このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか?

まとめ”だけ”を読んで安価本スレに参戦なさる行為は大変危険ですので、必ず本スレと注意事項をよく読んでからお楽しみ下さい。


デジタルAAゲームブック世界樹の迷宮Ⅱ 5 OP-⑤


1443◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:02:09.35 ID:CS5SfDgE


                    _,,
                  ,ィ´
                  ll',,、.
              ,,-‐''"lr´ ミ``‐、
           _,,-'"r'´r´,.l从 i`i、 ヽ丶. ヽ
          ‐''フ´,/´/./ l lli、`‐、l_`iヽヽ
          'イ'ィ/ /!/-、 l l.lト、ト、.l l. ト、ヽ
、           !'!,l/l.l'r=、 l| ヽ‐!-、! .|. | N
|丶、         __,'lr''!´(''´,!' ` .ィテミ、 ト.,l ノl!
丶、i'丶、     ,lヽ、_ゞ!.  iO__O!::丿'/l/i/ '
   ヽ、「ヽ'´つく.! ヽ 、7丶l  フ  ,ノニノ、
    ンi´//'i、,,_ ` .∨ 丶--ィi'´!ヽ!>ソ
    i´.i l  ´ ./ l丶、ヽメヽ ''r‐''''"´ ̄  'l.
 .ィ´l! .Y`   .ノケ、「丶/`lli'´!i‐''''''‐‐-‐ヲヽ
 .l  ヽ、``‐''" ,イ  `.l、「丶l、. !l   l /、_ ヾ、
 .|   ``ーァ'/    ll `lイ、「ヾ、    l'   `` ‐-、-
  `ー‐--‐''"./     ll./イ||l.丶、「丶、 |    `丶ヽニ ,,
       ,/      /ケ.、!.  !、! 、|丶、      `<
        ̄テ‐‐--彳 |ll_____.尤、丶、      \
        |   ,r‐‐lヾ 、-l‐‐、丶l  !'l`l、l、丶、.       \.
        l'´  `ー‐l''"i'´''l‐‐'`ヽ丶.´lノ-'´丶、l丶、  ,,.-'"´ヽ
        i´     .|. |i  l--、  `丶'´    丶、「.<    ヽ
       /   (二.|≡ヾ≡l,,,‐'   `丶、    ヽ、丶、i丶、/ \
        /      | ├l  l        丶、   \_>、人 、 ヽ、
      /       .|  イ l,  l           丶、        `丶.lヽヽ',
     ./       l  !l l〉  l            ヽ      `丶、、‐'ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ネギのクラスはどのような構成であろうか…?
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃(1) ルーンマスター/モンク     (主に術攻撃 回復兼業)
┃(2) ルーンマスター/ファーマー .(主に術攻撃 素材採集・探索兼業)
┃(3) モンク/ルーンマスター     (主に回復 白兵戦や術攻撃も多少可能)

┃ ↓このレスから5分以内、1D100結果が大きい順で先着3票入ったもので決定
┃  (ダイスを振るには !1d100 と入力してください)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



1444隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:02:29.88 ID:DKHqMShq
【1D100:75】



1445隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:02:40.10 ID:f8iohu94
【1D100:45】
(3) モンク/ルーンマスター



1446隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:02:44.64 ID:stGxUzkF
【1D100:95】



1447隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:02:56.35 ID:ZXl2t3pj
1
【1D100:12】


1448隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:02.83 ID:W6/6U6Bk
【1D100:38】


1449隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:04.17 ID:4YLgRutE
【1D100:22】
(3)


1450隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:13.31 ID:rP1rfKvk
【1D100:65】



1451隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:13.97 ID:JHAA5vHa
【1D100:54】
(1)


1452隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:18.11 ID:ogm0JlvI
【1D100:1】
1


1453隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:25.57 ID:ZtFzxOE0
【1D100:83】
(1) ルーンマスター/モンク
火力こそパワー!


1454隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:30.81 ID:M71zcBw4
1
【1D100:20】


1455隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:03:35.16 ID:gsj5kCCd
【1D100:42】



1456隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:04:01.19 ID:zAb5dhWR
【1D100:81】



1457隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:04:11.63 ID:iDJx7HcT
【1D100:38】
1



1458隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:04:12.05 ID:kx5O7NH6
【1D100:19】
2


1459隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:04:46.55 ID:Aa64gY1+
3
【1D100:43】


1460隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:04:47.06 ID:B0njlteY
【1D100:40】



1461隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:05:00.40 ID:ATTaiPGu

【1D100:48】


1462隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:05:01.45 ID:CJkGHnaF

【1D100:95】


1463隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:05:12.80 ID:YPPw04nm
3
【1D100:97】


1464隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:05:35.20 ID:mx6HuFD5
【1D100:55】
(3)


1465隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:06:21.55 ID:t+31Z76e
【1D100:97】



1466隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:06:33.46 ID:3Yh2PROs
【1D100:4】
1


1467隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:06:36.17 ID:3xlHuwHT
2ルーンマスター/ファーマー
【1D100:43】:】


1468隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:07:19.48 ID:h62KWUOa
【1D100:74】

2


1475◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:09:32.38 ID:CS5SfDgE
>>1468以降は時間切れノーカンとして、

>>1463 97 3
>>1465 97 3
>>1462 95 1
>>1446 95 2
>>1453 83 1
>>1456 81 1

ですね。





1489◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:15:49.34 ID:CS5SfDgE


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ネギのデータが決定しました。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                   i { !  `ー‐--、__
               , ヘ 「i!    i、    ̄ヽ
             ,. ',´  ヽリヾ=ト _  ヽ 丶、  ヾ ‐、
            , ' ., '  / , ! `ト-ュ二 ‐'--丶_  ',', 丶
          ,.'  /  .//テl  ! ヽ  ̄i iー ┬` l i ヽヽ
.         / 〃  // 〃.!   ト、ヽヘ  i,ヽ  l   i !  i ヽ
         ,.' .//  /メ‐ ナ  ! │ ヾ¬─トヾ.、 i   i ト  ! ヽ
          /.,ィ,.,'  〃  _   ',  !  `、 `、 ! ',丶!.  i l !  |  `,
.        ,'./ i7!  ,´ ,イ外ミ  ', ! ´,チ┬ヽ  '., i  | | l  ト、  ',
       i,' |!.|   ,' i/ !´ !    i |  ,!ー'  ト、  ', l  l !. i | !.  !
         i|.l  ,' .i |! l_    ',i  i    j i  'i|   リi ! li ト、 i
          !| ハ ,! ヽr' ヽ‐-、,r‐ 、, !、 /  i!  l!. l--、i |i.i | ヽ!
            | ,' i  丶.ノ   ゝ ノ  ー'      i. ,!、i } | i!  !
          il  i、                   !,'丿' /| !──‐ュ
           !  \   マ' ¬、          '´! _,.イ    二三. _
                丶     丿        ,ィ´:ア/     、-─ '´
                    \        , ‐'´ レ'T´     ヾ‐ 、
                  丶 _,.. - '´     ヒ─-、   r、 ヽ
                     /i       ア   ヽト、 i  ` `
                ┌‐:ァ'´ i !   ,. ‐'´   , -`ー=┐
                    ノ く   「! ,. '´,. -─ '´        !、
┏━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━┓
┃ ネギ                  ルーンマスター/モンク               Lv:3
┣━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━┫
┃【HP】 04 ■■■■  【TP】 04 ■■■■
┃〔STR〕 01 ■
┃〔TEC〕 03 ■■■
┃〔VIT .〕 01 ■
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃◆装備◆
┃〔杖  〕Rank0/ワンド         性能値:01 + 〔TEC〕 03 = 術攻撃力:04
┃〔    〕
┃〔服  〕Rank0/ツイード          性能値:01 + 〔VIT .〕 01 = 防御力:02
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃◆スキル◆
┃《印術マスタリー》  .■□□□□□□□□□
┃ 常時効果:印術系スキル習得用
┃《火球の印術》    ■□□□□□□□□□   術攻撃力:04[炎]
┃ TP1<頭> :遠隔・杖/術攻撃力に+(SL/2)を加算した[炎]術式攻撃。
┃《稲妻の印術》    ■□□□□□□□□□   術攻撃力:04[雷]
┃ TP1<頭> :遠隔・杖/術攻撃力に+(SL/2)を加算した[雷]術式攻撃。
┃《回復マスタリー》  .■□□□□
┃ 常時効果:回復系スキル習得用
┃《ヒーリング》     ■□□□□
┃ TP1<頭> 味方単体のHPを(SL/3)回復。端数切上。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1490◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:17:02.75 ID:CS5SfDgE
戦士の攻撃力と比較すると術式の攻撃力の数字は小さめになってますが、
術攻撃には物理的な防御力は無効って事で。

詳しくは初戦闘とかで説明入れます。たぶん。



1495◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:18:30.94 ID:CS5SfDgE


                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                                ・
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i    /    / |  \|/
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\   /   Υ  -─  ̄                          (´~
  ヽ    -‐  ̄                            (´⌒´"
.  |   ── ──── ─ ─── ‐‐ ‐         ゝ-'´⌒´ ( (,,,,,
  /    へ、                      (´⌒''´`´   (,,,,,´(⌒ヽ
/   ゝ   ヽ    ヘ                (´~' (´( (⌒` (´⌒´
  *\  \    ヾ        ヘ            ̄ ̄`ー─── ─- - ---
  ヾ *    \     ヽ        ヘ
l   \ △     \     ヽ           ヘ
|   、     .,へ             ヽ              丶
    t     Υ  \     \       丶
.|    ヽ     .,ゝ、          \     ゝへ、
.|     \   l   l  \       \  l   l
 |    \   ` ´ /\\       ヽヽ /
 |            | / |\\         丶     /\ /\
 |      \    \|/  |  \         /  /\  \
 |       \   ヾ \ /     \       |    |   |   |
  |        \      `´         \     \   !         !
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ――翌日もまた、晴天であった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1496◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:19:29.24 ID:CS5SfDgE


 \  ||                     |   /  ;||ニニニニ| |>─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴<
   \||  /\ _______|/     ;|| |  lll  | | /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
  ̄ ̄「/\  \   /\ /\ |;  __  || lコココココ | | ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
 __|  ̄ ̄| ̄ ̄| Τ ̄ ̄l| ̄ ̄l| |[㎜]勹|  || |l   l| | | ニニニニニニニニニニニニニ r――――┐ニニ
     l 匸 | 匸 | | 仄 l| 仄 l| |; ||  ||  || |l   l| | | ニニニニニニニニニニニニニ |__っ   | ニニ
 __| __|__イレァ  ̄  ̄ ̄ \||  ||  || lzzzzzz| | | __ ニニニニニニニ |[l[l[l[lヨ___;| ニニ
   rニ┐ j「j「j「j「j「j「  ―〈 _〉   \ ||  || |l―l―l| | | |[ ̄]| ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
 _ |三彡  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 〈 _〉―〈 _   \ || |l二l二l| | | |[ ̄]| ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニ
       ;;;;,,,―〈 _〉 ―〈 _〉―〈     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ;;;;,,,―〈 _〉 ―〈 _〉 ―〈 _〉 ―〈 _〉 ―〈 _〉 ―〈 _〉 ―〈 _〉
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.             |    (___人__)
             |        ノ
              .|        |
              人、       |
          ,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
    ,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
  /..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
  '| ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
  '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
   ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
   `,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
    }:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
.    }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
     l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
    {::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
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┃ 剣の修繕が終わるまでのあと1日を冒険の下準備に当てる事にした君は、
┃ 保存食や応急処置道具などをひととおり買い揃えると、ギルド探しを再開した。

┃ 慶次の勧めもあり、自分でギルドを立ち上げる方向に少し気持ちが傾きつつはあるが、
┃ 仮にそれをするとしても、最低限あと一人は仲間がいないと話にならないのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1497◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:20:28.07 ID:CS5SfDgE


          ___
          |__:|_|
 ニニニニニニニニニニ|   | |ニニニ∧
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___________/   ∧
__________/ _ ∧ニニニニニニニニニ/^\ニニニニニニl
___________/  |_|_| ∧____/  _  \____\
__________/   |_|_|  ゝ_____|_|_|_|_|____\
_________/    ̄   \_____________\
     __    :::|||    _   | ̄                   .| ̄
 エ エ::|:|_|_|:|エ :エ|||    |_|_| ェェ| ____       ____     :|
  エ::: |:|_|_|:| エ |||    |_|_|   | ||_|_|||_|_||      ||_|_|||_|_||   .:|
.       ̄ ̄   ::|||ェェ   ̄   | ||_|_|||_|_||      ||_|_|||_|_||   .:|
:::       エエエ||| _ __.-::|:  ̄ ̄ ̄ ___.  ̄ ̄ ̄    |
     __    :||| |_|_|:| i⌒i||l| |____|::[]|[]::|______|
      |:|_|_|:|    ||| |_|_|:|o ̄:|:- | . :::::::::::::::::|: o|o :|::::::::::::::::::::::::::::::::|、
      |:|_|_|:| エ エ|||:   |   |  |____|_|_|______| ヽ、
 ̄∩   ̄ ̄ ::エ |||:   |   |_|        )ニ)ニ)ニ)ニ)ニ)ニ)ニ)ニ)ニ)ニ)
 ̄|^|______|||_ニ=-=ニ ̄       <)'´
  | :|                    <)>'´
二)二)二)二)二)二)二)二)二)二)二)>'´

