%E6%AB%93


2931 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:03:49 ID:2jJf./z20

また、後に「火付盗賊改方」に統合されてことになる、「火付改」が(天和3年)(1683年)に
設けられた。

町奉行所などが文官である役方なのに対し、火付改は武官である番方であり
武力による強硬な取り締まりを行い、町奉行関係や町人からも疎まれる面もあった。


 ヤメテ!!         ,.----、 死ねィ!
  ノ从W从,   ___〃´ハハハ______        :;      ∵
  | ノ"""'(   (____Wリ゚∀゚)____()========  \((从⌒从*))
  ヽd;`Д´)      | ⊃|ノ              *#((  :: )(⌒ζ*/・ ギャース
   (  つ つ   ~r(_ ̄|                \∑从∵━((:∂ ))/
  .人  Y       し―L )            \(( § ) ⌒;lll;从 *(・)/
  し'(__)                         *∑;)(( ‡ *   ζ  ∵―
                               ((´⊇`从 ¢) )―
                               : *∑(( 从((  ))*ヽ\ヽ・
                            : / / ・(( ;  :  ))(


2941 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:04:10 ID:2jJf./z20

明暦の大火の後の江戸の再建では、延焼を防ぐための建物の配置の変更や
空地の確保などが計画的に行われた。

御三家の上屋敷を江戸城外に移し、その跡地を防火用地にした。

他の大名や旗本屋敷も江戸城から離れた場所に移転させ、過密状態を緩和した。
寺社に対しても同様で、ほとんどは外堀の外側に配置された。

埋立地の築地や本所にも、武家屋敷や町屋の移転や建設が進んだ。

                                 .... . .....::::::::::::::::::::::::::::::::::::/./
                            ...::.'::....::':..:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/,/
\                       ....::.:.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: // //
\\                     `~ー'--..、__,-..、_,   _  _    .//, ,' ., .´ ,/
.、 .\\                             ~`" ゙''´ `''-,//,/'/  /  ,/
 \, \\_,__,__,__,__,__,__,_ro。                        .'i,` -、_/,,;../.:::: /
  、\ ,\\ニ/ニ/ニ/ニ/ミ'i/ヽーk         _ ,,‐,_ _,、_ _  /゙`‐ 、 ~``-:..、_/  /
 .\\\::\\ 'ニ/ニ/、,'/、::ll\l、,,,,,zvvv、__,,.... .:......::::......'::nr-/ロii/,-'',-",-l~`` ‐ 、::_`-、_´
\ '\\r`'',^´:'ニ/ニ/、,'/l'/`'、、::\;;ゞー、ri=令iーュ/互.iョi;;;_,,,三/,-",-'',-"-| || |:| |:| |:`-:、_`-、
  \`r''^´/ :/ニ/ニ/、,'///, -|´'ェ ̄/、>/尺ニ∧::品:::,ノ:::::,/  ~`'‐、_<」,-" :| || |:| |:| |:| |:| ゙ -
,,_r''^´llli||'´.::/ニ/ニ/、,'/-´''llレl|エエ/||ヽロl:::二}_」l但iく;;;,,:<"K",Kミ、i|l|`''‐ 、-'| ||\_|:| |:| |:| |:| |
llllllllllllli||.:::/ニ/ニ/、,'/.lレllレll_,l|,,エ/=||=|`、ミ平平'不、.「}{::|"I''i/,,|_i_,_|l|:l:l:l:l |`:| || ll|.\:::|_|:| |:| |
llllllllllllli||ー^ー'^ーo、/! lレllレllレl|エ/_,-''"|´八:l:::l:::, -<´.|ilヽ|lヽ,|l::::llilll゙|lト、l:l::|ミ:| || ll|7ヽ\ .| |:| |
|i、、il||||||i||:::_||_:::::|| | llレll「~ llレl| ̄lvzN'_|ノ::::l`:::|く,_ ,` |il::::|llll:|:::::::::::_|l、 \l:|ミ:| || ll|7ヽ\\ .| |
llヽ、lllllll||_:::||::::: || | llレll、__,'lレl|_llll'''"ll´ll:::::li|::::::: lX,,::-''卷」lllll|ll::::::::`|l、k`''  | || ll|7ヽ\\\.!
llll`、、llll||:::_||:::::_|| | llレllレllレlレl|_ヽlllll::::::|:::::::i:::::: \l_:::「ヽヽlll|llllllllll|l、llt、k | || ll|7ヽ\\\
lllllllヽ、ll||─、:_:: || | llレllレllレl_/lヽl´ .l:::::::::::::: .ハ ハ :::::l:::::ヽヽll/ミ_rくllt,lltll`ー| || ll|7ヽ\\\
lll llllll`、'' /l_:::_|| | llレllレll/l/llノ`ー',,`:::::::: (д゚,,) . :::´~゙`-''il三il|'' \lltllt_!_| || ll|7ヽ\\\
llllll/`J l__|_,|| | llレll,イ/ ,/::::::::::::::   <_lyl_> :::::::::::_;;;_l三ii|:::.. . \|\\ _l|7ヽ\\\
ll/ ./、_/_/|_,||_| lll/, ' l/''::::::::::     ..l_|__,|.     :::::il三__|、_,-_、 |::::::`-、`- 、.\\\
'" /,:::/_:::、l_|l二lニ|/l//`::::::::       :::'-'^~:::   >-''、っ:::::く_」,/|li::::.. ::~゙-、`- 、、\
/_l'レ'-<_〉:|::::二l|/,/`:::::::::..                     "'_,,ィニ´入_|\li:::..  ..:゙`- 、ヽ
ミg、::ロ´r-、':::|_::::::: |/`:::::::::::''::::::               `ーェ_r:::::::::::>i-|::::..\lilr────
ミoミ/ ̄ ̄/]::::::::::::::...:::::::::::::::::               ̄`_ーz,,_.:::::_ノ:::r─'ー|:::\、 ̄


2951 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:04:41 ID:2jJf./z20

そうして、延焼を防ぐための空き地「火除地」や、同様の効果を狙って道路の幅を広く取った
「広小路」が設けられた。

                         ,.ィ㌻^㍉。                       ,.ィ㌻ ゙'㍉。
                ,.ヘ   ,.ィ癶㍉。ミs。  `㍉。                 rzf彡''´,.ィ癶、,.ィ癶,.ィ㌻㍉ィ癶
  ,,ィ○ミs。       。o彡'^'*ミs。^'<ミs。`'㍉。>sⅣ7               ャ‐‐‐Yr‐''´ ,.。s≦,.ィ㌻ 。o≦><ミs。
ィ㌻///ヾ:、/ミs。ィ㌻'<       ``ミs。`<ミ_/ト、,.イⅣ                |\ 斗レrz彡ィf㌻ ,.ィf沙 ''´     ゙”''ミs。
////////㍉////ミzァ`゙''㍉。,.ィ㌻   `゙' f/|/ト.、/|/                  l」弌>ヘィ彡ィf㌻            `゙''ミs。
//////////ゞ=彡ィ´<≧s。`㍉。     |xヘ、,.イⅣ                    l」」斗r≦>''´    ,.ィ癶   ||二||  ,.ィ癶 ゙'㍉
‐ ┐ ┌ ┐ :|ィ´|////ミs。<≧s。`㍉。__/ヘ、 /|/                      V斗r≦|_ 。o≦><>''´>''^,.ィ㌻;;;;;;ィ㌻㍉
」」」  l」」」 |└癶////////ミs。<〉/ト.. ,イ||' /                         Ⅳ/斗r≦>''“´。s≦><彡ィ㌻;;;;;;ィ㌻㌻^㍉。㍉。
────‐┴く/////////////|/  ≧s。|:::||Ⅳ                           l」||i:|‐弌><><>r彡ィ;;;;;;。s㌻ィ㌻___`''㍉㍉。
/////////// ㍉。////////イs。┘: : /7|| 7                           l」|i:| ̄~「l\_\ィ´。s彡x;;;f彡イ////////////////
///////////////㍉zュ/,イ/////7ァ‐-イ二7                           └'‐‐ 。s≦ 。sく/////,'77fー┬ーーーーーーーー
丁丁丁^^丁丁丁丁^^^ひ////////,イ|Ⅳ                                 |,.ィ升///ヽ//////|l」」:|..「.丁 :|   :「.丁 :|
└┴┘  └┴┘ |,.ィ升////////,イ:||:|/                                  ∨///////\////\ 」└┴┘  └┴┘
777777777777777゙㍉。////////|:||:Ⅳ                                   Ⅵ∨///////心、//,.ィ㌻777777777777777
//////////////////`゙㍉zzo,.イ:||:Ⅳ                                     Ⅵ∨/////////r彡イ//////////////////
ーーーーーーーーーーーー= ^||:Ⅳ                                     Ⅵ∨//////////\|^^^^^^^^^^^^^^^^^^
.                 |:| / lⅣ                                       Ⅵ∨////////,ィ㌻777777777777777777
‐‐‐┬────┬─── | /|Ⅳ                                        Ⅵ∨/////ィ㌻////////////////////
::::::::|:|::::::::::::::::::::::::|:|::::::::::::::::|:|'_Ⅳ                                         Ⅵ∨rz彡イ//////////////////////
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                                            Ⅵ:YYY^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
                                                              Ⅵト|i:|


2961 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:05:20 ID:2jJf./z20

ただしこうした空き地にも、家屋や小屋がいつの間にか並んで、かえって火災の被害を増やし
かねないなど、問題も多かった。

(´ ̄ヽ)`ヽ    (___,,)~   .∧,∧  :::; ∧_∧ヽ
´" ̄ ´"`  .,、         (,‐Д‐)   (∀^メ,,) \    _
                  (つ]]]`)   とl33;;;;`)   ヽ ..|\ヽ
  ;:"               (`つし'   (;;;;;`)(';;;;);;:.´ ::; ヽl  .\\
                   [][]]]             ;|   l´.ヽ
           ::;        [[[][]             |   |  |
                   ∧_∧  ;;:.,         ヽ  .l .l
 ;;:"                (;   ,)     ::;;;;;  ..,"´  \_|_|
                ∧_∧   )       (⌒ ̄ヽ    ヽ
                (;x∀・,)_〔〕)   ∧_∧(A^*リl     .\
                (`つ] 'つ / ヽ   (∀`,, と  l     .,,:, \
       ;;;'゙       :::|  l |  l~.|  [と´ l⌒l)  )~  ;;;;;,´  ...\
                L_)_,,) |_,|   ( ̄(_.)),,'J     ":;    ヾ


2971 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:05:58 ID:2jJf./z20

また、上水がひかれた町には、上水から必要時ごとに水を取るのではなく、生活用水と
防火用水を兼ねて水を蓄えておく「溜井戸」を数個設けさせることもした。

.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : _,,--'"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゛'--.,,,_: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : /..,,:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:...,.\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
         ̄ | ̄|:| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄|| ̄
          | ;|:|                   | ;|;|
          | :|:|                   | ;|;|
          | :|:|                   | :|;|
          | :|:|                   | :|;|
             .| :|:|    ,,―ー――-、、   | :|;|
"'~ ''""'~"'~ ''""'~| :|:|"'~ ''"l、,.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,;ll"''~''~| :|;|"'~ ''""'~"'~ ''""'~'~"'~ ''""'~~"'~ ''""
          | :|:|    |,,,,"l""゙'''"_l_゙,.|    | :|;|
          | :|"'   |'ト二二ニ,|--トl   | :|'"
           "'"'     `''―--―-‐''"     '"''"'"


2981 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:06:33 ID:2jJf./z20

個々の家屋では、まずは壁を土で塗り瓦葺きにするなどした「土蔵」があったが
高コストだった。
また、隙間があると、火が入り込み焼けてしまう。


                ________
               /\__ヽ_ヽ_ヽ_ヽ_\
             /__ノ__\ヽ_ヽ__.,;; - '''__"\
            /_ノ__ノ__ノ \._ヽ│\ ヽ__ヽ \
          /__ノ__ノ__ノ__ノ__\ヽ\. \,; -'' '"|
        /___ノ__ノ__ノ__ノ_ノ_ノ_\__.\.|._______.|
         \ ___ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ\_ _ヽ_ヽ_ヽ_\
.            |\__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ__ノ_ノ\,ヽ ヽ ヽ ヽ\
         |  \ __ノ__ノ___ノ__ノ__ノ___/ ̄ ̄ ̄| ̄
         | |\ \ __ノ__ノ___ノ__ノ_/    ....:::;;;;|
         | | |\ \ __ノ__ノ___ /     .....:::;|
         | \| :| /\__ノ__/      ...,,:;;;;;|
         |   ヽ| \  \/      .,..,,:;;:::;;;;|
         |      \ソ..|     ..::...;;::;;;;;:::;;;|
         |\|\       |   ., .:.:.. ....;:..:::;;;;;|
         |\|  ヽ    ...::|      ..  ...;::.:;;;|
           \| 。|ゝ,.     |       ..,. ..:;:.;;;|
            \..:|ヽ|''::,,   |     .,,,.,,::::;;;;;;;;;;;|
               ゝ|ヽ|ヾ|'ゝ|;.;;;...:.;;;...::;;;; ;;::.,,;;;:. ;;;|
              \|ヽ|.ヽ|;;;;;;..:..;;;:.;;:;..._; - ''"
                \|.ヽ|;:;:;:;;;;;;;..-''"
                 \.|:_:,-''"


有事に貴重品を放り込み密閉して火をしのぐ地下空間「穴倉」という方法もあったが、
江戸は地下水位が高いため、湿気でダメになりやすかった。


また、庶民の長屋などは耐火性は絶望的だったため、常に必要な荷物を持ち出せるように
して、有事の際にはそれを持って早急に逃げ出すしかなかった。
「江戸っ子は宵越しの銭は持たない」というのは、こういう状況にも由来する。


2991 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:07:14 ID:2jJf./z20

こうした対策が取られてはいたが、それでも依然火災の問題は大きかった。


そして小石川馬場火事の翌月に南町奉行に就任し、まずは火災対策のさらなる改革実行を
政権中枢から求められたのが、大岡忠相であった。

                      ノ} _
                ヽー.....、r',; :::.ヽ- 、`ヽ
              ,.  -┴-  、l/__ :::ノ : . \:ハ
.          _ / : : : : : : : : : : : : : : `丶フ: V
         //{ : : : : : : : : : : :l:r 、 : ヽ:へ \ '.
.         _/,.イi!;;;;;V : :/ l: : :l: : :lハ^^ヽ: : .Vハ::.ヽ'.
    ,. - /. : ヽi!;;;;;/. : :l: :l: : :l: :l: lハ   Yト、Vトi\:::.'.\
.    ヾミ/. : : : : Y^ ー ァl: :l: : :l : lヽトlハ  ,.N l:V:!ヽ:` ー \
.     l : : : : : : Yi,;;;;l;;〉: lヽ: :!ヽl::l\ ヽィj「i.l: 〉l ::ト、:::. : : : .丶
.      l:. : : : : : : Yi,/,;}ハ l ,.ヽト'´N  ヽ.以 lイlリ\:::.\::. :: : : : . . . .
.      l::::.. : : : : : |, -ミ{ Ν,.ィf乏丶、  、  l∧  \:::.\::::.... : : : : : : : : ̄
.     l:::/,:... : : : |{ i >、,ヘri乂ソ     ′/.:::::\:.、 `_ー ニ=---z-ァ=ニ二
      V /,:::::::. : |lヘーミハ ゞ'∧.ハ_   t7 /ヽ:::::l:...` ー 、:. :.`ヽ`¨¨´
        V /,::::::::..:|l::::K⌒ヽ 「 「 yiヘ,_" イ::::/:):::!::::::::.. : Yト、: lハ
.       V /,:::::::::..l::::l::l >、 ヽト、ヽ〉l \スノく::::::l::::::::::::. jノ :}/ !
.         V /,: : ::::.∨l/.: :.丶、`ヽ  ! ノ.: ゚.:。:Y^ ー-=ニ∠ ノ_
         |ヽl : : .\:Vl、 .: .: .: __ー<´:. :. :. :. :. :l :. :. :. :. :. :. :. :. :. :.ヽ
         |:::l \ : : .\ヽ :. :. : :. :. :. : ̄\>_、_ :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. :. .
         |:::l::八\: : : ` ミニ=‐-==ニ>'´ ̄`ヽ:`ヽ:. :. :.__ :. :. :. :. :. '.
         |://. : \\::... : : : : : : : : : ̄二¬=-ァ=ニ二 : :-. 、: .ヽ、:. :. : l
        j//. : : : : :ヽ >t‐----------‐ ''" ̄ ̄  丶- 、\:. \、.ノ

               大岡忠相
               南町奉行
             (遠坂凛/Fate)