                 __
               /     ヽ
              /       ヽ
              |         _r_-‐ 、
              |        {==  ヽ.、_
              |      `⊂、  ,ノノ:::`::....、
              .', __    /  ̄`゙.、 ::::::::::::::::.、
                   r´..::::::::::....ヽム  _  ,゙ゞ::::::::::::::::}
             _/_,..-ー─ ‐‐ ´...::::::::::::: 'ヽ:::::::::::;::'
            ,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙:::;/
.          ,ィ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::::メ
        ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
       ,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
       〉:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y´
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        i::::::::::::::ト、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      i::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
       i::::::::::::::::::/ V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ まだ見ぬ仲間に出逢えるような幸運は無いものか――と、
┃ "天空の母鳥亭"から見て街の逆側に位置する区画へと、試しに歩いてきた所であった。

┃ しかし、歩を進めるにつれ酒場や冒険者向けの店の数は減り、
┃ いつしか小奇麗で大きい家が数多く見られるような地区に足を踏み入れていた事に、やがて君は気付いた。
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1498◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:21:19.38 ID:CS5SfDgE


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┃ 恐らくは、高級住宅街といったところか。
┃ 少なくとも、君が探し求めている物が無い事はほぼ間違いないだろう。

┃ 君は、もと来た道を引き返そうと、振り返り――
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1499◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:22:04.12 ID:CS5SfDgE


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:ノ-f'ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニミ:;;..;;..:;;..;;..:;;../;::.::.::..:::f::...;;::.::.:;;:...::.:ヽr.:::::.:
ヾニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニニシ:;;..;;..:;;..;;../::.:...;;;..:::...:l..::.:;;.::.:;;.::.:;;::..::l::...::::
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┃ そこでふと、目に入った。

┃ 周囲の建物よりもひときわ目立って大きい、白亜の邸宅と――
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1501◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:23:33.75 ID:CS5SfDgE


                          / ヽ
                     _,,. -'/   ∧
                      /    /  Yヽ-、
                     // /    /  /l ヽ
                    /  /    /  /   l
                _,,. -‐''"/イ/  /      l
            _,, ''"´     ,,. -''"/ハlミ_ - - _ノKヽ
         ,,. -''"      _,, -''///-:::::::::::` - -<リll丶
       / /  ///  /  /::::::l::::::::::::::::::::::;;;l
     ///  /// /   <:::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;l
    // /   ///        ヽ::::/:::::::::::::::::::::::::/;;j
   ///   //           ヽ;l:::::::::::::::::::::::/=-'
  /   /  /              ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
 / /l l   l             =-':::::::;;;;;;;;;;;;;y
  // ヽ__  l           ≦::::::::_,,-‐''l 7-k
       y {        /::::::::_,.‐''´/ /|_ ノヽ\
      ゝノ      /:::::::,, '"  /  / / l;;;;lヽ \
            /::::::::/  /   / /l l;;;;;l ヽ  ヽ
          /::::::::::::K       / /l l l;;  l ヽ   ヽ
        /:::::::::::::::::::::::: ヽ   / /l l  | l  l ヽ   ヽ
       /:::::::::;;;::::::::::::::;;;;;;;;;;\  /| ll  | ヘ l _ =--- ゝ
     /:::::::::::;;;:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ/;;;;| ll  | ll Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ その邸宅の前にいた、長い銀髪の少女が。
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1502◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:24:43.32 ID:CS5SfDgE


           __ __
       , -=        =- 、
     ./   /          >、 _ _
    /   /    l          ヽ    .゛,
    /   / l  ./. l    .l      .ヽ   .ノ
   /  /,  l /,/l     .l  l     .ト   /
   l   l   .l/-l-イ   l l l     l   .l
    、  l ィf示k, lヘ  /u.ト.l l   .l   .l
    ヘ  .l ヘ辷ソ  ヽ/ 笊勿/  ./l.l   .l
     ヽk k:ヘ    ,  ゞ゚ソ / /リ   l
     ヽ  .ト u   o  .-=イ-イ      l
      ヽ l l> _  -<l/  /l     .l
      _,,.ヘ:ト  7^ ト-- l / ヽ    .l
    /::::::::::l::::::ヘ  |フト,|/ kl///l l    l
   /:::::::::\ヾ::::::>ソ/ヽlヽ/::::::::::::l l    .l
   /:::::::::::=x;<::::::lL/l oゞソ ヽ:::l/:::l l    k
   ヽ::::::::::::::::ヽ/\:liヘ |il:/::::::ヽ:::l ;   lト
  ;. マ:::::::::::::::∧::::::li::ヘl/::::::::::::::i:::l .ト、    ヽ
    ヽ:::::::::::::::∧:::::::::\:::::::::::::リ::l.ヽ    トヽ
    .:∨::::::::::::: __________.   ヽ \
      マ::::::::::::::|\            \ l  \
      >ヘ:::::::::|  \                \
      l:::::ヘ::::::|\  \               \
      ノ::::::ヘ:::|  \  \              \
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     /:::::::::::::ム|     \|_________|
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 /イヘ:::::::::::::::::::|      |             |
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┃ 見まごう事なく、それは君が2日前に怪物から助けた、織莉子という名の少女だ。

┃ 小奇麗な衣服に、遠目にも人品卑しからぬ雰囲気が伺える姿はあの時と同じはずだが、
┃ 今、邸宅から歩き出てきた彼女は、手に一抱えほどもある木箱を持ち、
┃ 額に汗を浮かべて、いかにも難儀している様子でそれを運んでいるようだった。
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1503◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:25:59.56 ID:CS5SfDgE

          ____
      ┌――┤     |    __
       |     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
       |     |                | |]
   ┌―|___[三 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /フ
   >ー-、ー-ニニ 」__________/ /|
 //il7ッ,==‐-- 、.、フ,二ニヽー-    ≦l  ̄  ./
..i l`、|レ┌‐-――-//、 |l//ゞ、 ___/二ヲ〈,>
.i l`、( )|__    __ i l`、`!//! i___//ヾ、|レ,ヽヽ´ニニニニニニ0ニニコ/
.li-‐ヲト'、ー「|  ̄ | レi├--( )-‐l |     | L__( )-‐l |
. !v  |lヽ//   ヽv' | レ 'l|\シ/     i !, フ「iヾ.ン/
 ゝ、i_l.シ     ゝ、ヾ.' _lレ .ノ      ゝ '、!L, 人.
              `ー- '         `ー '  ̄
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 見れば、邸宅の傍には荷車が停めてある。
┃ 既に荷車にはいくつもの荷が積まれているが、いかにも素人がやったと言わんばかりに不安定な積み方で、
┃ いつ崩れやしないかと、一見して不安になる出来だ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                          / ヽ
                     _,,. -'/   ∧
                      /    /  Yヽ-、
                     // /    /  /l ヽ
                    /  /    /  /   l
                _,,. -‐''"/イ/  /      l
            _,, ''"´     ,,. -''"/ハlミ_ - - _ノKヽ
         ,,. -''"      _,, -''///-:::::::::::` - -<リll丶
        / /  // イ―/―/::::::l::::::::::::::::::::::;;;l :
     ///  /// |/   <:::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;l .
    // /   ///    |   .; ヽ::::/:::::::::::::::::::::::::/;;j
   ///   //       .|       ヽ;l:::::::::::::::::::::::/=-'
  /   /  /          .|        ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
 / /l l   l     ι  └―― =-':::::::;;;;;;;;;;;;;y
  // ヽ__  l           ≦::::::::_,,-‐''l 7-k
       y {        /::::::::_,.‐''´/ /|_ ノヽ\
      ゝノ      /:::::::,, '"  /  / / l;;;;lヽ \ ))
            /::::::::/  /   / /l l;;;;;l ヽ  ヽ
          (( /::::::::::::K       / /l l l;;  l ヽ   ヽ
        /:::::::::::::::::::::::: ヽ   / /l l  | l  l ヽ   ヽ
       /:::::::::;;;::::::::::::::;;;;;;;;;;\  /| ll  | ヘ l _ =--- ゝ
     /:::::::::::;;;:::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ/;;;;| ll  | ll Y;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
    /::::::::::::;;;;;;;;;::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ll  || ll  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
   /:::::::::::::::;;;;;;;;;:::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |  | l l |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ …そこへさらに荷を追加しようとしているようだが、
┃ 腕は震え、足元もふらついており、無事運べるかどうかすら怪しい状態だ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1504◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:27:18.77 ID:CS5SfDgE


            .  ´\____ イ
     ┌―‐-/:/: : / : /: : : l∧
     |: : : ´//: : :/ : /: : : /|.:∧
       く: : /: :/: : :/ : /: : : /: l/: :|
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           \_/: : : /: :/: : :/.:′
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           {::ヽ.ノ /  / ̄
_______  ー'  '  イ______
                  i   ;           \
_________ |   ,′________ \
                  |  ;               |
_________ rL..」__________|
                  |_ _j   ヽ_,         \
_________ }_r‐ヘ、   ヽ(_/_______\
              、::::::::::}   ) (            |
_____________ ノ (`________. |
                    ´⌒\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ やがて案の定、玄関前に設えられた石階段につまづき、
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1505隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:28:07.29 ID:ZtFzxOE0
!!ああっと!!


1506◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:28:52.80 ID:CS5SfDgE


       「|
       | l r n
       | l |_| l
       l ヽ└'
       | lヽ \
       | l  ヽノ
       |_j
      _「l「L. _
     └‐┐i r‐┘
          L| |
         └‐'
         n
         U
         0
          O











                      ____
                    /     `.
                   /        i
                   |         !
                   i           j
                 >━‐-、   ,   i              / ヽ
                _/三三ニ.∧  7 ´          _,,. -'/   ∧
             , ><三三三三三≧=ー 、          /    /  Yヽ-、
            ,イ三三三三三三三三三三ヘ         // /    /  /l ヽ
           /三三三三三三三三ニ三三三i       /  /    /  /   l
          /三三三三三三三三三三三三{   _,,. -‐''"/イ/  /      l
          i三三三三三三三三三三三三ニヘ ''"´     ,,. -''"/ハlミ_ - - _ノKヽ
          |三三三三三三三三三三三二ニ.∧    _,, -''///-:::::::::::` - -<リll丶
       ┌―|三三三三三三三三三ニ三三三二{//  /  /::::::l::::::::::::::::::::::;;;l
       |  |三三三三三三三三三ニiニ三三二ヘ,/ /  <:::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;l
       |  |三三三三三三三三三ニiニ三三>⌒三≧=- 、  ヽ::::/:::::::::::::::::::::::::/;;j
       |  \三三三三三三三三三iニ三三三三三三三≧=- 、l:::::::::::::タ::::::::/=-'
       |   \三三三三三三三三iニ三三三三三三三三三ニ>z>' レ彡
       └―――\三三三三三三三≧=-=二=-<三三三三//     ≦、
              \/jニニニニニニニニニニニニニニ{      ̄ ̄ ̄`ー--─━<´
                Vニニニニニニニニニニニニニニニi  /::::::::_,.‐''´/ /|_ ノヽ\
                .′ニニニニニニニニニニニニニニY::::::::,, '"  /  / / l;;;;lヽ \
                  いニニニニニニニニニニニニニニニi: /  /   / /l l;;;;;l ヽ  ヽ
                Vニニニニニニニニニニニニニニニ|        / /l l l;;  l ヽ   ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 君が右手に織莉子を、左手に木箱を受け止めて、どうにか事なきを得た。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1507隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:29:12.77 ID:ZtFzxOE0
ヒュー!


1508隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:29:21.03 ID:CJkGHnaF
よく受け止めた!