             _,,,,,,,_
           /   `、
          /
          ,!
      _,,,_  l
     /  ,r`ヾ、_________             越前、期待してますよ
    /  ,r'´  ,/      ̄'''‐-,,_
   ,!  !   !   i       `ヽ、
         !   l,  i,  i,     i,,,,,,,_
     `;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'´ ,;;;;;;;;;;;;;;ヽ   i ヽ ,!
       ,r'           l  ,i   l i,
       !           l  i  ,/ <
       ヽ   r‐-、   〝 l  i / i'''''’
          >、___ ̄    __,,,.l  i''´i ト、!
        i l   ̄__lニニ=,!  ! l  ヾヾ`
        ` ヽ ,f´,r''´ /ト、 l l   ヾ!
           !:l, `ヾ! !l`ヽ `


3001 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:07:48 ID:2jJf./z20

ヽ( ハ i|  ‐-  /       /        :.
  ' }'i|、     ′         ′          ‘
 / /レ \  /        /  |i         :.
イ{ '     ,         ,     |i     i   
/i{/:、     ′       .′   |i  |   il    i|
ノ'  \   {           {   |  |i  |   il    i|
    /⌒{           {   |  |i  |   il    i|   とはいえ、どうしたものか。
    { /⌒f{     i    }f笊芋ミ、  |   il    i|
   { { _ノ{     i    } ` 亠 '′`个s。._il    i|   江戸の家屋を火災により強くするにしても
、  ∧ 、 i{     i    }         i 个s。._i|   すぐに建てなおせるものではないし、
 \{  \_i{     i    }                なによりも、公儀が財政難だ。
   \ 、{i゙{     i    }          >
     \ノ..{     i    }      ___ /
      _} {     i    }    ゚こア |
     {//{     i    }    /   |
     ├=i{     i    }ト、__/|  i |
     ノ  i{     i    }、___圦  :  :.
_   ‐'⌒ヽ i{     i    }、}、   `ヽ   、
         \     i    }__  `ー 、i} 、   :.
            、   i    }`ヽ    \ \   ,

         .中山時春
         北町奉行    
     (コンゴウ/蒼き鋼のアルペジオ)


3011 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:08:11 ID:2jJf./z20

                   -─━‐-
                     /:_: : : --ミ : : : \
                  /: /: : : : : : : :ヽ: : : : ヽ         よし、ならば、故意の放火以外の火を出した者も厳罰にして
               ′: : : : : : : : : : :゚,: : : : .、       より防火の規律を徹底させるのだ。
                   i: :|: : : : : : l:_:_:|:_:_|: : |ヽ : \
                '|: :|: l: :|:/   イ以|: : |6|: 、: :ヽ     具体的には死罪や遠島だ。
                :|: :K「以ト     |: : |.ノ: : ゚,: :゚,
              |:|: :|ハ    '    : : |: : } : } : : }┐
              |:|: :|:小、  ( `   ,ハ: |: /: :/: : /:.:|
              |:|: :|\:父ト. __ /_l|: |/ イ_:/:.:.:.:〉
                 i|: :|\:_:_:_:_/\/ |: | ̄ /: ̄ ̄`: 、      .ト
        . ヘ    _|: :l:_:_:_:_: :イ¨芥¨¨¨|: |≧彡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ     |ハ
. ∧    ィ////∧   /:.:|: :|:.:.:__:/  / / \ |: |:.:.:.:{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧   /)i:i:「\
// \////////∧ /:.:. |: :l〈:.:.く  / /   |:.:|: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 〉 ' く ̄ ̄\}
/ イ////////// ∧ :.:. |: :|ハ:.:.∨ /|  l|:.:|: |\:.:.:.、:.:.:.:.:厂:.:.:.:_У く ̄ ̄ヽ/
/////////////// ∧:.: l: /:.:.: ∨  :.!   l|:.:|: |:.:.:.:.:.:.:|:.:/:.:.:/ /   く二二V

                  .坪内定鑑
                  中町奉行
            (ヒエイ/蒼き鋼のアルペジオ)




   |: : :|      |: : :_:_|______|:_:_: : |      | : : : |
   |: : : 、      ´ : : : : : : : : : : : : : : : : : : `: : 、____,ノ: : : :,
    、: : : ー/: : : : : :γ⌒V⌒ヽ: : : : : : : : : : : :\: : : : :/
    \:./: : : : : : : : {     .ノ: : : : : : : : : : : : : 丶ィ      ダメじゃねえか。
      : : : : : : : : : : : :\ )( /: : : : : : : : : : : : : :∧ : :.
     /: : : : : : : : :, == : :.丶′:., == : : : : : : : : : : じ : : :.     それ昔、老中会議でいったん出たけど、「失火というのは誰でも
     : : ∧: : : : : :{{___}}: :ノヽ : :{{___}}..: : : : : : : : : : : : : : :i     起こす可能性がある。老中も切腹する覚悟があるのか」という
     i: : :じ: : : : : :  ̄ ´マフ `  ̄.: : : : : : : : : : : : : : : │    指摘で、取りやめになった案だぞ。
     |: : : : : : : : : /   |      \.: : : : : :∧ : : : : : : |
     l : : : : : : : : i      |       i: : : : : :じ.: : : : :.:..;
     : : : : : : : : :|      |       |: : : : : : : : : : : : : :′
      、 : : : : : | 、__ノ ゝ __,  | : : : : : : : : : : :.,
      \: : : : :丶            丿 : : : : : : : : :/
          丶 : : : : : ー―――‐ : : : : : : : :.,  '゙
           >―――┬――――‐<
        ,,: :./: : : : : γ⌒ヽ:.: : : : : :..‘, : :ヽ
         /: : :/: : : : : : :乂__,ノ: : : : : : : : ‘,: : : \  __

              特に名前なし
               本所奉行
        (キリシマ/蒼き鋼のアルペジオ)


3021 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:08:34 ID:2jJf./z20

   ____  _ _  __   ___
   Ⅵ:i:i:i:/::::::Yi:i:i:i:i:ァ::::::-:::.、::::::...._,...,ィ--- 、_
    ヽ、_/:::::::::::/i:i:i:i:/:::::::,.:'::,:::Y:::::⌒ヽi:i:i:i:i:i/
      ,{::::::::::;':::--'::/:::/:::/:,ハィ、::::,::::::::ヽ__/:l
.     /!|:::::::: |i:、:::::/:::/:::/:/   }:::|:::i:::::,::Y:: !
    /:i:i|:::::::: !i:i:>::ト-l、::{l:|   /::::}:::}:::::}:|i:、:|
       |:::::::::|-{Ⅵrtォミ、ト{  /-/、/:::::/:}、_i:>   そこは、考えがあるわ
       }:::::::::|{ヽ 弋こソ`  ィrtォ,/:://::::/
      ;'::::::::::ト、_         ヒ(ソ /イ:::::::::/     まだあまり手か付けられてなくて、比較的早くに
     ,::::::::::: |:::込、   、 _'   ,:'ソj!:::::::/      実現可能なことがね
     /:::::::::::/::::::::| \   _,....ィ::::::{::::::::{
    ,':::::::::::/:::::::::{: ̄: `: ´:{、:: |__:::|::::::::|
.   /::::::::::/:::,. . :´: : ー {ヽ:。:_,,: : |::::::::ム、
   {::::::::::/'´:、: : : : : : :==イ\: : : : :ヽ::::::::::::`ヽ、


           _ノ ⌒ヽ__
           > _ -=ミf㍗¨ ̄  :.、_ノ___
           / /7  -=イ¨ /  /    ∨㍗`
          }イ乂/⌒{{  。  ' |i  |i | 乂_
               圦 '  トzァ、__|i |ト、(
                \ {  |  f㌻リ     それは?
                   __  } }ヘ ¨ イi |
                  .′ `i} }==斥z_{ :.
               {   ノ ./{`ー==个:.、、
                _∧//圦     }  ゜,\
             __彡 /、,ィ气≧=‐イ^ー-イ}:.、\
         ,:'´ 。 ゜   乂 >==-、__  }}\ 、\
            {  '´        `f'¨ -‐ `ー ¨ _ ‐ 、 )