1509隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:29:23.16 ID:ZXl2t3pj
まるでどこぞの>>1似のイケメンのようなカッコよさ


1510隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:29:55.92 ID:ATTaiPGu
英雄譚の序章ですわぁ


1512◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:30:46.47 ID:CS5SfDgE


      /                          /  ̄¨
      /                            /―-     ` 、
                                /_    `  、   \
.  ,                              ,     ` 、    \   ヽ
 /                                /-―‐-   \
./                              /       -―  ヽ
′                      ,  ´       ≪   ,  ´
           ,.  ´      /    <       /
.         /   ,.      /-=≦                          ,
      /  /     /:≫           ,     ―-           /
.     ,  ,. ´     /:::Y  /       / /  ` ―-  -‐` 、  ´ / /
    /≦       /, ‐v  /'      // ィ气ニ=-  ー=≦ ハ=≦´  ´
.   /       / /:::/ ,.:::::/       /    i!、__):::::::::::::≧x、 ー=≦ ,
  /     /i   :::/ /i:::/        '     ::::{i:::::::::::!::::::/  》     /
. /      ´    У/ーy′   /   !    ヾ乂__::ノ:/  /′ //  /
/≦´       ヽ  j/  '     '   ;        `  ´        ´  /
             \/     /   /            ー=≦   ´
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┃ 織莉子は、一瞬何が起こったのかもわからない様子で、目を瞬かせ、
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1514◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:31:45.09 ID:CS5SfDgE


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.  ,                              ,     ` 、    \   ヽ
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./                              /       -―  ヽ
′                      ,  ´       ≪   ,  ´
           ,.  ´      /    <       /
.         /   ,.      /-=≦                          ,
      /  /     /:≫           ,     ―-           /
.     ,  ,. ´     /:::Y  /       / /  ` ―-  -‐` 、  ´ / /
    /≦       /, ‐v  /'      // ィ气ニ=-  ー=≦ ハ=≦´  ´
.   /       / /:::/ ,.:::::/       /    i!、__):::::::::::::≧x、 ー=≦ ,
  /     /i   :::/ /i:::/        '     ::::{i:::::::::::!::::::/  》     /
. /      ´    У/ーy′   /   !    ヾ乂__::ノ:/  /′ //  /
/≦´       ヽ  j/  '     '   ;        `  ´        ´  /
             \/     /   /  ////       ー=≦   ´
          /ヽ / /    ,  / '       -―,==――=≦
       /:::/} У   ///         /___              /
.       /::::::≫’   ´i//           /´       `   _ __ ,x≦;
       .:::::ー=≦::::} /:                         __)::::::::ィ /
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ たっぷり数秒ほど要して、ようやく現状を理解したようだった。
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1515隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:32:23.54 ID:JHAA5vHa
これが真のボーイミーツガールか…!


1516隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:32:26.98 ID:6TPp8G+c
かわいい!


1519隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:32:55.12 ID:kx5O7NH6
ベッタベタです・・・でもオッケーです!!

思わずニヤニヤしてしまうボーイミーツガールです


1520隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:33:01.41 ID:ZtFzxOE0
可愛い


1521◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:33:35.59 ID:CS5SfDgE


                     -――- ‐‐- ミ
                  彳           ` 、 ---
                  /               、/´    `ヽ
                ,ィ  ,                  ∨  __     i
             , ' γ  ,         、    ヾi=≦7´
              (i′/  ,゙‐/―/  i     ヽ,  .i          il
                 i i i .i / _i/i   ハ __゙,_  }i  {        リ
.               リl'./  i!'i''{ ハ|! リ. ゙, .}i、`ヽ}i  !         λ
               {   l¦代i乂(.´ ̄ト心} ハ  ハ      .i{
                   リi l l.   、 `   辷リレイ    i   i   .i
           ――― 、人          /    ィ   .i
       r‐‐/ r  〉 ゙, .} V  i 、‘ ’  u .从 i .リ / .i  i:!  .八
       |::{_j  `ー<_イノ'´乂i/:个 -- =≦=.リハ. 仆i ソi 从;  .i!
      〈:::i`ー}ヽ_}_〉::::::::::::::::::}::::::{__{:::::}::}:::}i /:::乂`..,  y'乂  .リ   
       /:::::::::::::::.,ノ::::::::::::> ':::::::ノv辷ァ''´::'':::::::::::::::::> リ    イ   
     .::::::::::::::::r┘::::::::/::::::::::::::」- 、 」:::::::::::::::、::::::::::::::::::::::Y  .{    
    ,.‘:::::::::::::::::,.:::::::::::/:::::::::::::/  {i ∧:::::::::::::::::::Y:::::::::::::::::::ト  i        -_-. 、
.   /:::::::::::::::::::/::::::::::::i::::::::::/   ノ',' ∧::::::::::::::::::i ::::::::::::::::::| 乂          `i 丶
.   ,゙:::::::::::::::::,.イ::::::>圦:::::〈   / ,'  ∧::::::::::::::::'::::::::::::::::::´\ .        _ ,ノ ) )
  :::::::::::::::/:::::/   ヽ:::ゞ<   {   〉:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ.      - ---´, ´
 八::::::::::::::::,.ィ      〈::::::::::::`ー 'ー ´::::::::,.イ:::::::::::::::::::::::::::::/    --==''''' "´
   `¨¨¨¨´        i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、::::::::::::::::::::,:゙.
                 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::i.
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「ごっ、ごめんなさい! …ありがとうございます」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 慌てて、逃げるように君の腕の中から抜け出し、君の正面に立つ。

┃ …何にせよ、怪我が無くて済んだのは何よりだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1525隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:34:27.12 ID:cGEkgS0J
織莉子さんカワイイヤッター!


1526隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:34:32.05 ID:DKHqMShq
なんという古き良きヒロイン力……!


1528◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:34:55.77 ID:CS5SfDgE


                           ,  ⌒ヽ
                       __    /      \
               _,  ´ - 、  `  {r  、    ヽ
              /⌒    ヽ  \    :.
            , /       :.        :.
.           / '    :     ト、   i   ヽ          i
          .,  .  ハ i iト    :.厶斗‐   i\     │
.         .i  i  i 斗jハ   :i j/ j/i   !  :ト、     !
.         .l   ´|...}/|.:イ: ヽ  ! . ミ、: : !  , -、   :.    i
          j! i .{l 汽沁   .Ⅵ トイ沁 .メ  .( i   !   :
.          ハト .八 トイ}   j/ .込z ./ / r' /   !    ハ
.        /  j ヘ ! Vリ        ""./ ィ  ´   '   / :i
            ハ. 人.""  '     .彡イノ /j!  /   ,  :!
           .i l|i 圦    。      ..jィ     ,   ...; 丿
.            :j/从{ .ヽ.         イ.i         i、
            八 |    >r‐    }イ /=- x..;  i  | \
                      _ノ      〉>- 八
                 __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
.             _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
            .{:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
             ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
.            /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
           ./:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
        .〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「あの…どうして、こんな所に?
┃ あなたは、"世界樹の迷宮"に向かうために王都に来たはずじゃ…」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                  ./ ̄ ̄ \
                  ⌒ ⌒.     \
                    (●).(● )    |
                    (__人___)     .|
                   '、`⌒ ´      |
             -ーー|        |ヽ________
             /:::::::::、::|       /レy:::::::... `' ー-、
               l:::::::::::::::::::ヽ__、____,. "/::::/::::::::::::::..   ヽ
           j:::::::::::l:::: ::::::「二二二 :::::::::::::::::::::::::::::::::::  \
            l:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::/\::::::::::::::::::::::/:::::::::::  ヽ
          /::::::::::ー-ミ、:::::::::::::/    \`>- 、::l:::::::::::::::::  |
            /::::::::::::::::::::::::ヽ:::/     / / ノ~ヽ:::::::::::::::::: |
         /:::::::::::::::::::::://      |  j / ,y j⌒ 、::::/::::::∧
       /:::::::::::::::::::∨/_____|_|_ ~└t_,.イ__√  }ヽy ⌒ ∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 今日は、道に迷って偶然ここに――と、君は包み隠さず答えた。
┃ さきほど受け止めた木箱を、荷車に載せながら。

┃ 隠すような事でもない。
┃ もう会うことも無いだろうと思っていた友人と、これほど早く再会する事になるとは思っていなかったが。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



1529◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:36:13.86 ID:CS5SfDgE


            / ̄ ̄ \
          /  __,ノ `⌒
          |   ( ●) (●)
              |    (___人__)
            |.     ` ⌒´ノ
           |        |
            iヽ       |
           }:::.`> ー-´-くヽ- 、___、
          _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 7¨:.ヽ
       __/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::\
    ,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
   r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
    }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::\
   f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  /.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
 /.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ それより織莉子の方こそどうしたのか、と君は問いかけた。

┃ 一昨日の話では、彼女は王家の遠縁にもあたる高貴な血筋の人物だったはずである。
┃ 荷運びのような力仕事をする必要があるとは思えないが…
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                 /      `  {     \
              ,            |       \
                 /              |i          i
           / /              八          |
.            / /   _{  i    _i_   \   i    |
         ノイi  (爪八  i{   |ヽ八`   \i{     |
            八  ) 斗ぅミ八  | Tぅミヽ i{   \   |
              {  )}レ狄,辷」  ヽ | 辷ソ,〉 八     !
           /八(∧   '  ノ  厶イ  i{ヽ  \
             (   丶   、 _   ( ノ  八      \
             ヽ i{  > `_  イ ヽ, / | ヽ
             )八_彡イ |i   |__  )/ i|
                    ノ_ノ    〉>- 八
               __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
              _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
             {:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
           ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
             /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
            /:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
         〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ そう言うと、彼女は表情を曇らせ、うつむく。

┃ …しばし、沈黙して。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1531◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:37:45.91 ID:CS5SfDgE


                 l     `ヽ ̄ ̄`ヽ、
            ,   ´ |             `ヽ
          _,/     、                  \
       / ̄        ',                    \
      / ,       } l  ヽ      - 、        `ヽ、
    / ,イ        ハ 、   \         \         `丶、
.   / / {       l-/--`\、  `ヽ、_     \           `丶、
   , / l  ,     |. {,.. -―`-\  ヽ  ̄`ヽ 、_  \               、
   { イ  ! ト, ヽ.     |リ´マr、_心 } ヽ,从    ト、\  \              \
   |ハ  、| ヽ \   ト、 弋z(ソ   j l/}     ! } ハ、 \\ ̄ `丶、          `ヽ
     } ヽ 从 ,ィ、`ヽ| \      /      { ./ /  \ ', リ     `丶、         \
     |  \ {〈マ心 i         /イ     l |〃´    `}         `丶、
     /   `ヽ `¨           l {     | 、                    ヽ
.   /ィ  /   、 `       ,     ヽ、    !、`\                    \
.     |  |.    ハ、    ー ´     ,.ヽ /イ ,                        、
    ヽ !`ヽ、   `  、      /  /   ,
     `\ / /     `l ー ´、       ,___
        {  i       リ     、       〉/::::::::::: ̄ ̄/7-、
         ヽ ヽ ̄`ヽ /      },       /::::::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.,
            ヾj  /イ      /〉    ,.:'::::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.:_:.
                   /::/   /:::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:´:.:.:.:.:.:.:}
                  /:::::/ ̄´/:::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「屋敷を見てもらえれば、わかると思います」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 悲しげに微笑むと、そう言って、君を屋敷の中へと招き入れたのだった…
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1532◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:38:37.78 ID:CS5SfDgE


                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                                ・
                                ・
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                               :
                               :
                               :
                             |





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1534◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:39:10.56 ID:CS5SfDgE


三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三二三
ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三
三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三ニ三
_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三_三
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┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「私の家柄と、父の犯した罪については、お話しした通りです」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1535◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:40:33.52 ID:CS5SfDgE


                      ,  ´`ヽ
        _,.. -――--  、_   /       \
       /           `ヽ'、          ヽ
     ,:'                \           \
.    /                  ヽ        ':,
    ,                   ヽ    ‘,
   {       l l   {       l ,    ヽ        }
   |       / イ   |      | l    、      l  |
   |      /イ/   _/,.     | |__、   \    |  !
   |    / / イ/ ハ {       j リハ、   } `\   | /
   ゙.      /  /イ _∨    /l / __l } l !      /l /
    ヽ     / ,/rィテ心 } 、  / /圷/}/,リ VI.    / l/
     }  /´  {、弋z(ソ   、i / / ゞ' /´  } l/   /
   ,/ イ {    ヽ、      /  、  /  / }   イ{
  /イ\ l       }          /  ,ハ/     ! \
      ` } 、__ ト,!     -  ,.イ ハ/ /    |  \
        ,..|  VI  `ヽ、    / >、リ       |    \
     // j       /`¨´:::::::l l|:::::::::`ヽ、    ヽ     `ヽ、
   // }       {、:::::::::::::::l l!:::::::::::::::::}     、       ` 、
  /:::/           ∨::::::::::l l!:::::::::::::::::l              \
  /:::/、           / ∨::::::, ,:|::::::::::::::::::l                ヽ
 ,::::::::::::\―――--    /∨:::j j:l、::::::::::::::::l                  、
. {:::::::::::::::::::`ヽ、     /   }:://:/::\::::::::::::,                      ‘,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 屋敷の二階へ上がる階段を登りながら、織莉子は淡々と君に語り続けた。