3031 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:08:56 ID:2jJf./z20

                         ..-――-...,        __
                        -‐<::::Υ⌒`"ヽ:::>―- v―く=-|
                _∠У:::::::::ミ:::::ィ、::::::::::::::::::\ニ=-〉:::::::\ノ
                  r≦-=ニ/::::::::::::/ハ//ハ::|::::::|::i:::::::>‐〈:::::::::::::::ト
               \ニ=-/::::/::::l:::|``'"´´|::|::::::|::|::::く=-イ:::::::::::::::|=〉   町人たちによる消火組織の整備よ
                <-‐ニi::::/:::l:::l::|     |::|::::::|::|:|:::::〉ニノハ:::::::::::::V
                Χ -|:イ:::::|:::ハ|   斗七Z}厶V`ζー‐|:::|::::::::::|
                 \ニ八-‐十___    〃了r圷ヽ 彡イ!:::|::::::::::|
                |::::::::::ハ rf了坏     Vfツ ′⌒^l::::|::::::::::|
                |:::l::::::::::.  Vツ      ´´    ノー|::::|::::::::::|
                |::l::::::::::ヘ ´´ ノ         r ノ|::::|:::::::::ハ
                |:l:::::::::::::込、 ` __  一     イ`´::::|:::l::::::::::|::i
                |l::::::::::::::|::::::\        / ;|::::::::::|::l:::::::::::|八
                l!::::::::::::::|::::::::::::`ヽ 、   /  ;|::::::::::|:l::::::::::::|::::::\
                  -ノ::::/:::::::::|:::::::::::::_ト- ‐<  ̄ ̄ ̄|:::::::リ::::::::::::|::::::::::::
              //::/::::::::::ノー―〈ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:人/::::::::::::/:::::::::::::
             r― /:::::::::::::::::/:.:.:_.:.:.O:.:/ 〉:.:ー―=ニ彡/:::::::::::::::人:::::::::::::
        __/:.:/:::::::::::::::::/:.:.:.└- =-/ /:.O:.-=ニ.:.:/:::::::::::::::/:.:.:.ヽ::::::::
       /:.:.:.:.:.:/:::: /::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://‐=ニフ:./:::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:ハ::::::


3041 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:09:37 ID:2jJf./z20

翌年、享保3年(1718年)10月、幕府の指導で、江戸の町ごとに30人一組の火消組合を作らせ、
消火装備を整えさせ、火災時にはその町と周辺から合計6組計6組180人が駆けつけて、消火に
あたせた。


i:廴__                                      _ r‐、
少'´ ̄‘¨}               __                    イi:i:i:iゞイ≧=-、
‐f=r‐、/             イi:i:i:i:ゝ\__  _ ‐r‐、           {:i:i:i:i:i:i:i少'´ 丁¨
¨乂ヽ¨  _ -‐<7ァ、_    /i:i:i:i:i:i:i:i:i:少'´ ̄ノ イi:i:i:i:ゝィト__     i:i:i:才"´  ゜ 〉
 `゜‐7}/i:i:i:i:i:i:i:i:i`⌒i:i:\  {i:i:i:i:才''" =。zフ7 ./i:i:i:i:i:i:i:i:少'´ ̄ノ     ∨{`ヽ    r‐{
 _zヨュ}i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/_ ̄ ̄ノ(,ri|       ,〉 {:i:i:i才''"´゚ ゝ、         |从¨ \___フ
  ̄ i}i:i:i:i:i:_,,..- ''´rァ、 rァイV|`ヽ     __{  ∨^ヽ   `ーイ     /、 \≠¬ ̄`ヽ
: : : : :八アイヽi}     〉、   ヾ  \  'こ}  |::トノ廴   r‐}    /‐-、 \  \∧   i}
:ーイ`ヽ∨ー'i       r‐イ  {ト‐-、_` ―   从丶、 ̄ ―'    /    ヽ \  { i{   i
::/ iム  \  、    {__〈 _イ\/////イ、‐‐ 、圦 \込z/- ._  {     i   ヽ:{ i{   ト、
//ii 〉    、 \   `ー{  \ \///i} ム   \丶、 `ヽ}\ \ i     :l    i{。}   i ム
ヽ¬'   i、  ',   ┬少'´   个 、≧イ}  〉、 /\  \/  }  、ム      }    {。}   } ',
  }{    gt\ム冖斗ヘ 、      ⌒} \/ {  ∨  仆、  `ヽム   Vi     i}    {。}、  i__〉
  ¨       i///}  ', ヽ、    i   ヽ。}、 i}r{/}'7 ヽ   ヾ}  ト、_________i}   \。}  i|   ',
          l\_i  }  i     \   \i || |ノイ厂⌒ヘ   }{、  ハ ___}     \  }  i
           i / /  i l      \r‐-宀、¨     i}  ヽム }∧    :i        }丶、   i
             | }。{   } i   少'´ ̄ヾミ.::.:.:.:i} ‐-  _ノ、  {。}イ/ヽ    l      儿__ノ、


この「町火消」には、消火のために独自の判断で家屋を破壊する権限を持たせ、また旗本の
定火消に対しても、町火消が消火をしている際にはそれを優先させるよう指示するなど、
町人側にこれまでより格段に強い権限を持たせた。


3051 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:10:24 ID:2jJf./z20

さらに享保5年8月7日には、組織立った活動が上手くいっていないのを省みて、町火消を、
隅田川から西では20町ごとに一組の47組、「いろは四七組(のちに四八組)」、東の
本所・深川は16組に再編した。

ヽ、_
  `>ー-ー-、_zーt'T
           {
           \                                       /::
                ノーイ`ー──-、___                        /::/
           メ             L_                     /::/ 隅
          丿                `ヽ、              /::/ 田
         /                    `ー──、___   /::::丿川
       /     ┌] [┐   いろは四七組              `ヌー{::::r'´
      /       j   `ヽ、,,__                         |::::|
    /           〈      } ヽ、__                        {::::|
    ノ        j、_〉ヽ   _,,,ゝ┬'゙ `ー、_                  ヽ::ヽ.   十六組
   |        fー、 ノ´   { 凸 ヽ、     `ヽ,               ヽ::::\
  .=          ソ       \   )       }              )::::::)
  〈          =      ) __チ-ォイ ̄ ̄ ̄フー――z       /:::::::/
  \          〉      Yー'゙   ノ     /     ノ\    /:::::::::/
   彳        `ヽ、    /    /      /     /   \__/ヘ:::::::/
    |____       ヽ_j トマ   /     /     /    ノ´   /::::j´
      ヽ{__           ヽ、__j'    ./     /   ノ   _j=j´
.       ヽ}             `}    ./.       /    ヽ、_  {:::::::{
        { し'(   l         {  _/   .,;へ./ー――‐┤} .ノ:::::::ヘ、
        `ヽ, ヽーy'         `ゾ゙.    /   ____}::::`´,-ャ:::::(
           )_ノヾ、/´ヽ、__     ノ   /   /::::::::::::::::::::::::::ノ゙゙ 丿:::::::`}、
                     `ヽ、イー、__/   /:::::::::::::::::::::::::::::{_丿::::::::::::::::`ヽ、
                        人__/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
                         /~~´::::::::::::::::::::::::::     :::::::::::::::::::


その後享保15年正月には、四十七組では細分化しすぎていると、さらに10の大組管理を
設けた(元文年間には8大組に)。この時点で全体の定員は9378人となった。

なお、本所・深川は別に、北・中・南の三つの大組に分けられた。

江戸町火消受持区域一覧(享保7年8月)
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/libr/qa/qa_03.htm


このように町火消を広域で組織だって消火作業ができるように、整備をしていった。


3061 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:10:58 ID:2jJf./z20

一方大岡は、建築物の耐火性を改善する政策も進めていった。


まず享保5年(1720年)2月、町名主たちに対し、このような諮問をした


 ヽ///////ヽ/:::::::::::::::::::::::::_:::,、:::::::::::::::::::::::::ヽ////:|
   \//////::::::::::::::::,:::::::::lミ、イ、::::::、:::',:::::::::ム/\::::|   火災対策に町屋も全面的に瓦葺にするべきだと思うのだけど
     '>、//::/:::::::::::/:::::::: |   マ::::|::::|::::|:::|:::::{///\
    }//イ::l:::::{::::: |::: |!::: |    |::::}::::}|:::|!::!:::::|//ィTム   どうかしら?
.    ,ィ/// |: |:::: !::::::|マ:|Ⅵ:|    |::/ィ7 }:リ-|:::イ_//::::{::::.
   />ー、/ {:::| :: |::-リ-::|-マ{    }イ,ィて㍉、}:/リ,::::::::::ム:::::、
     |:{/∧{マ: |::{ ィ斥㍉      之z ソ/イィ }:::::::::::::ハ:::::\
     }:::::::::::::{从、 弋zソ       ¨´  ム /::::::::::::::::ム::::::: \
    j!::::::::::::::ト、 ム       ,      /-':::::::::::::::::::::::}ヽ::::::::::::.
     ,::::::::::::::::|:::::ゞハ        _    イ!:::j::::::::::::::::::::::;':.:.:.ヽ::::::::::.
    ,::::::::::::::::::!:::::::::::::ヽ、   ´     /:.:{Ⅵ::::::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.,:::::::i
.   j::::::::::::::::::|:::::::::::/´:.ヽ>   _ ..::'/:.://:::::::::::::::::::,.:':.:.:.:.:.:.:.:}:::::::: !
   {:::::_ ::::::::: |::::::: /:.:.:.|\:.:.:.:.─:.´:.:.:.:.,.:'::::::::::::::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:.,':::


           __  , -- 、
           /:::::::`′:::::::::\
          /::::::::::::ノ'''^l::::::::::::::ヽ     たしかに瓦葺きにすれば飛び火は防げるでしょうが
       l:::::::::i::/ニニヘNヽ:::::::l 
         |::::ル'レ'ニ> r',ニニゝ::::|    現在の多くの家屋では瓦の屋根の重みに耐えられません。
        l^「゙(⌒。TニT。⌒)゙丁゙l
         |f|ト .二.イ u ヽ二 ノ|リ|
         ヾl r一L、_,J --、 lレ′
          ハ |⊂ニニニニつ |∧
      _/ |ヽ. , , ,一 , , , /l ヽ._
_,, -‐'''"´/   l `ー──‐'´ |  L_``'''‐- 、.._
_,, -‐''' ´l    ト、.____..ノl   | ``'''‐- 、.._
.     |   ヽ;:::::::::::::::::::: /    |
.       |.  /へ\::::::::::/へ、  |
     |/    |o|::::::::|. |   \_|


3071 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:11:21 ID:2jJf./z20

.          / .:./.:.:,─く/ \ :::: /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\/////////
        .′:.′//,∨////ヽ/:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ゙マ//////
.       i:.:.:.i.:.///八'////′/ :.:./ .:.:.:.:/ヽ/ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:V'<¨´
.       |:.:.:.|:.i///|'/`7ヽ ::i:.:.′i:i|:.:i| .:.′   i :i :.:i:.:.:.:.:.i:.:‘///\
         | :.:.|:.|///レ~r‐'::::| :i: /|:i|:.:i| .′   | :| :.ハ :.i| :|:.:.:|/ ̄「´
        | :. |:.`¨\/_ノ :::::::| :|厶|八从{     |/Ⅳ_.| :i| :| :/ :.:.:.:|
       |:.:.:| .:.:.:.:.::: /⌒ヽ::l斗┬=ミ、        斗┬ァ八ノ/i:.:.:.:.:.|   なら、柱を土で隠すように塗り、さらに壁を
.         | .:.|.:.:.:.:.:.::::|:    リ   込zリ       込zリ ./::::::::| :.:.:. | 
.        | : |.:.:.:.:.:.:::::\                     .′ ::: |:.:.:.:.:|    白の漆喰で塗るのはどうかしら?
          |:.:.:.:.:.:.:.:.::::::| ::`¨゙ヽ            '     /::::::::::::.:.:.:.:. |
         |.:,:.:.:.:.:.:.:.::: | :::::::::: ‘, 、     ‐ ─   /:::::::::::::;′:.:.:.|
        i,′ .:.:.:.::::: | :::::::::::::_}           .イ ::::::::::::: /:.:.:.:.:.:.|
.        ,′.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::{ ゝ ___`_-- ´.: :| :::::::::::::/ .:.:.:.:.:.:.:
       / :.:.:.:.:.:.:.:::: ,′...-‐く: : : : : : : : : : : : : : ノ\::::/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
.      / .:.:.:.:.:.:.:.::: / .: .: .: .: .:\: : : : : : : : : :/ノ : /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}i.:.
     / :.:.:.:.:.:.:.:::: /: : : : : : : : : : `¨¨¨¨¨¨¨´ : : /.:.:.:.:./ .:.:.:.:.:.:.八:.\


        _  , - 、
        /  `′   \
      /    r'ヘ.    ヽ
     l   ,.イ.j_ニl ト、.__  l   それも実行困難です。
.     l   /ニレ-┘ハl`ー-ニノ
    | r,=i 「て~。TニT。゙う |   はっきり言うと、費用が掛かりすぎます。
     |.|に|.lヽ ニ/u  !ニノ!       ⊆ニヽ,
.   │`ァlノ r',ニ‘=~='ニ、 l      ,、`Z二ヽ、
_,. -‐''1 / :ヽ.‘ー‐''ニニ''ー'/、_     l. )ノ、‘ァ`!
  ,, レ′  :ヽ. ' ' ' ' ' /、,,   ̄`ヽ. l. `ヽ r' l
''"´         ̄ ̄/ ̄   ゙゙     i ヽ ' .ノ


3081 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:11:48 ID:2jJf./z20

だが大岡は、家屋の耐火政策を強行した


                          ∧ _ /l ,  , -=んふ /ヽフ
                          人//メ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヾフ:.:.:.:.:.}
      、                  /r=ゝ//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ん///:.:.:.:.:.:.|
        ト、 /                /:.:.`ん/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ん/:.:.:.:.:.:.:.|
     ) ノ ∨l               /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:.:.ノ   ……ここでやらないと、いつまでたっても
      |:リ:.:.:.|: |             ノ:.:.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡:.:.:.:.:.:.:.:.:/    出来ないじゃない
     |:{.:.:.:.∨ヽ           .,;;z=≦ニニ≧=≦´:._:.:.:彡´:.:.:.:.:.:.:.:.:イ
      叉==ニミミ≧ュ.._   __ ,ィ彡/:.:.:.:.:.:≦彡:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:彡´:.:.:.:ノ:.:l
    γ´  ゝ-=≧ュ:.:.:.:..:`:´:.:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.:/:;;..:≦:.:.:.:.:.::.:.__.:.;.:.:.:.:.:ィ-イ:.:.:.ノ
    { ィ彡:.:.:.:.:.-=--ュ、:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:X:.:.:.リ:.:-=ーラテ.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:}
   .イ:.:.:.γ´=-‐:.:.:.:.:.:.:.ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:{:.:.;イ:.:.:.:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:/
  ,r'ニ=‐-ノ乂-==≧-:.:.:.:.:.:.:.ヽミ≧=:|:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:: /≧-
  リ´      ` ̄ ゙`ヾ:.:.:.:.:.:.:ヽ、:.:.ヽ:.:.:..=≦:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:./: : : : : 冫、
             ノ:.ヽ:.:.:.:.:.:.:又:.゙.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.ノ: : : : : :/: : :l
      弋ミ=--≦´:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.≧´:.:.:.:.:.:.:.::/: : :l : : ./: : :.::|
       `廴:.:.::.:.:.:.:.:;:≧-'..ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:≧==≦´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ: : : : l: :./: : ヽ: |


3091 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:12:29 ID:2jJf./z20

まず、享保7年2月には日本橋の北側、12月には神田の内堀通りの西側、
享保8年6月には神田川以南の地域、享保9年7月には日本橋の南側などを対象に
三年以内の土蔵造りか塗屋造りへの改築を命令した


                          _       
          | ̄\/\ _,,.  --| :::: \/\/ ̄`7
             、 ::::::::>'"///////,|::::::::::///∧:::::::::/
.             >///////////,>-///// |─く/
            /::::///////////く :::,:゙l'/////|\ ∧_ノ   /{/
.           \///人/////// ∧{/|'/////|/|/│   /¬/    いい、これは命令よ!!
             ///(_,) ///////// |'/////|//|//     ___
          //////////////////,|'/////|//|/      `7└―  蠣殻の間に合わせでもいいから耐火改築するのよ!
          /////////////////// |V////|/         ̄ ̄
        / /////////////////// i| ∨//∧      \ 、
      //////////////////////l^ー∨//∧      <く
      //////////////////////|.   ∨//∧。 ゜。 ゜   \
      //////////////////////|  /∨//∧ ゜。  ゜
.        //////////////////////¨´   ∨//∧
.        /////////////////////しイ7   ∨// |
.        ////////////////////二//イ    |'///|
.        ///////////////////二//.イ     |'///|


それに対し町人側は、享保8年4月に、塗屋造りにするには柱を太くするなどの
建て替えが必要で無理なので、蠣(かき)殻屋根で許可してほしいと申し出て、
大岡はそれを許可した