┃ 屋敷の中には人の気配はまるで感じられず、
┃ 織莉子の言葉と君たちの足音だけが、静寂の中に波紋を投げかけている。

┃ 広々とした割には調度品や装飾も無く、まるで幽霊屋敷といった様相ですらあった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                                    ,,
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                            ,,イ/////
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       ,,イ//////////////////////////  |//l|
     ,,イ////,三三三三三三三三三三//.    |//l|
   ,,イ/////.         |//l|               |//l|
 ,,イ/////.           |//l|               |//l|
´/////               i//l|               |//l|
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1536◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:42:05.63 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\    ´ `    /ヽ }, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     > .     . ,.イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      |    -     |    /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ  、.   /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
                                        
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「あなたに助けていただいて、この王都に辿り着いたのが一昨日の事でしたけど…
┃ 屋敷に着いた時には、既にこの状態でした。

┃ そして、王国元老院から伝えられたんです。
┃ 近日中に、この屋敷を出て行くようにと」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1537隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:42:52.26 ID:ZtFzxOE0
なんという差し押さえ屋敷


1538隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:43:42.82 ID:LUFEHzCc
ただの後始末に来ただけになったか


1539◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:43:53.27 ID:CS5SfDgE


            / ̄ ̄\
          /    _,.ノ  ヽ、_
          |    ( ●)(●)
          .| U   (___人__)
           |     ` ⌒´ノ
           |        |_,-‐、_ -、
          .人、      厂丶,丶 v 〉.
        _,/::::ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ    __ノ
 _, 、 -― ''"::::::::::::\::::::::::::::::::::(    <"ニ‐-、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r  /⌒ヽ;;;;;;; )
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;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::\::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ハ ::;;;;;;;;::::::::. ',
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ずいぶん突然な話である。
┃ 父を亡くし、やっとの思いで王都へ戻って来た彼女に、今度は出て行けとはどういう事なのか?

┃ 織莉子の後に続いて歩きながら、君は尋ねた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                             _
                            ´  /ハ
                  _____  ,/   { {
                ´        ` i      i
            /           ヽ∨ /  _{、
               /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
           / / .,  _{_  i .+--、} i  i iV    i
           ,' / i{  ̄/{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
            レ'i  i{ .,゙斥、  i V ト刈 〉  /i|i }i!    |
            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
            |   i    、      /'´ } |/!    !
.             ノi   i人.   - 、  厶  / i! i!    |
          '´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
            人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
             ////∧ム`ー一 ´__,/'///////,ハ |
               ////, /∧乂___,,.イ////,゙//////,i !
                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
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┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「理由はふたつあります。

┃ ひとつめは、父の犯したという罪に対する罰…と、元老院は言っていました。
┃ 父が不正に使った公金の補填との事で、父の残した財産の8割方が国に没収されてしまっていたんです」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1544◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:46:26.31 ID:CS5SfDgE


                 /      `  {     \
              ,            |       \
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           / /              八          |
.            / /   _{  i    _i_   \   i    |
         ノイi  (爪八  i{   |ヽ八`   \i{     |
            八  ) 斗ぅミ八  | Tぅミヽ i{   \   |
              {  )}レ狄,辷」  ヽ | 辷ソ,〉 八     !
           /八(∧   '  ノ  厶イ  i{ヽ  \
             (   丶   、 _   ( ノ  八      \
             ヽ i{  > `_  イ ヽ, / | ヽ
             )八_彡イ |i   |__  )/ i|
                    ノ_ノ    〉>- 八
               __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
              _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
             {:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
           ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
             /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
            /:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
         〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
         /:: :: ::ヽ::..:...::.ヽ:: / |:i | |:i ト、:.:./:: :: ::(\:::::::::(  /
.        //フ/フ _::::::::::∨ |:i | |:i |i 辷――- ゝ\::::::ヽ{
.       / )/ /,/ ///┐:::::::::::::|:i | |:i |i:: __,二二ヽ   \:::::::.
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「もうひとつは…残ったわずかな財産も、私が王都に着いたその日には、
┃ 親戚筋の人々や、生前の父の関係者によって、とっくに配分が決められてしまっていたんです。

┃ …私はただ、その相続配分の証書に承諾の印を押す事しか、許されませんでした」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1546◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:47:52.76 ID:CS5SfDgE


                  / ̄ ̄\
                _ノ  ヽ、_   \
                (●)(● )    |
                  (__人___)    |
                 |      u  |
                    |        .|
                 ヽ 、     ,イ
                 /ヽ,ー-   ト、
          _, 、 -─ '".:.ヽ:.:.\__ /ノ ト、__
   __ ,. ー 、...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
   \ r 、 _ \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::'ー、
     } }/ )  V::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
    /:ゝ/ ./ __  V ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:.:.:.\
    }:::::ゝ ソ ,Y i::::::/::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:.:.:.:. \
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ まさか、それで屋敷まで差し押さえられたという事は――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                 l     `ヽ ̄ ̄`ヽ、
            ,   ´ |             `ヽ
          _,/     、                  \
       / ̄        ',                    \
      / ,       } l  ヽ      - 、        `ヽ、
    / ,イ        ハ 、   \         \         `丶、
.   / / {       l-/--`\、  `ヽ、_     \           `丶、
   , / l  ,     |. {,.. -―`-\  ヽ  ̄`ヽ 、_  \               、
   { イ  ! ト, ヽ.     |リ´マr、_心 } ヽ,从    ト、\  \              \
   |ハ  、| ヽ \   ト、 弋z(ソ   j l/}     ! } ハ、 \\ ̄ `丶、          `ヽ
     } ヽ 从 ,ィ、`ヽ| \      /      { ./ /  \ ', リ     `丶、         \
     |  \ {〈マ心 i         /イ     l |〃´    `}         `丶、
     /   `ヽ `¨           l {     | 、                    ヽ
.   /ィ  /   、 `       ,     ヽ、    !、`\                    \
.     |  |.    ハ、    ー ´     ,.ヽ /イ ,                        、
    ヽ !`ヽ、   `  、      /  /   ,
     `\ / /     `l ー ´、       ,___
        {  i       リ     、       〉/::::::::::: ̄ ̄/7-、
         ヽ ヽ ̄`ヽ /      },       /::::::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.,
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 君がみなまで言わずとも、織莉子は君を振り返って、悲しげな笑顔を向けてきた。
┃ それが、何よりも雄弁な肯定であった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1548隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:48:06.68 ID:l98e91xO
黒いわぁ…


1549隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:48:17.90 ID:ATTaiPGu
oh…


1552隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:49:52.38 ID:JHAA5vHa
父が亡くなっただけでも悲しいのに辛すぎる現実…



1553◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:49:57.33 ID:CS5SfDgE


                        ,  ⌒ヽ
                    __    /      \
            _,  ´ - 、  `  {r  、    ヽ
           /⌒    ヽ  \    :.
         , /       :.        :.
           / '    :     ト、   i   ヽ          i
          ,  .  ハ i iト    :.厶斗‐   i\     │
.         i  i  i 斗jハ   :i j/ j/i   !  :ト、     !
.         l   ´|     ヽ  !ィ灯汽.!  , -、   :.    i
.          j! i  |ィ灯汽  :.   炒  ;  ( i   !   :
          ハト   炒   , j/     / / r' /   !    ハ
        /  j ヘ !        ,   / ィ  ´   '   / :i
         ハ. 人     ー     彡イノ /j!  /   ,  :!
           i l ハ             ィjィ     ,     ; 丿
            :j/从{.  ≧  __  ≪ i         i、
        ι          __|     |      ;  i  | \
             __  イ¨ノ      ーァ=- 、i  ハ !  \
         ヘ≦/////ハ 、_  _,   ///// | i/∧ ヽ    、
        ハ/\/////∧ー――‐一//////∧ i//∧ \
          i////,\////ハ      ////////,j////∧     i
          |///////ヾ//∧     ////≫≦///////,i!       '
          | ////////≫x∧__/x≦////////////,iト、   ∨
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「この国では、もともと女子に家督を継ぐ権利は無いんです。

┃ 父にとって、子供は私一人だけでしたから…
┃ もう屋敷だけ残しておいても仕方ない、と誰もが考えたんでしょう」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1560◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:51:24.41 ID:CS5SfDgE


                     -――- ‐‐- ミ
                  彳           ` 、 ---
                  /               、/´    `ヽ
                ,ィ  ,                  ∨  __     i
             , ' γ  ,         、    ヾi=≦7´
              (i′/  ,゙‐/―/  i     ヽ,  .i          il
                 i i i .i / _i/i   ハ __゙,_  }i  {        リ
.               リl'./  i!'i''{ ハ|! リ. ゙, .}i、`ヽ}i  !         λ
               {   l¦代i乂(.´ ̄ト心} ハ  ハ      .i{
                   リi l ト, , 、 `   辷リレイ    i   i   .i
           ――― 、人  、   , , , /    ィ   .i
       r‐‐/ r  〉 ゙, .} V  i 、  ̄    从 i .リ / .i  i:!  .八
       |::{_j  `ー<_イノ'´乂i/:个 -- =≦=.リハ. 仆i ソi 从;  .i!
      〈:::i`ー}ヽ_}_〉::::::::::::::::::}::::::{__{:::::}::}:::}i /:::乂`..,  y'乂  .リ
       /:::::::::::::::.,ノ::::::::::::> ':::::::ノv辷ァ''´::'':::::::::::::::::> リ    イ
     .::::::::::::::::r┘::::::::/::::::::::::::」- 、 」:::::::::::::::、::::::::::::::::::::::Y  .{
    ,.‘:::::::::::::::::,.:::::::::::/:::::::::::::/  {i ∧:::::::::::::::::::Y:::::::::::::::::::ト  i
.   /:::::::::::::::::::/::::::::::::i::::::::::/   ノ',' ∧::::::::::::::::::i ::::::::::::::::::| 乂
.   ,゙:::::::::::::::::,.イ::::::>圦:::::〈   / ,'  ∧::::::::::::::::'::::::::::::::::::´\ .
  :::::::::::::::/:::::/   ヽ:::ゞ<   {   〉:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
 八::::::::::::::::,.ィ      〈::::::::::::`ー 'ー ´::::::::,.イ:::::::::::::::::::::::::::::/
   `¨¨¨¨´        i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、::::::::::::::::::::,:゙.
                 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::i.
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「幸い、私と父の私物が残っていましたから、
┃ それを質に入れて、当面の生活費にしようかな、と…

┃ さっき運び出していた荷物は、それです」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                / ̄ ̄ \,-、_
             _,ノ ヽ、__ /  / ,〉、
            (●)(ー-/ ´/ /),
.              (__人_,{  / ' ´ミ、
             '、`⌒ ´V __ <、
              |    〈´/::::::Λ
              |      ヤ::::::::::::::Λ
             `ュ`ー─ーV::::::::::::::Λ
             /ム _ , ー ' V::::::::::::::Λ、
           _,. -/::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::Vヘ
       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::.∨}
       j :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::レ;
      i :::r ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉、:::::::::::::::::::ノ
.      i :::| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:::-==:::イ
.       | :::| :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/


1561◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:53:07.37 ID:CS5SfDgE


                 / ̄ ̄ \
              _,ノ ヽ、,__   \
              (●)(● )    |
                (_人___)    .|
                 '、       │
              、      イ
                 ゙、 ___,. イ i
                ,r... __>ーメ.┴ュ
.             _,. ,i´::::::::::::::::::::::_::::::>、__
           ,.<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-.、、
.          「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::.`、
         /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}
.         / y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
.      /:::::.i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ/:::.:::::::::::::::::::::j
     ノ.::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 酷い話だな、と眉をひそめて君は言った。

┃ 彼女の父に非はあったにせよ、その罰をまるで彼女が受けているかのようだ。
┃ これほどの御令嬢が、突然、明日をも知れぬ身に貶められるなど、半ば社会的な抹殺にも近いではないか。