蛎殻葺き
http://www.sdk-k.com/?page_id=814


3101 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:13:16 ID:2jJf./z20

一方で、享保8年12月に旗本屋敷が多数類焼した際には、再建に瓦葺きを義務付ける
かわりに石高に応じて資金を貸し付けるなど、資金の貸し付け政策も行った。


.:         ... :.    .::::   :: ::.... .:::  :..... ...      :::..    ... ..   ..::::       .  ... :. .   :::::: ::....
..: .:::..       .. . :. .::.. . (_@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@(◎).::::. ... :. .  :::::: ::.... .:
...  . ...        ... . ::..:.. ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ, ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ ノ ̄ノ ̄ノ  ̄ノ  \ゝ_....::::.        ... :
  .. :.      :.. ...::: ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄:::.. ... . . ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ 二  \ゝ_..::::. ... :. .  :::::: ::...
:::::     .... .::::....  .ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ   ───  \ゝ..        ... :. .
        ..:::.   @==@==@==.┌┬┐==@==@==@==@==@==@| | ̄|==@=='           `i〉  .   :
 ...:::::... ...: :..  .. .::::..... ...  I _i  I|::││ __ . ||  __   |l  | |  |    |      .. ....::::. ... :. .  :::::: ::.... .:
  .   ..  .   .  . |   I__i_I|::││ [ I I I I] || [ I I I I ] . |l  | |  .... ...:.: ... .. .  :.. ... .   ...:i::::... ...: :..  .. .::::...
             |        |::││  ̄ ̄ . ||    ̄ ̄  |l  | |  |    |            |
.:: :..    ... ....::::. ... :. ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ. |_|_| ̄ノ ̄ノ            . . .  .  .
          ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ ̄ノ |         ... .  ..|.:::::... ...: :..  .. .::::...
...       .. .. .@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@===@=' .|            |
           |i l|二二二二|i l|\__________\ |i l|     :|   _____   :| .. .. . .    ....
  ::    ::.... .::::....  .... ̄ ゙̄l:|i l|l i | |l_ll_ll_ll||||  ゛ | l || |i l|     :|   || ̄|| ̄|| ̄||  :|
 . .     . .   |i l||      l:|i l|l i | |l_ll_ll_ll|||  |   i|l || |i l|     :|   ||_||_||_||  :|. .    .   .  .
           |i l||      l:|i l|l i | |l_ll_ll_ll||| |  |i  l || |i l|     :|   | |   ̄ ̄| |  :|
           |i l||      l:|i l|l i | |l_ll_ll_ll|||i | | ii  l|| |i l|   ___ ::|   | |      | |  :|
           |i l|l、__,、_,,,,l;|i l|l i | |l_ll_ll_ll|||| |   | ゛|| |i l|./\  \  | |      | |  :|
           |i l|二二二二|i l|l i | ||  ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ || |/|二二\___\ :|      | |  :|
           |i l| | i l;l i| ; ; |i l|l i | ||_____||_____|| | ̄l l⌒l ||  |l__|_|___,,|_l____|
           l;;;;|────l;;;;|;;[二二二二二二二二二二二]|i_l|l⌒l⌒l||─||| |;;;;| |;;;;| |;;;;| |
                                         ̄ ̄   "'''"''"" ~''"'" ''""
           ,wiiw.,                     ''"''"
     ''""'            ,wiiw.,         ,,.,,                     ,wiiw.,
        ,wiiw.,                            ,wiiw.,



享保12年2月には、麹町・桜田地域に瓦葺き土蔵を命じ、その代わりに公役銀5年を
免除することもした。


3111 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:13:52 ID:2jJf./z20

だが享保14年には、麹町に未だ茅葺、藁葺、杉皮葺の家屋があり、蠣殻屋根も接着剤に
あたる下地を塗っていない事などを問題にし、町名主を自宅押込め処分にするという処置
まで執った。

  ,, ,,, ,,,,   |          ,  _____
    ,,, ,,, ,,, |  _____ .| |ニ@二ノ.|
          | ,┃∥∥∥∥┃| l ´_ゝ`) .|
 ,,,, ,,,,   ,  | ,┃∥∥∥∥┃| と    ノ | ギィ
,,,,  ,,,, ,    |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄, | | ) ) ゙|
          | ,,    ,,     | |_)_)  |
 ,   ,,,,  ,, |_____,,,___,.|/     ,|
        /,,  ,,, ,                 \
      / , ,,, , ,,,                  \
    / ,,           ,       ∧ ∧   ,, \
  /    ,,  ,,,       ,,  ,, (Д:::::)       \
/                   と::::::::::)


                      ,. -‐……‐- 、
                /⌒ヽ /::::::-:::、:::'⌒ヽ:::::\r==ァ'7
               ∠:イ/7Y`::::::::::ミY:::::::::::::::\::::V//ハ    命令を聞かないなら、他の奴らもブチ込むわよ!
               i:`:Yマニ7:::::::/::rnm:::ヽ::::::::::',:::i< ::::|
                    V斧77':i:::::/::::| > <}::ハ::::i:::ト::!:::|//〉:::
                }::マ7::∧/レ_::| '^ |::| |::/|l:rヘ:Y::::::::|
                 ヽ:::∧:{ 灯丙ミメ、 |:,ィf乏刈 /:|l:::::::::|
                  }:::八 ヽ  ̄´  、 ` ̄  l/:: |l:::::::::|
               _ ノ::/:::::ゝ ハ ,〃rvv'Wヽ〃从::::リ::::::::|l    /⌒ヽ
           /::::::::::/::::::::/:::::::ヽ V     j イ::i:::::/::::l::: 八 _/::/ ̄}:::)
          _   {{ / ̄::::::::/:::::::/::::::::}>-< |:::|:::::::::::|:::::::::::::::::::/  /∠ _
     ,. -/ /ヽ_ ゝ::::::::::::/`77zzz _rァ「///////,ト、!:::::::::\`ー‐ ´    ̄ ̄))
     | /     `ヽ::::::://{/////// =ミ//j |//////>ー--、≧ー---- 、
     Y       /::::///ハ///// ⊂ニニ ニニ⊃////////ヽ:::::::-=ミ:::::\
.      ト、 __ /::::://////V/////////j |/////ヽ//////∧:::::::::::::ハ:::::}
     jo//////{ ゝ:::j/////// /////////N j//////ハ_/////∧⌒ヽ:::::::::/



以後、改築命令を出した地域には査察を巡回させ、命令に従わない場合は強制的に
取り壊すと通達。
改築の負担への不満は大きかったが、大岡らは強硬に不燃化を推し進めた。

当時の落書
    ∧∧  / 『表屋は 土蔵こぞ(どうぞこうぞ) 普請しましょうが
   (,,゚Д゚)<              裏屋のものは 蔵し(暮し)かねます』
   ⊂  ⊃ \
  ~|  |
    し`J


3121 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:14:18 ID:2jJf./z20
             
一方で、享保17年の火事の後に、土蔵作りにしていて類焼を免れていた名主たちを
表彰して、彼らの土地を実質的に免税になる拝借地にするとことで、政策のアピール
もおこなった。
なおこの表彰をおこなったときの北町奉行所の奉行がこの人。


  {::::.\::::::::::_;. -‐'    / -‐::::::::  ∧::::/ ∧::.\::::::ハ
  \:::::::ヽ::::ア     //.::::  ‐-ミ   V  jう トミ:::Y:::::{/
    }::::::::∨ -‐ ¬く::::::イ   ==rく    ア }::::::.`ヽ:/.:.:.:
   人:::::::/ _ ,......::::く` ゙Y人〃   ノ     レ /::::\::::/.:.:.:.:   いやいや、関心ですね
  (:::::::ミ=\ ,ィ  __ヽ ∨ ト-‐      }  r《∧::} ∨.:.:.:.:.:
    ー-ミ三iヽ 〃⌒}∧ ∨ ヽ.       /  | ヽ}/∨.:.:.:.:.:.:   
        ∧ ゙ト-‐ヘ:::::.、>‐-》        | ノ ,′.:.:.:.:.:
         /.:.:.\、   V , _ア      _,  ,′  '.:.:.:.:.:.:.:.:
.        /.:.:.:.:.:.:.`丶、 `  _  -‐   ̄   /   |:.:.:.:.:.:.:.:
      |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ / ,......::::7   /    .|:.:.:.:.:.:.:.:.:
       |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\        /     |_  -‐…
        |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\      /        |:::::::::::::::::

                稲生正武
                北町奉行
          江島事件や天一坊事件も担当
           (Zeroキャスター/Fate/Zero)


        ,. -───‐- 、
       //⌒`'ー-‐ '⌒\ヽ
.     ,'/ __` ー-‐'´__ ヽ.i
.     !| '´"二` v  ´二~`` ||
    r‐l.! (  ̄。   。 ̄ )  |r‐、    は…はあ……
     |.F|| j `ニ | u  | ニ´u :||^i.|
.     !.l_l| ,. -‐' |_,、 ,._| ー- 、|!ニリ
.    `ー|. ,===.二.===、|ー'
      l ヒ+++++++:j l
      _,.へ`ー-‐''ニニ`ー-‐'/ト、_
-r:::T;;;「:/;;|::::l;;ト~.、 ̄ , イ:l::|;;;|::|:::「;T:::r-
;;;|::::|;;;|:/|;;;|::::l;|\   ̄ /;;|::|;;;|:::|::|;;;|::::|;