┃ 家も無い、財も無い、職も無い。これからどうやって生きていけと言うのか…
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                      ,  ´`ヽ
        _,.. -――--  、_   /       \
       /           `ヽ'、          ヽ
     ,:'                \           \
.    /                  ヽ        ':,
    ,                   ヽ    ‘,
   {       l l   {       l ,    ヽ        }
   |       / イ   |      | l    、      l  |
   |      /イ/   _/,.     | |__、   \    |  !
   |    / / イ/ ハ {       j リハ、   } `\   | /
   ゙.      /  /イ _∨    /l / __l } l !      /l /
    ヽ     / ,/rィテ心 } 、  / /圷/}/,リ VI.    / l/
     }  /´  {、弋z(ソ   、i / / ゞ' /´  } l/   /
   ,/ イ {    ヽ、      /  、  /  / }   イ{
  /イ\ l       }          /  ,ハ/     ! \
      ` } 、__ ト,!     -  ,.イ ハ/ /    |  \
        ,..|  VI  `ヽ、    / >、リ       |    \
     // j       /`¨´:::::::l l|:::::::::`ヽ、    ヽ     `ヽ、
   // }       {、:::::::::::::::l l!:::::::::::::::::}     、       ` 、
  /:::/           ∨::::::::::l l!:::::::::::::::::l              \
  /:::/、           / ∨::::::, ,:|::::::::::::::::::l                ヽ
 ,::::::::::::\―――--    /∨:::j j:l、::::::::::::::::l                  、
. {:::::::::::::::::::`ヽ、     /   }:://:/::\::::::::::::,                      ‘,
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「……」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1562◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:54:34.16 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\.    `   ´   /ヽ.}, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     >       イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      l  `    ´   !     /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ       /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…生きていくだけなら、どうにでもやりようはあります」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ そう答えた彼女の目には、半ば諦観にも近い感情が浮かんでいた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1567◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:56:06.36 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\     ヽ  ア    /ヽ.}, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     >       イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      l  `    ´   !     /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ       /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
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_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「これでも王家の遠縁らしいですから。
┃ 系譜を調べて、王家の血統だという事を証明できれば、
┃ 王家と姻戚関係を持ちたいと考えている諸侯からは、妻に迎えたいという声も出るでしょう。

┃ 生きていけますよ、きっと…」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1569隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:56:45.31 ID:ZtFzxOE0
なかなかのリアリストである


1570隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 22:57:17.93 ID:4hOme4om
…コネ無くなったのにそれは厳しいだろうなあ


1573◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:57:43.08 ID:CS5SfDgE


                / ̄ ̄\
           , __ノ ヽ、,_  \.
           /(一)(ー )    .|
         /   (__人___)     |
.        /`ヽ、  _|` ⌒´    |
      /:::::::::::\r´|        |
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     /::::::::::::::::/-__「ヽー'ーー"/7一 -..、
    ./::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、::ヽ
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  ./:::::::::::::::::::iヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::|
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    .ヽ∠-''" ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::|
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             !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ そうか…と答えるのが、君にとっては精一杯だった。

┃ 貴族にとって、そのような打算での政略結婚など珍しい話でもない。
┃ 嫡男のいない家に生まれてしまった彼女の事、それはもともと定められていた運命だったとも言えるだろう。

┃ ただ、彼女が自らそういう立場に身を投げ、誰とも知れぬ男にすがって生きようとしている事は、
┃ 自由な立場で生きている君にとっては、ひどく悲しく、痛ましい話に思えたのだ…
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1577◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 22:59:08.25 ID:CS5SfDgE


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┃ ――やがて織莉子は、ある部屋の前で足を止めると、
┃ 高級感のある深い色合いの木製のドアを、ゆっくりと明けた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1580◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:00:38.23 ID:CS5SfDgE


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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ドアの奥から姿を覗かせたのは――書斎、だろうか。

┃ 質素な造りに見えるが、それは装飾の類が既に撤去された後だからかもしれない。
┃ いずれにせよ、君の目の前にあるのは、机と書架がひとつずつである。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1581◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:02:01.50 ID:CS5SfDgE


                 l     `ヽ ̄ ̄`ヽ、
            ,   ´ |             `ヽ
          _,/     、                  \
       / ̄        ',                    \
      / ,       } l  ヽ      - 、        `ヽ、
    / ,イ        ハ 、   \         \         `丶、
.   / / {       l-/--`\、  `ヽ、_     \           `丶、
   , / l  ,     |. {,.. -―`-\  ヽ  ̄`ヽ 、_  \               、
   { イ  ! ト, ヽ.     |リ´マr、_心 } ヽ,从    ト、\  \              \
   |ハ  、| ヽ \   ト、 弋z(ソ   j l/}     ! } ハ、 \\ ̄ `丶、          `ヽ
     } ヽ 从 ,ィ、`ヽ| \      /      { ./ /  \ ', リ     `丶、         \
     |  \ {〈マ心 i         /イ     l |〃´    `}         `丶、
     /   `ヽ `¨           l {     | 、                    ヽ
.   /ィ  /   、 `       ,     ヽ、    !、`\                    \
.     |  |.    ハ、    ー ´     ,.ヽ /イ ,                        、
    ヽ !`ヽ、   `  、      /  /   ,
     `\ / /     `l ー ´、       ,___
        {  i       リ     、       〉/::::::::::: ̄ ̄/7-、
         ヽ ヽ ̄`ヽ /      },       /::::::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.,
            ヾj  /イ      /〉    ,.:'::::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.:_:.
                   /::/   /:::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:´:.:.:.:.:.:.:}
                  /:::::/ ̄´/:::::::::::::::::://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…ここの物を運び出したら、お終いなんです」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 深い寂しさを隠しきれない口調で、織莉子はそう言った。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1584◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:03:24.00 ID:CS5SfDgE


  / ,      /   /      l       \{   l    /     }
 /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
 / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
..{ /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
..!,/   {  / 从T .\   !     -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
..|ハ  |   |/.ィ爪「.ヽj ヽ..|    /.≠z. ヽ j    {!   l {          ヽ
.  }   , {.リ レ≠=ミ   .} ;   /.{r':::::::i\l/    、    ヽ         ヽ
.  |    ヽ! ./|r'::::::::} /   /  レv:::::::ri}!,ィ     \    \        ,
  /    ミ、.Vヽ_r'}./イ/   _辷__r./イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
  ,    } \、 ゝ- '' . /      :::::..イ彡     |  !  `  }      \   }
. { l     ハ :::::::::  ヽ        ./{  /    | リ  ,  l          !
  {ヽ':,   /.:.人           /ヽ }, / /l /  /  |             l
    } ,イ/    .\   ` ´      ./リ VI / /  /    !          ;
   ./イ/         ヽ、_    _,. '  ,. |./イ./  /    ,
                  | ` ´  ,. '´   ./   /    /         ,
                   |` ーr‐'        {   /             /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「もう、あの頃の物もあまり残っていませんけど…
┃ 小さいころ、父に構ってほしくて、この書斎に忍び込んだり、
┃ 父の書き物の邪魔をして、よく困らせていたりしたものでした。

┃ それでも、父は私を邪険にする事なく、優しくて、いっぱい愛情をくれて…

┃ …懐かしい…」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1586◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:05:14.67 ID:CS5SfDgE


             / ̄ ̄\
           /   _,ノ `⌒
            |   .( ⌒)(⌒)
.             |    (___人__)
             |        ノ
              .|        |
              人、       |
          ,イ:. ト、ヽ、 __ ,_ ノ
    ,. -ーー -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
  /..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: メ、
  { :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. 、_
  | ::::::::::::::::::::::..`、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..`ヽ
  '| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
   ト、:::/ / ̄`` ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
   `,ヘ ´:::::::::::::::::. ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rー'、
    }:,∨ :::::::::::::::::: ト、:::::::::::::::::::::::::>< ̄\::..\
.    }:::∨::::::::::::::::、-''゙~ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::...\ ム:::::ヽ
     l::::∨ :::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.、/...:::::::::ヽ}
    {::::::\,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/" ̄:::::::::::::::::::::::::ノ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 親父さんの事が、大好きだったんだな――と、君は言った。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                        ,  ⌒ヽ
                    __    /      \
            _,  ´ - 、  `  {r  、    ヽ
           /⌒    ヽ  \    :.
         , /       :.        :.
           / '    :     ト、   i   ヽ          i
          ,  .  ハ i iト    :.厶斗‐   i\     │
.         i  i  i 斗jハ   :i j/ j/i   !  :ト、     !
.         l   ´|     ヽ  !ィ灯汽.!  , -、   :.    i
.          j! i  |ィ灯汽  :.   炒  ;  ( i   !   :
          ハト   炒   , j/     / / r' /   !    ハ
        /  j ヘ !        ,   / ィ  ´   '   / :i
         ハ. 人     ー     彡イノ /j!  /   ,  :!
           i l ハ             ィjィ     ,     ; 丿
            :j/从{.  ≧  __  ≪ i         i、
                    __|     |      ;  i  | \
             __  イ¨ノ      ーァ=- 、i  ハ !  \
         ヘ≦/////ハ 、_  _,   ///// | i/∧ ヽ    、
        ハ/\/////∧ー――‐一//////∧ i//∧ \
          i////,\////ハ      ////////,j////∧     i
          |///////ヾ//∧     ////≫≦///////,i!       '
          | ////////≫x∧__/x≦////////////,iト、   ∨
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…はい。
┃ 母が早くに亡くなったので、そのぶん…というのもあるんでしょうけど。

┃ 私にとっては、優しくて、聡明で、いつも頼りになる…大切なお父様でした」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1588◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:06:54.20 ID:CS5SfDgE


                 /      `  {     \
              ,            |       \
                 /              |i          i
           / /              八          |
.            / /   _{  i    _i_   \   i    |
         ノイi  (爪八  i{   |ヽ八`   \i{     |
            八  ) 斗ぅミ八  | Tぅミヽ i{   \   |
              {  )}レ狄,辷」  ヽ | 辷ソ,〉 八     !
           /八(∧   '  ノ  厶イ  i{ヽ  \
             (   丶   、 _   ( ノ  八      \
             ヽ i{  > `_  イ ヽ, / | ヽ
             )八_彡イ |i   |__  )/ i|
                    ノ_ノ    〉>- 八
               __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
              _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
             {:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
           ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
             /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
            /:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
         〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
         /:: :: ::ヽ::..:...::.ヽ:: / |:i | |:i ト、:.:./:: :: ::(\:::::::::(  /
.        //フ/フ _::::::::::∨ |:i | |:i |i 辷――- ゝ\::::::ヽ{
.       / )/ /,/ ///┐:::::::::::::|:i | |:i |i:: __,二二ヽ   \:::::::.
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「お父様の死を知った日に、一晩中泣いて…
┃ 気持ちの整理はつけたつもりでした。

┃ でも、未だに現実感が湧かないんです。
┃ あの優しくて誠実だったお父様が、大罪を犯してしまっただなんて…」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1590◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:08:35.70 ID:CS5SfDgE


.                         _______
                       /    \,-、__
                     /_,ノ  `⌒ ヽ.,__ ヽ
                     | (● ) (● ) ,.! ┴-'、
                     |  (___人___) 〉-‐‐´ l
                     .|       u 〉--‐´ l
                      |        iヽソ   l
                     Λ      ∧`;"   '、
                    __,. ィ仏 ___、___ ィ_ノヘヽ、 _,.‐ー、_
              _,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::/::::::::>´..:::::::.. ヽ`.、
            ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...\::ヽ
          / ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ …彼女の話を真っ正直に聞いていると、
┃ 彼女の父が無実の罪を着せられて云々、という可能性を考え始めてしまう。

┃ しかし、情況証拠のひとつすら無い以上は、それは推測ですら無い。
┃ ただの無根拠な妄言、あるいはそうあってほしいという願望でしか無いのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                      ,  ´`ヽ
        _,.. -――--  、_   /       \
       /           `ヽ'、          ヽ
     ,:'                \           \
.    /                  ヽ        ':,
    ,                   ヽ    ‘,
   {       l l   {       l ,    ヽ        }
   |       / イ   |      | l    、      l  |
   |      /イ/   _/,.     | |__、   \    |  !
   |    / / イ/ ハ {       j リハ、   } `\   | /
   ゙.      /  /イ _∨    /l / __l } l !      /l /
    ヽ     / ,/rィテ心 } 、  / /圷/}/,リ VI.    / l/
     }  /´  {、弋z(ソ   、i / / ゞ' /´  } l/   /
   ,/ イ {    ヽ、      /  、  /  / }   イ{
  /イ\ l       }          /  ,ハ/     ! \
      ` } 、__ ト,!     -  ,.イ ハ/ /    |  \
        ,..|  VI  `ヽ、    / >、リ       |    \
     // j       /`¨´:::::::l l|:::::::::`ヽ、    ヽ     `ヽ、
   // }       {、:::::::::::::::l l!:::::::::::::::::}     、       ` 、
  /:::/           ∨::::::::::l l!:::::::::::::::::l              \
  /:::/、           / ∨::::::, ,:|::::::::::::::::::l                ヽ
 ,::::::::::::\―――--    /∨:::j j:l、::::::::::::::::l                  、
. {:::::::::::::::::::`ヽ、     /   }:://:/::\::::::::::::,                      ‘,
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ それでなくとも、他ならぬ織莉子自身が、その可能性に言及していないのだ。

┃ 立場上、元老院から犯罪の証拠を見せられたとか、そんな経緯もあったのかもしれない。
┃ いずれにせよ、当の本人がこうである以上、無遠慮に干渉すべき事ではないのだろう。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1594◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:10:15.27 ID:CS5SfDgE


                    / ̄ ̄ \
                       /_,ノ  `ヽ、_\
                   | ( ●) (● ) |
                   |  (___人___)  .|
                       |   ` ⌒ ´   |
                      |        ,. -'-、
                   ',      j_ r=、`.、
                     __ jハ. __ 、__ノ__,. -、 ` {
             _,. -= '''' ´ ..::ヽ:::::::::::::: ノ,. -   トー- 、 _
            ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ャ    '!,:::::::::::..\
.         / ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ヽ_〉   i,::::::::::::::::::..ヽ
         / .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::八  /`x--、:::::::: l
       / .::::::::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉::::/:::::::::::::::\:::: l
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ せめて、荷の運び出しを手伝おうか…と君は織莉子に言う。

┃ 多少なりとも、彼女の気を紛らわす程度には彼女を救うだろう。
┃ 生家に対するとどめを彼女自身に刺させるかのような作業なのだ。一人では余計に気が滅入るであろうから。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                     -――- ‐‐- ミ
                  彳           ` 、 ---
                  /               、/´    `ヽ
                ,ィ  ,                  ∨  __     i
             , ' γ  ,         、    ヾi=≦7´
              (i′/  ,゙‐/―/  i     ヽ,  .i          il
                 i i i .i / _i/i   ハ __゙,_  }i  {        リ
.               リl'./  i!'i''{ ハ|! リ. ゙, .}i、`ヽ}i  !         λ
               {   l¦代i乂(.´ ̄ト心} ハ  ハ      .i{
                   リi l ト, , 、 `   辷リレイ    i   i   .i
           ――― 、人  、   , , , /    ィ   .i
       r‐‐/ r  〉 ゙, .} V  i 、  ̄    从 i .リ / .i  i:!  .八
       |::{_j  `ー<_イノ'´乂i/:个 -- =≦=.リハ. 仆i ソi 从;  .i!
      〈:::i`ー}ヽ_}_〉::::::::::::::::::}::::::{__{:::::}::}:::}i /:::乂`..,  y'乂  .リ
       /:::::::::::::::.,ノ::::::::::::> ':::::::ノv辷ァ''´::'':::::::::::::::::> リ    イ
     .::::::::::::::::r┘::::::::/::::::::::::::」- 、 」:::::::::::::::、::::::::::::::::::::::Y  .{
    ,.‘:::::::::::::::::,.:::::::::::/:::::::::::::/  {i ∧:::::::::::::::::::Y:::::::::::::::::::ト  i
.   /:::::::::::::::::::/::::::::::::i::::::::::/   ノ',' ∧::::::::::::::::::i ::::::::::::::::::| 乂
.   ,゙:::::::::::::::::,.イ::::::>圦:::::〈   / ,'  ∧::::::::::::::::'::::::::::::::::::´\ .
  :::::::::::::::/:::::/   ヽ:::ゞ<   {   〉:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
 八::::::::::::::::,.ィ      〈::::::::::::`ー 'ー ´::::::::,.イ:::::::::::::::::::::::::::::/
   `¨¨¨¨´        i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、::::::::::::::::::::,:゙.
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…ありがとうございます。
┃ じゃあ、本は私がやりますから、机とかの大物をお願いします」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1595隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:10:26.67 ID:LUFEHzCc
空気の読める主人公だ


1598隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:11:02.26 ID:l98e91xO
流石主人公


1599◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:11:57.60 ID:CS5SfDgE


 ______
  ̄:/:{
 /  {
     {
   / : :: :/(_
  / :  : : . / _丿
 : : : : : :/ _j  _
 : : : : :/ 爻/      ̄三二ニ==‐-   . _
 : : : : : { / '                       ̄三二ニ==‐-   . _
 : : : : . {{                                            /}
 :: : :/<三>匕⌒ヽ                                /:/!
 : :/.  ノ八_   斗}                                  /:/.:::::!
 /   {:::::::> ´                                 /:/.:::::::::::!
       ̄                                     /:/.:::::::::::::::::!
 三二ニ==‐-   . _                           /:/.:::::::::::::::::::::::!
 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::... ̄三二ニ==‐-   . _         ././.::::::::::::::::::::::::::: !
 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... ̄三二ニ=={/.::::::::::::::::::::::::::::::::::|
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 君は頷くと、高級感溢れる机に向かい、
┃ まずはその中に入っている物を取り出しにかかった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


            ,, -─- 、._ 〃"
        "ミ /      ヽ
           |   ノ  ヽ、  |
           | (●)(●)  |
          |  (__人__)  |
          ヽ  `⌒´   ノ
          /        ヽヽ, ) )"
      "( ( ( ヽ     /./
          \ \ ゛//  |   ガサゴソ…
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 机だけなら運ぶのにそこまで難儀するものでもないが、
┃ 中身をまず抜いておくのはやはり基本だ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1601◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:13:32.78 ID:CS5SfDgE


                 ,,
              / !:.、
             { ♭}
            ト--ヘ
              |::: : :l |                   _
               |::::: ::l |                 ((tュ))
               |::::: ::l |               ,, ‐,,==―=‐,- 、、
               |::::: ::l |               '/   12    ヽ 丶
               |::::: ::l |             //   \,||     ' ヽ
               |::::: ::l |             l l 9     ‘'、、   ,3 l l
               |::::: ::l |             ヘ 、      ヾ'    ,/ :!
               {`ー-‐'ハ             丶 、、,,_ 6   _,/ .::/
                {`¨¨´il |               '':.,,_ 二二;;;;;:::.''
               |:::: : ::l| |              , ''¨´ ̄‘―‐'  ̄`¨ 、
               |:::: : ::l| |             l'、::::....        ..:;ノ
               |:::: : ::l| |              ヽ ,''_---  ---_'',ノ
              l:::: : ::l! |                  ̄g ̄ ̄
             ',::: : :リノ                   g
                ヽ._ノ                    g

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 机の中からは万年筆や、ゼンマイ仕掛けの小さな懐中時計などが出てきた。
┃ 織莉子の父のものだろう。

┃ 果たして今も使えるものかどうかはわからないが、質草にはなるだろう。
┃ 当面の織莉子の生活費になるのだと思えば無碍な扱いなどできようはずもなく、
┃ 君はそれらの品々を、部屋の一箇所にまとめて置いておく事にする。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1604◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:14:41.35 ID:CS5SfDgE


                ,   ̄
            /       ヽ   /
.            |     ‐ - -‐   ―
           |    ( ●) (●)   \
              .|     (___人__)
            j         / ',
         _..ノヽヽ      ハ  ヽ
   ,r¬;;――''゙::::::::::::::≧=-、_ノ、_/ ̄ V
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::: ゙ヽ<`'、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ハ
::::::::  \ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l゙:::::::、:::::::::::::::ノ
::::::::::::  `'、l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ と――

┃ ふと気付いた事があって、ん? と君は声を出した。
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                           ,  ⌒ヽ
                       __    /      \
               _,  ´ - 、  `  {r  、    ヽ
              /⌒    ヽ  \    :.
            , /       :.        :.
.           / '    :     ト、   i   ヽ          i
          .,  .  ハ i iト    :.厶斗‐   i\     │
.         .i  i  i 斗jハ   :i j/ j/i   !  :ト、     !
.         .l   ´|...}/|.:イ: ヽ  ! . ミ、: : !  , -、   :.    i
          j! i .{l 汽沁   .Ⅵ トイ沁 .メ  .( i   !   :
.          ハト .八 トイ}   j/ .込z ./ / r' /   !    ハ
.        /  j ヘ ! Vリ        ""./ ィ  ´   '   / :i
            ハ. 人.""  '     .彡イノ /j!  /   ,  :!
           .i l|i 圦    。      ..jィ     ,   ...; 丿
.            :j/从{ .ヽ.         イ.i         i、
            八 |    >r‐    }イ /=- x..;  i  | \
                      _ノ      〉>- 八
                 __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
.             _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
            .{:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
             ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
.            /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
           ./:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
        .〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「? どうしました?」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1610◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:16:38.96 ID:CS5SfDgE


            / ̄ ̄ \
          /  __,ノ `⌒
          |   ( ●) (●)
              |    (___人__)
            |.     ` ⌒´ノ
           |        |
            iヽ       |
           }:::.`> ー-´-くヽ- 、___、
          _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 7¨:.ヽ
       __/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::\
    ,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
   r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
    }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::\
   f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  /.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
 /.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 気のせいかもしれないが…と前置きして、
┃ 君は違和感の元、机の二段目の引き出しを注視した。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



.             /              /
           | 、              ,
.             } ', ヽ /          /
               ヽ } {/  / `ヽ   /
               `7  /    |  {
              /  ,:      l  ',
              /  /     ヽ  ヽ
.           /  /           \__ }
        ∠_ノ /
.         丶-‐'´
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ やんわりと指で押してみると、底板が容易にたわむ感触がある。
┃ しっかりとした造りの机で、ここだけ板が薄いような感触だ。
┃ 専門の職人が作ったであろう高級な机に限って、このような事があるはずがない。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1613◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:18:04.61 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.           u  ./{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\    ´ `    /ヽ }, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     > .     . ,.イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      |    -     |    /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ  、.   /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
                                        
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…まさか、二重底?」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 君が説明するまでもなく、織莉子は察してくれた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1616◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:19:17.01 ID:CS5SfDgE


                      / ̄ ̄ \
                      _ノ  `⌒   \
                      (●).(● )
                     (__人___)  u .|
                   , =二ニニヽ、   |
                   /  二 ヽ、V   ト、_____
                 /   -、 }、j´   /:::ノ::::::::.`' ー- 、
                   /   /{_/_、____,. "/::::::::::::::::::::::.. ヽ
                  _/___ ノ:::::「、::::::::::/ :::::::::::::::::::::::::::::::::.. '、
              _/ ::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::. '
             l :::::::::::::ヽ〈:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i :::::::::::::::::::|
             ,' .::::::::::::::::::}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::::::|
             ,' .::::::::::::::::::ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::/ ||
              ,' .:::::::::::::::::/::/ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:|
           / .::::::::::::::::/:::/   `‐-、:::::::::::::::::::::::::| :::::::::::::::: |:|
             { :::::::::::::::::::/::/     i `ー-,::::::::::::::::| :::::::::::::::: |::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ …どうする? と、君は織莉子に尋ねた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                 /      `  {     \
              ,            |       \
                 /              |i          i
           / /              八          |
.            / /   _{  i    _i_   \   i    |
         ノイi  (爪八  i{   |ヽ八`   \i{     |
            八  ) 斗ぅミ八  | Tぅミヽ i{   \   |
              {  )}レ狄,辷」  ヽ | 辷ソ,〉 八     !
           /八(∧   '  ノ  厶イ  i{ヽ  \
             (   丶   、 _ u .( ノ  八      \
             ヽ i{  > `_  イ ヽ, / | ヽ
             )八_彡イ |i   |__  )/ i|
                    ノ_ノ    〉>- 八
               __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
              _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
             {:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
           ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
             /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
            /:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
         〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 二重底であるのなら、その下にあるのは、織莉子の父にとって隠しておきたかった物のはずだ。

┃ それは、父の悪事の更なる証拠であり、織莉子を失望させるのかもしれない。
┃ あるいは、隠し財産であり、織莉子のこれからの助けになるものかもしれない。

┃ …これを見なかった事にして、優しかった父の思い出を汚さずにおきたいのなら、それもまた彼女の自由だ。
┃ いずれにせよ、決断する権利と義務は、織莉子にあった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1618◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:20:53.66 ID:CS5SfDgE


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ たっぷり、一分あまりは考えたであろうか。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛











                             _
                            ´  /ハ
                  _____  ,/   { {
                ´        ` i      i
            /           ヽ∨ /  _{、
               /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
           / / ., ___{_  i 斗匕、} i  i iV    i
           ,' / i{  ./{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
            レ'i  i{ .,゙斥、  i V ト刈 〉  /i|i }i!    |
            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
            |   i , ,  、    ' ' /'´ } |/!    !
.             ノi   i人.   - 、 u.厶  / i! i!    |
          '´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
            人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
             ////∧ム`ー一 ´__,/'///////,ハ |
               ////, /∧乂___,,.イ////,゙//////,i !
                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
.          〈///{////////////////////}//////∧
            V/八 //////////////////ノ!//////,丿
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…開けて、見せてください」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 彼女は、決然とした口調でそう君に答えた。

┃ さきほどまでの、諦観と寂寥だけに支配されていた表情ではない。
┃ その瞳には、未知に対する不安と、それを塗り潰すほどの渇望があった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1621◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:22:24.33 ID:CS5SfDgE


            / ̄ ̄ \
          /  __,ノ `⌒
          |   ( ●) (●)
              |    (___人__)
            |.     ` ⌒´ノ
           |        |
            iヽ       |
           }:::.`> ー-´-くヽ- 、___、
          _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 7¨:.ヽ
       __/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::\
    ,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
   r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
    }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::\
   f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  /.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
 /.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 言っては悪いが、織莉子の父の悪事の証拠かもしれない。
┃ それが織莉子を幻滅させ、さらに悲しませる事になるかもしれない。

┃ それでも、いいのか? 君は念を押す。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\    ´ `    /ヽ }, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     > .     . ,.イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      |    -     |    /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ  、.   /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「私…
┃ 父の死に、犯したという罪に、まだ現実感が持てないとさきほど言いました。

┃ 私一人の力ではそれを追いかけて調べ尽くす事も不可能だと思っていたから、
┃ 全て飲み込んで、諦めるつもりでいたんです」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1626◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:24:34.46 ID:CS5SfDgE


                             _
                            ´  /ハ
                  _____  ,/   { {
                ´        ` i      i
            /           ヽ∨ /  _{、
               /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
           / / ., ___{_  i 斗匕、} i  i iV    i
           ,' / i{  ./{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
            レ'i  i{ .,゙斥、  i V ト刈 〉  /i|i }i!    |
            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
            |   i , ,  、    ' ' /'´ } |/!    !
.             ノi   i人.    マ )  厶  / i! i!    |
          '´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
            人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
             ////∧ム`ー一 ´__,/'///////,ハ |
               ////, /∧乂___,,.イ////,゙//////,i !
                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
.          〈///{////////////////////}//////∧
            V/八 //////////////////ノ!//////,丿
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「でも、そこにある何かを見れば、その真実を知る事ができるかもしれない。
┃ そう知ってしまったら、見なかった事にはできません!

┃ 父の死と罪について、私、まだ納得できていないんです。
┃ 納得が得られるかもしれないのなら、そこに何があっても正視しますから!」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1635◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:28:15.09 ID:CS5SfDgE


                         -─
                     /       丶
                      /          丶
                        /    ___,ノ ゝ丿
                    /    (、__)(__ノ
                      /  {    (___ノ、丿
                     ,√ヽ ト.、     /
                /::::::::::::\>、__,_/
             :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>、
            /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`: 、
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
          {:::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V.::ト、
.           ;'::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.|ノ:::::\
.         /:::::::::::::::::::::::ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.L:_:_:::::::ヽ
        /::::::::::::::::::::::/;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.r'==、::::`.、:.ヘ
.       ∧::::::::::::::::::::イ !::::::::::::::::::::::::::::::::::::;/ ̄`y!!:::::::::::/
       {:::::::::::::::::::: /  .、:::::::::::::::::::::::::::::: ノ    ノイr'¨゙ ´
.      /::::::::::::::::::::/    !:::::::::::::::::::::::::::::.{ ィ l l fi'´
       {::::::::::::::::::::/    }::::::::::::::::::::::::::::::.ヘヽヽノ:!
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ わかった、と頷いて。

┃ 君は、底板を取り外しにかかった――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1636◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:29:06.79 ID:CS5SfDgE


                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                                ・
                                ・
                                ・
                               :
                               :
                               :
                             |







       __________
    r´ ´\                \
    (    \                \
     \     \         -       \
      \     \       (   )     \
        \     \      ー         \
          \    \                 \
          \    \_________\
                \   r´=========r´
                 \ 《 三三三三三三三三三=
                ヽゝ==========ゝ

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 中から出てきたのは、革製のカバーがかかった一冊の本だった。
┃ カバーの中央には、メダリオン状の金属が据え付けられている。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛



1640◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:30:27.26 ID:CS5SfDgE


                  ./ ̄ ̄ \
                  ⌒´ ヽ、,_  \
                    (●).(● )    |
                    (__人___)     .|
                   '、`⌒ ´      |
             -ーー|        |ヽ________
             /:::::::::、::|       /レy:::::::... `' ー-、
               l:::::::::::::::::::ヽ__、____,. "/::::/::::::::::::::..   ヽ
           j:::::::::::l:::: ::::::「二二二 :::::::::::::::::::::::::::::::::::  \
            l:::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::/\::::::::::::::::::::::/:::::::::::  ヽ
          /::::::::::ー-ミ、:::::::::::::/    \`>- 、::l:::::::::::::::::  |
            /::::::::::::::::::::::::ヽ:::/     / / ノ~ヽ:::::::::::::::::: |
         /:::::::::::::::::::::://      |  j / ,y j⌒ 、::::/::::::∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ まずは織莉子にその本を渡しつつ、
┃ 自分も見ていいか、と君は尋ねた。

┃ 織莉子の家の事情に勝手に立ち入るのは無神経だろうが、
┃ それでもここまで経緯を聞いた以上、事の顛末が気になるのだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                                _
                               ´  /ハ
                     _____  ,/   { {
                   ´        ` i      i
               /           ヽ∨ /  _{、
                /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
            / / ., ___{_  i 斗匕、} i  i iV    i
              ,' / i{  ./{i.  l、 .ir==ミ .|  | i ∨   |
          レ'i  i{ .,゙斥、  i V.ト刈 〉  ./i|i }i!    |
               |  iレ!. 似 \|i . ゞ '..' ' ,.イ !/ i   |
               |   i , ,  、    ' ' /'´ } |/!    !
              ノi   i人.   - 、 u.厶  / i! i!    |
           .'´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
           人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
             ////∧ム`ー一 ´__,/'///////,ハ |
               ////, /∧乂___,,.イ////,゙//////,i !
                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
.          〈///{////////////////////}//////∧
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 織莉子は黙って頷き、君の手から本を受け取った。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1642◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:31:47.62 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.           u  ./{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\    ´ `    /ヽ }, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     > .     . ,.イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      |    -     |    /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ  、.   /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 君がその本を渡すと、織莉子は緊張の面持ちでページを開く。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                    /\
                   /   \
                 /      \
                /             \
              /                 \
             /                  \
           /                      \
         r´ ´\                     /
         (    \                 /
          \     \            / .\
           \     \           /      \
             \     \       /          \
               \    \   /              \
               \    \∠_________\
                     \   r´=========r´
                      \ 《 三三三三三三三三三=
                     ヽゝ==========ゝ



1647◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:32:45.81 ID:CS5SfDgE


     ______________  __________
   {\              `\               \
     \\               \                 \
      \\                \                \
        \\               \               \
         \\                \                   \
           \\               \                  \
            \\__________\ ___________\
             \ソ三三三三三三三三三三ミ彡三三三三三三三三三ヘ
               `く三三三三三三三三三三入三三三三三三三三三三ゝ

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ――日記、だろうか。

┃ 始まりの日時は、大陸歴525年…つまり、今から10年以上前だ。
┃ どうやら毎日つけていた日記というわけではなく、何か特別な事があった日だけの記録のようだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1651◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:34:05.37 ID:CS5SfDgE


                             _____
                            /    `‐-、_
                          /:.        :.`:‐-、_
                           /:.:.:        :.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ____
                 _____    l:.:.:         :.:.:.:.:.:.:.:.::.. ヽ   `ヽ
             _,-‐-'´..:.:.:.:.:.:.:.`‐-、_l:.:.:.:.           .:.:.:.:.:...  ヽ   ヽ
      ____,--'´       ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.          .:.:.:.:.:.:.:.:.:... ヽ   ヽ
  ,イ ̄´´              ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.        ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ヽ   ヽ
/i:l                   ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.          :.:.:.:.:.:.:.:.:.; ヽ   ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 525年 王虎の月11日。
┃  資金提供をしてくれる後援者を探している、という男が現れた。
┃  話を聞いてみると、これがとんでもない法螺話だ。
┃  いわく、神木と名高い"世界樹"の地下には広大な迷宮と無数の怪物が巣食っており、
┃  放っておけばこの国に、いずれは世界に大きな害を成すであろうというのだ。
┃  そして、この男はそれを阻止するための研究を行っており、資金提供を求めている、と。

┃  作り話にしてもあまりに荒唐無稽すぎて、真面目に相手をする気も置きなかったが、
┃  この男の言っていた内容のいくつかは、王国の現状と妙に合致する事だけが気になる――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 li:i:i:il                   ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.     ./;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,__,--'´三三=ゝ
 .li:i:i:il                      ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:   ./;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;__,--'´三三‐'´
  li:i:i:il                        ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.. /;,;,;,;,;,;,;,;,;,__,--'´三三 ‐-'´
  .li:i:i:il                     ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.__ヾ´__,--'´三三-'´
  li:i:i:il                       ..:.__,-‐-'´ ̄=_/ ̄ヽ、三三-'´
  .li:i:i:il               _,-‐'´ ̄三三三三三,-'´___,-'´
   li:i:i:il            _,-‐'´三三三三三三-‐'´ ̄ "´
   .li:i:i:il        _,-‐'´三三三三三-‐'´ ̄
   li:i:i:il     _,-‐'´三三三三-‐'´ ̄
   .li:i:i:il _,-‐'´三三三三-‐'´
    li:i:l/三三三三-‐'´
    .li:/三_,-‐'´ ̄
    .`´ ̄


1657◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:35:32.57 ID:CS5SfDgE


                             _____
                            /    `‐-、_
                          /:.        :.`:‐-、_
                           /:.:.:        :.:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヽ____
                 _____    l:.:.:         :.:.:.:.:.:.:.:.::.. ヽ   `ヽ
             _,-‐-'´..:.:.:.:.:.:.:.`‐-、_l:.:.:.:.           .:.:.:.:.:...  ヽ   ヽ
      ____,--'´       ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.          .:.:.:.:.:.:.:.:.:... ヽ   ヽ
  ,イ ̄´´              ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.        ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. ヽ   ヽ
/i:l                   ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.          :.:.:.:.:.:.:.:.:.; ヽ   ヽ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 528年 天牛の月23日。
┃  およそ三年ほど前に現れた法螺男が、再び私の元を訪れて来た。
┃  どうやら、他の資金提供者を求めて、断られ続けたらしい。
┃  まあ、当然だろう。あれほど突飛な話を信じる者がいるはずもない。

┃  ひとまず最初から最後まで話を聞くだけ聞いてやった。
┃  そして、言っている事が事実であればそれなりの対応をしよう、と口約束をしてやると、
┃  男は嬉しそうに帰っていった。
┃  …法螺話にしては、真に迫っている気がするのは気のせいだろうか?
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1659◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:37:04.03 ID:CS5SfDgE


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┃ 528年 戌神の月6日。
┃  あの男の言っていた事は真実だった事が、証明されてしまった。







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1660隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:37:26.97 ID:fb6cFF0a
短いセンテンスだけにその衝撃がわかるな・・・


1662隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:38:17.39 ID:DKHqMShq
『あの男』か。何者だろう……


1663◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:38:18.48 ID:CS5SfDgE


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┃ 528年 戌神の月25日。
┃  あの男の手引きで、"世界樹"の地下にいる者たちと出逢う。
┃  正直、このような者たちが存在した事の驚きは筆舌に尽くしがたい。
┃  そして、大災厄が予見されている事も…

┃  …私は、この国の中枢の一人として、どうすればいいのだろうか。
┃  これらの話は事実だが、あまりに荒唐無稽すぎて、人々に信じさせるのは難しい。
┃  信じさせられたとしても、大きな混乱を招くだろう。

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1665◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:40:15.37 ID:CS5SfDgE


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┃ 530年 虹竜の月16日。
┃  彼らを信じてしまった。そうするより他に無かった。これだけ明確な証拠を見せられては。

┃  …あの男の研究資金もさる事ながら、
┃  "世界樹"の地下に巣食っている者たちへの対処に関する投資も必要だ。
┃  大災厄を未然に防ぐ可能性を少しでも持っているのならば、協力は惜しむべきではない。
┃  あまりに非現実的で、公にはできないとしても、必要な事だ。

┃  …そう考えなければ、この手を罪に染めた意味が無い。
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1667隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:40:22.07 ID:LUFEHzCc
そんなことに気づいてしまったらしんどいよなぁ


1669隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:41:19.11 ID:znAqCwaM
世界樹の中の住人か
色んな住人がいるがどれも訳アリだったよなあ


1670隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:41:21.65 ID:JHAA5vHa
なるほど
陰謀やら政治的背景やらではなく、世界樹の迷宮そのものが原因だったのか


1671◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:41:45.24 ID:CS5SfDgE


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┃ 531年 皇帝の月11日。
┃  "世界樹"の根本近くに、地下迷宮が出現した。

┃  恐れていた事が現実になった。
┃  大災厄の第一歩だろう、これは。

┃  国王陛下は調査隊を派遣する方針のようだが、まだ深刻な脅威とはお考えでないようだ。
┃  早々に考えを改めていただかねばならないが、どのようにしたものだろう…
┃  まさか、全てを包み隠さず伝えるなどという事はできるはずもない。
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1675◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:43:17.89 ID:CS5SfDgE