3131 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:14:58 ID:2jJf./z20
             
一方幕府の建築物も改築を進め、享保18年にはようやく、南北町奉行所、評定所、
伝奉屋敷、小普請定小屋、作事小屋などが瓦葺きになった。



                    (二二二ニ/二二ニ/二|二二ヽ二ヽ二ニニ)
                    //_/__//_/__//_/| |ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
                   //_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
                   //_/__//_/__//_/__| |_ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽ
   二二二ニ/二二ニ/二二二//_/__//_/__//_/_| |__ヽ_ヽヽ__ヽヽ_ヽヽヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ二二ヽ
   //_/__//_/__//_/__///_/_//_/__//_/_ | |___ヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
  //_/__//_/__//_/__//○====○====○======.○=====○===○===○===○ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
  //_/__//_/__//_/__//_|   |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬|__|_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ_ヽヽ
 ○====○====○====○===.|   |││││││││││││││││||  ||===○===○===○===○===○
                  |   |││││││││││││││││||  ||
                  |   |┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴||  ||
                  |   |┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬||__||
  ___________|   |││││││││││││││││|    |____________
  \/\/\/\/\/\|   |││││││││││││││││|    |\/\/\/\/\/\/
  /\/\/\/\/\/|   |││││││││││││││││|    |/\/\/\/\/\/\
  """ ̄ ̄ ̄'''''''''''''''""""" ̄""" ̄ ̄''''''''''""""""""""""""""""""""""""" ̄ ̄'''''''''"""" ̄ ̄ ̄ ̄"""""""""


3141 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:16:06 ID:2jJf./z20
             
また、火除地もさらに増やした

享保二年に焼けた護持院の再建を許さず、護国寺との合併で済ませたのは、
支出抑制という理由もあったが、跡地を火除地にするためでもあった。

その後も、火災の跡地のみならず、場合によっては立ち退きをさせてまで
火除地を増やしていった。


こうした火除地は享保5年には、空いた状態を確保するように命じられたが、
その後、吉宗の庶民のためのレクリエーション政策の一環で、移動撤去容易な
小屋を設けた小公園として利用するのは許すようになった



" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ,    .. .:.:.:.: .: .... .:.:.:...... .... .. .:.:.:.:. .. ... ....:.:.:.: .: .... .:.:.:.. .. :... .. ... .:.:.:.. .. :... .. ..
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ . .:.:.:.... .:.:.:.....   .. .. :. .:.:.:.: ..  .:.:.:.:.:.:.:.... .. . . ..:.:.:..: .:.:.:... .. .:.:.:.. .. :... .. ..
" ; ;ヾ ; " " ヾ ; " ; " ; ; ヾ, . .. .... ..    ......:.:.:.:γ⌒ヽ ...:.:.:.:.:.... .. .. .... .:.:.:.:.:...... .. ... . .. ... ..:.:.:.:....... .. ... . .
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ   .. .... ...:.:... .. .⊂ニニニ⊃. .:...:... .. .  .. .. . .. .... ..  ..  .. .. . .. .... ..  ..
" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" .. .      ....  ..`ー-‐′ .  . ..... .
ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;ヾ; ;メヾ "              /   ヽ
゛ ヾ;i;;ii ;iiメソ ヾ; ;ゞ "    彡          /  O  ヽ         ノノノ卍
 ""|l!|| ll|ソ  ""    δ              大           (゚∈゚#)    ̄
   li(~):|l|   ,,,,,, ,   ,,,,,, ,   ,,,,,, ,   ,,,,,, ,   ,,,,,, ,   ,,,,,, ,    ,,,,,, ,   ,,,,,丿\ノ⌒\  ̄
   |:l||l |l| ,,iiiii;;;::..゙ ,,iiiii;;;::. ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙ ,,ii∧ ∧゙,,iiiii∧ ∧ ゙ ,,iiiii;;;::. ゙,,iiiii;;;::. ゙∧_∧,,iiiii;;∧_∧
   |;l!l| |;;) iiiiii;;;;:::::::iiiii;;/゚U゚iiiii;;;;;:::::::iii___( *^ヮ)_ (゚Д゚,,)_;;;;;:::::::iiiii;;;;;:::::_( ´_ゝ`)_(´<_`* )__
   |ill|| lll⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒|三三三 |っ^l^O三と  |三|⌒Y⌒Y⌒Y| ( つ/ FMV/  と)三|
 二llil|l l!|二二二二二二二二二二.`┳━ ~ヽ ^) )━と~ ノ┳二二二二二`┳ヽ ) ) / / (´━┳
、.,.ノiiノ:l|| !ヽ、.,.,             ,.、.,┴    `JJ.,,,.、.,,`J .┴.、.,.,      - (_)_)_(__)  ┴
 "" ^~"" ^~ " "
      ∩_∩                ∧_∧
     ( ´ー`)             ζ(´~` )
     (つ/と)             |__と ιと )               __「|_
   。,,  |/  |                  Y  人              γ⌒ヽ焼芋ヽ
  δο 彡ミ ))_)                (__)`J    @@@@      || l四l} ||三三|__
   "°゙;σ                          @#゚д゚)     |TTTT||TTTTTT!
                                  (  つ |_と(・∀・ )==┴(@)‐(@)┘
                                   ∪∪
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ


3151 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:18:57 ID:2jJf./z20

火の見櫓も、規格・制度化されて、各町に設けられていった


                                             |//|川川川/圭圭圭圭
                                             |//|川川∨圭圭圭圭
                        .ィ癶___                .|//|川川/圭圭圭圭圭
                   弋ニ二三三三三ム              .|//|川∨圭圭圭圭圭
                     \|-_-_-_-_.|弌ム               |//|川/圭圭圭圭圭圭
                       |_-_-_-_-.|-_|--`              .|//|lll/圭圭圭圭圭圭
                     ノ-_-_-_-_.|-_|                  |//Ⅳ圭圭圭圭lllア|
ll≧s。               弋二三三三三三ム               |//,|莖莖莖莖アi:i:i:|
≧<川≧s。zzzzzzzzzzzzzzzzx  \i-l-l-l-l-l_l:l弌ム.               '//,|三三三アi:i:i:i:i:i|
三三≧<川ミs。'///////,>'´ヾ:、 .i-l-l-l-l-l-l:l-.i ̄                '//,|三三アi:i:i:i:i:i:i:i:i|
 ̄||-=ニ二三三≧ ̄ ̄|'゙    ヾ:、i-l-l-l-l-l-l-L i                '//|幵幵l|i:i:i:i:i:i:i:i/l|
  ||   |i|i||_____.|  ミs。  ヾ77777777ア゙マ{                 Ⅵ|幵幵l|i:i:i:i:i:i:i:/ l|
─||_ |i|i||         .|  |i:f-=≧s。〉二二二|   マ,               Ⅵ幵幵l|i:i:i:i:i:i/ .l|
  ||  ̄|i|i||s。     .|  |i:| |l  |丁     | __ マ,                |l|幵幵l|i:i:i:i:/.|  l|
_||   |i|i|トミ*s。   |  |i:| |l  |│     | トミx                 .|l|幵幵l|i:i:i/ |  l|
三三二ニ=-- __`゙''''*ミトs。二_┘|      r、| |_l| |ミs。            | ̄|ニニニl/|  |  l|
-=ニ二三三三三二ニ=---ミs。=ニ二三≧s。 マ77ァァx⌒''㍉z。        ,ィ|  |i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i「iTf -=ニ二三アi:i:i:i:i|「ITfー=彡V////ムi:i:i「 T¨l㍉zzs。   ,イlllll|  |i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
]]]]]]]i:i:|]]]]]|:|]]]]|:|]]]]]]i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:|i|ll|三三」トミ≧lト、|]_ト| |-|≧ 「|/|  |i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:|l|ll| .|| ||i:i:i:i:|ΤTft:l:| |_jI斗 l」lllll|  |i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:|l|ll| .|| ||i:i:i:i:|_j,,jI斗t≦    \lll|  |i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:i:|l|ll|zz|∟!!-‐.┘           Ⅵ .|i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|i:i:i:i:i:i:|…  ̄|‐┘                  | .|i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:jI斗-=  ̄ |-‐ 二|-   ̄                       | .|i:i:i:i:i:i|i|i|i|  |  l|
jI斗-‐…  ̄    _ -  ̄                             ̄マニムl|i|i|i|\|  l|
        。s≦                                      マニム|i|i|ilヽ |\l|
  。o≦                                             マニ|i|i|i|i:i:\ |