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┃ 533年 風馬の月24日。
┃  あの男が病死したと聞いた。

┃  …大災厄を防ぐ手段は、もはや力しか残っていない。

┃  陛下は"世界樹の迷宮"の完全攻略に莫大な懸賞金をかけ、各地から猛者を募っているが、
┃  未だそれを成し得た者はいない。
┃  果たして、この国に、世界に、この災禍を乗り越える力はあるのだろうか…

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1678◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:44:53.98 ID:CS5SfDgE


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┃ 537年 火鳥の月9日。
┃  もはや、何度この手を罪に汚したのかもわからない。
┃  そこまでして私がしている事すら、対症療法でしか無い。
┃  再三の援助にも関わらず、彼らもまだ何ら成果を出せていないのだ。

┃  …それでも、知ってしまった以上は、もはや立ち止まる事はできない。何もしないわけにもいかない。

┃  真実を誰にも伝えられない事が、悔やまれてならない。
┃  数年来の重圧に、私自身、押し潰されてしまいそうだ…
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   li:i:i:il            _,-‐'´三三三三三三-‐'´ ̄ "´
   .li:i:i:il        _,-‐'´三三三三三-‐'´ ̄
   li:i:i:il     _,-‐'´三三三三-‐'´ ̄
   .li:i:i:il _,-‐'´三三三三-‐'´
    li:i:l/三三三三-‐'´
    .li:/三_,-‐'´ ̄
    .`´ ̄


1681◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:46:14.10 ID:CS5SfDgE


       __________
    r´ ´\                \
    (    \                \
     \     \         -       \
      \     \       (   )     \
        \     \      ー         \
          \    \                 \
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                \   r´=========r´
                 \ 《 三三三三三三三三三=
                ヽゝ==========ゝ

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 昨年の後半に書かれた日付のそのページを最後に、後は、何も書かれていなかった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1679隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:45:03.35 ID:IlZvU9wt
これは、あれか 世界樹関連の悪名全部背負わされた感じか?


1680隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:45:31.18 ID:9ZEKcwT8
織莉子のお父さん…


1682隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:46:38.36 ID:ZXl2t3pj
世界樹を攻略する事が父の汚名をそそぐ事に繋がるのか


1684◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:47:42.49 ID:CS5SfDgE


                             _
                            ´  /ハ
                  _____  ,/   { {
                ´        ` i      i
            /           ヽ∨ /  _{、
               /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
           / / ., ___{_  i 斗匕、} i  i iV    i
           ,' / i{  ./{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
            レ'i  i{ .,゙斥、  i V ト刈 〉  /i|i }i!    |
            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
            |   i , ,  、    ' ' /'´ } |/!    !
.             ノi   i人.   - 、 u.厶  / i! i!    |
          '´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
            人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
             ////∧ム`ー一 ´__,/'///////,ハ |
               ////, /∧乂___,,.イ////,゙//////,i !
                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
.          〈///{////////////////////}//////∧
            V/八 //////////////////ノ!//////,丿
          ////,ヽ ////////////////i//////,i
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…お父様は、"世界樹の迷宮"が現れる前から、その存在を誰かに知らされていた…?」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


            / ̄ ̄ \
          /  __,ノ `⌒
          |   ( ●) (●)
              |    (___人__)
            |.     ` ⌒´ノ
           | u.      |
            iヽ       |
           }:::.`> ー-´-くヽ- 、___、
          _/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 7¨:.ヽ
       __/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::\
    ,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
   r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
    }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::\
   f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
  /.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.\
 /.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ いくつかの腑に落ちないくだりはあったが、概ねそれ自体は間違いないだろう。
┃ 君は首肯し、織莉子のまとめた考えを肯定する。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1687◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:48:34.56 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.イ  | ヽ !      l |!   }    |    } {      {
  !,/   {  / 从T人- \  !   -}-/!-、- |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\    ´  `    /ヽ }, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     > .     . ,.イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      |    -     |    /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ  、.   /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「読み取り切れない所はいくつもある…けど。

┃ お父様は、何者かから真実を教えられて、
┃ 大災厄と書かれていた何かからこの国を守るために、罪に手を染めていた…

┃ そして、その大災厄の正体は、"世界樹の迷宮"の中に眠っている…」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1691◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:50:07.09 ID:CS5SfDgE


            / ̄ ̄\
          /    _,.ノ  ヽ、_
          |    ( ●)(●)
          .| U   (___人__)
           |     ` ⌒´ノ
           |        |_,-‐、_ -、
          .人、      厂丶,丶 v 〉.
        _,/::::ヽ、.,ヽ., ___,く_ソ    __ノ
 _, 、 -― ''"::::::::::::\::::::::::::::::::::(    <"ニ‐-、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r  /⌒ヽ;;;;;;; )
;;;;;;;;;;;:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;V/..... ̄ ',;;;;|
;;;;;;;;;;;;;:::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;〈 ;;;;:::::::::::... ',;;i
;;;;;;;;;;;::::!;;;;;;;;;;::::::\::::::::::::::::::::::;;;;;;;;ハ ::;;;;;;;;::::::::. ',
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 大丈夫か? と君は尋ねる。

┃ 織莉子は、数秒沈黙して――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                 /      `  {     \
              ,            |       \
                 /              |i          i
           / /              八          |
.            / /   _{  i    _i_   \   i    |
         ノイi  (爪八  i{   |ヽ八`   \i{     |
            八  ) 斗ぅミ八  | Tぅミヽ i{   \   |
              {  )}レ狄,辷」  ヽ | 辷ソ,〉 八     !
           /八(∧   '  ノ  厶イ  i{ヽ  \
             (   丶   、 _   ( ノ  八      \
             ヽ i{  > `_  イ ヽ, / | ヽ
             )八_彡イ |i   |__  )/ i|
                    ノ_ノ    〉>- 八
               __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
              _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
             {:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
           ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
             /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
            /:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
         〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「……知りたい。最後まで」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1695◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:51:55.00 ID:CS5SfDgE


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 視線を上げた。
┃ そして、今度は躊躇う事なく、言い切った。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                             _
                            ´  /ハ
                  _____  ,/   { {
                ´        ` i      i
            /           ヽ∨ /  _{、
               /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
           / / ., ___{_  i 斗匕、} i  i iV    i
           ,' / i{  ./{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
            レ'i  i{ .,゙斥、  i V ト刈 〉  /i|i }i!    |
            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
            |   i , ,  、    ' ' /'´ } |/!    !
.             ノi   i人.    マ )  厶  / i! i!    |
          '´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
            人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
             ////∧ム`ー一 ´__,/'///////,ハ |
               ////, /∧乂___,,.イ////,゙//////,i !
                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
.          〈///{////////////////////}//////∧
            V/八 //////////////////ノ!//////,丿
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「私は、最後まで知りたい…!

┃ あの優しかったお父様が、なぜ罪に手を染めるような事をしなければならなかったのか。
┃ お父様が立ち向かっていた、迷宮の奥底に眠っている大災厄とは、一体何なのか!
┃ 知らなければ、納得できません!」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1697◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:53:11.99 ID:CS5SfDgE


           / ̄ ̄\
         ⌒´ ヽ、,_  \
            (●)(●.)    |
         (_人___)    |
            '、       │
              }       {
          !、______ .ィ-ート、
            V/:::::::::::::::::ヽ
                {::::::::::::::::::::::::::::::.、
           /ー-:::::::::::::::::::::::::::::::,
   「r'、     /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,
   } r'、 ヘ、 /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i
   i/ ム、} .{ i:::::::::::::::::::::::::V:::::::::::::::::::::: |
   { い、{  Y::::::::::::::::\::::V:::::::::::::::::::: |
   \  ヽ {|V.::::::::::::::: \V:::::::::::::::::: |
     \  ノ|:.V.::::::::::::::::::::::〉.:::::::::::::::::|
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 物静かな印象の強かった織莉子にしては珍しいほど、感情が迸っていた。

┃ とはいえ無理も無いだろう。唯一の、そして最大の信頼を寄せていた父を罪に走らせてしまったのが
┃ "世界樹の迷宮"に端を発するらしい謎の中にあるとなれば。

┃ 君は、冒険の中でその謎に迫る事があれば、必ず連絡すると織莉子に約束し――
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.ト- _ | ヽ !      l |!_ -‐ .}    |    } {      {
  !,/   {  / 从lノ‐- \  !   -}‐/!-、.  |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\.    (  )    /ヽ.}, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     >       イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      l  `    ´   !     /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ       /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「それではダメなんです!」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1698◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:54:55.20 ID:CS5SfDgE


    / ,      /   /      l       \{   l    /     }
   /イ  l     /  l  ,         |        ヽ!   l Y  /      ,
   / ,  ! /   /  { ! i       |   ヽ   ヾ,   ∨! '       i
  { /   /  ,.ト- _ | ヽ !      l |!_ -‐ .}    |    } {      {
  !,/   {  / 从lノ‐- \  !   -}‐/!-、.  |     !    , |         ゙、
  |ハ  |   |/  __ヽj ヽ..|    /イ__lイ ヽ j    {!   l {          ヽ
     }   , { 下云テ心ヽ } ;   /ト云心ヽl/    、    ヽ         ヽ
     |    ヽ!  弋z(ソ  /   / 弋z(ソ !,ィ     \    \        ,
    /    ミ、     /イ/      /イ   l  ト、ミ、    `ヽ、__
   ,    } \、     /,.     イ彡     |  !  `  }      \   }
    { l     ハ.              /{  /    | リ  ,  l          !
   {ヽ':,   /ヽ!\.     ´  `    /ヽ.}, / /l /  /  |             l
     } ,イ/     >       イ   リ VI / /  /    !          ;
      /イ/      l  `    ´   !     /イ_/  /    ,
                 | ',      / !    /   /    /         ,
           __,...ノ       /  |____{   /             /
    ,....:<::\::::_, ´        ' \:::::::/ /ィ_                /
  /:::::::::::::::::::::\            `//イ:::::::`ヽ            /
_/:::::::::::::::::::::::::::::::::\          /イ:::::::::::::::::::::::::\        /
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…我儘なのはわかっています。
┃ けど、私自身の目で真実を確かめたい。
┃ お父様を罪に走らせた元凶が何なのか、この手で探し当てたいんです。

┃ 誰かが見つけてくれるのを待つだけなんて、耐えられません…!」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1699隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:54:58.72 ID:9ZEKcwT8
自分で見なきゃね


1700隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:56:04.35 ID:tXkPnkrx
熱い意志だな


1702◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:56:33.92 ID:CS5SfDgE


                  __
                  /    丶
               ヽ、 、__,ノ  `
.              (●)(●.)   |
              (_人_)     |
                |}r┬‐|     |       __
                '、`⌒ ´   , ト、    _r┘ `ヽ、
             | 、     ,イノ:::`ー‐ー-r'‐、'ヽ `、{
                `ォニニ二´:::::::::::::::::::::::::{ 、 `   |
                _/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,」    |、
                /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|    |、{
            r'':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ_,./ ノ Y
         /.::::: ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈──::::::::::|
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       /::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈. |::::::::::::::::::::|
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┃ やめておけ、危険すぎる! と君は一喝した。

┃ 彼女は良家の令嬢、冒険者風情とは一線を画した世界の存在なのだ。
┃ 荒事に慣れていようはずもなく、慣れられるとも思えない。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                             _
                            ´  /ハ
                  _____  ,/   { {
                ´        ` i      i
            /           ヽ∨ /  _{、
               /  /      ト、 ヽ__',  '.,V /   ノ
           / / ., ___{_  i 斗匕、} i  i iV    i
           ,' / i{  ./{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
            レ'i  i{ .,゙斥、  i V ト刈 〉  /i|i }i!    |
            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
            |   i , ,  、    ' ' /'´ } |/!    !
.             ノi   i人.   - 、  厶  / i! i!    |
          '´ i トi  个 .,_   _,.ィi / ∧|  !    !
            人_{ \{ヽir≦〕抓-≦レ'レ'〉---、.   |
              >‐ rト、三三三 >''´/'///`ヽ !
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                〉///// `7777777´///,{///////!i!
          //,‘//////////////////ハ/////八!
.          〈///{////////////////////}//////∧
            V/八 //////////////////ノ!//////,丿
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ しかし、織莉子は怯まない。
┃ 鋼のような意志を示すかのように、君の眼光を真正面から受け止める。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1703隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:56:47.51 ID:JHAA5vHa
こいつぁもう決めちまった奴の目だぜ


1704隔壁内の名無しさん2014/07/04(金) 23:57:32.21 ID:ZtFzxOE0
覚悟完了


1705◆SQ.iJMf4FY2