こうして江戸は時代劇でもおなじみの、表通りには瓦葺きの町屋が立ち並び、
各町には火の見櫓があり、火事になると半鐘が鳴り響き町火消が出動するという
おなじみの風景が完成していった。

ただ、裏通りの長屋などの低所得層の住居は相変わらず、耐火性は無きに等し
かった。


3161 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:19:40 ID:2jJf./z20

また、町火消運営や費用負担は町人側であり、その他のこともあり、町名主の町入用費用負担が
年々増えていたという問題もあった。
その費用負担は、借店舗・借家暮らしの中・下層町人への家賃負担に跳ね返る。表通りの改築で
裏通りの住人が不満をいう川柳が読まれた理由がここにあった。

なお、消防関係業務を「請負事業」として行う提案も町人側からいくつも提案されていたが、大岡らは
江戸の防災がそうした方向性に進むのを抑えていた。

事務の量や種類も増えていき、町名主の目が行き届かず、町代や手代に任せっきりになり、
不正の温床になっていた側面もあった。


            、、、,. ,._
         ィ`'′     ヽ
        〃/ノノ八レレ、.  |
         ル三''′`三ヽ.  |     町名主としての義務で、出費も業務もどんどん増えていく!
          [ ≧|ニ|≦_]~|^)ト、
.         | ,-L__」 -、u |ト:| |''‐- ... 
      _.. -┬|l王l王l王l`/ .|  | |
.     ∧  |├‐┬─‐''′/  ||
     /  l  |.l-―|、___/-―┤
   | ̄ ̄|.|   | |   ヽ. /    | |
  /.|   | l.  | |   Y。    | |


    ∧∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   (,,゚Д゚)< オレたちの家賃も増えていくぞゴルァ!
   ⊂  ⊃ 
  ~|  |   というか、町名主の業務に無駄や不正が多いから増えてるんじゃないか?
    し`J


3171 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:20:08 ID:2jJf./z20

小石川養生所として実現することとなる、有名な目安箱への享保7年の小川笙船による、無料の
医療施設設立の訴えも、実はその運営費確保のための提案として、町名主制度の現状を批判し、
廃止してその役料を運営費に充てるという提案もしていた。

            ___
          /     .\     むしろ町名主が都市行政の妨げになってるから
         |wwwvwww|
         (|:::;;;;;;:::::;;;;;;:.|)    せっかくだから、俺はこの赤い扉を選ぶぜ!
          |;;: ;;L;;;;: |
           l\;;:= /l
..       _/|;::: ̄ ̄ |\_
...    / ̄|;;;:::;;:;:\   /;;:;:;:;::;:| ̄\
    /:;;:;:;:|;;,,.:.::;;:,:;;;\/:..ecole.|;;:;:;:;;|
   /;;;;;;;;;;;|::;:;:;;::;;:;;;:;:;|:;:;:;;:;:;:;:;:::;|:;.;;:;:;::|
  <:;:;:;::;::;;;;|;;;:;:;:;:;:○:;:;:;;::;:;○:;:;:;;::|;;;;;;;;:;;;::>
  |;;::;;;;;;;;∥;;;;;;;;;:::○:::.:.:;;:;:○:;:;:;::;∥;;;;;:;::::::|
  |;;;;;;;;;;;]..[]二二二[]二二二[]二]|;;;;;;;;;;|

            小川笙船
        (コンバット越前/デスクリムゾン)

吉宗政権は町名主制度の改革も行うことになる。


3181 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:20:49 ID:2jJf./z20
今日の投下はここまで。次回は実際の消火活動などについての予定です


319どこかの名無しさん2016/02/11(木) 23:24:00 ID:/dp9qeLA0
乙です
商家の防火というと、うだつをあげることがあったと思いますが、江戸では普及していたのでしょうか
そもそも、うだつの防火効果はどの程度あったのでしょうか。


3201 ◆jSbj2zyy3Q2016/02/11(木) 23:26:56 ID:2jJf./z20
>>319
調べた資料に「うだつ」についての言及はなかったですね。
今検索してウィキペディア見た分には「江戸時代中期頃になると装飾的な意味に重きが
置かれるようになる」とありました。


322どこかの名無しさん2016/02/11(木) 23:36:58 ID:/dp9qeLA0
>>320
どうもありがとうございます。
長文になってしまい、申し訳ありませんが、今さっき「うだつ 効果」で検索すると、建築士の方が洛中洛外図のうだつを分析したページがありました。その人によると、

・京都では土塀の無い町屋にはうだつがかなり普及していたこと、
・うだつの役割は炎をうだつに沿って上に逃がすことであり、
・それゆえにうだつが高いほど防火機能が高かったこと、
・屋根よりもうだつを瓦葺にする家が多かったこと、

などが書かれていました。


323どこかの名無しさん2016/02/12(金) 00:30:51 ID:ui7iyZmI0
乙でした

現代風に箇条書きすると
・江戸市内の家屋は屋根などに難燃材を使いなさい(ただし葺き替え費用は住民負担です)
・商工業地区には地区単位で消防団を編成しなさい(ただし団の運営費用は住民負担です)
という事ですね


324どこかの名無しさん2016/02/12(金) 00:32:15 ID:mRQDgI8k0

「失火っていうのは誰でもやらかす可能性があるんだから、厳罰化はまずいだろ」という味方もちゃんと出ていたのが面白いな


325どこかの名無しさん2016/02/12(金) 03:27:54 ID:8H1UyNhM0
乙でした。
丸焼けになったら何もかも失うとはいえ、手弁当率が高いと不満も増えるよねえ。


326どこかの名無しさん2016/02/12(金) 07:54:08 ID:FgtZeN4Y0
いや、江戸時代の町人にはほとんど税金かかってなかったんだから、この程度当たり前って気がするぞ。
農民や鉱山からの収入だけで幕府は基本的にやりくりしてたんだから。


328どこかの名無しさん2016/02/12(金) 09:37:23 ID:Ljz1OhKI0


今みたいな金の動きを明確にしないといけない社会じゃないから、
私有財産権以前に、こういう費用の民間分投げを受け止める余力があったんだろうなぁ

逆に言えば余力がないのに負担させる事態も起こり得たんだろうけど



関連記事

category 歴史 > やる夫たちと学ぶ江戸時代
comment

0

edit
edit

Comments



  


最新記事&カテゴリ&ブログ内検索
 







最近のコメント(コンパクト)
 
データ取得中...
カテゴリ
 
1期 (16)
2期 (18)
Twitterはじめました
 

他のまとめで読んで面白かったり,まとめ損ねて悔しかったりするもの、 注目しているスレなどを主につぶやきます。
ウチは基本、未まとめの物しか着手しないので、 イイと思ったものをこういう形で応援できれば幸いかと。
プロフィール
 

yaruok

Author:yaruok
※推奨ブラウザ:○ Fx Chrom Opera
          △ IE

※スマートフォンに対応いたしました


琴線に触れたやる夫スレを
まとめさせていただいております

現行は半端な所で切れている物は
繋がるまで寝かせる場合があります




恵体豪打の淡々マイライフ

三国志どうでしょう

やる夫達は安価で作られた世界で生きているようです

100 LIVES ~100人死ぬ前に謎を解け~【死にまくり】

【R-18(G)】ドラゴンクエスト ボディビルダーズ

お風呂に入るの先を越された記念

射命丸文は童話を救うようです

【あんこ】野球発展途上国

やる夫で学ぶ日本霊異記

【あんこ】野球名指導者

完結いたしました。
お疲れ様でした。



新規まとめ


【安価】第一印象から決めてました!【第一印象ゲーム】

100 LIVES ~100人死ぬ前に謎を解け~【死にまくり】

射命丸文は童話を救うようです

お風呂に入るの先を越された記念

やる夫で学ぶ日本霊異記

【R-18】忍の三本柱

アリスは電脳世界で生きるようです

【あんこ】野球発展途上国

ルドン高原送りに処す

【あんこ】野球名指導者

【あんこ】格闘ゲーのけもの

はじめました。



※やる夫観察日記様からのサルベージ


やる夫はオトモを雇うようです

やる夫の停電物語

やる夫のいる教室は大騒ぎの様です



※更新予定時刻


12:00
【安価】第一印象から決めてました!【第一印象ゲーム】

15:00
イッチの何か

18:00
KUMOさんの何か
他不定期の更新

21:00
射命丸文は童話を救うようです

00:00
王様ゲーム

※投下状況により変更になる場合があります

リンク
 
メールフォーム
 

名前:
メール:
件名:
本文:



ブログパーツ アクセスランキング
PV: UU: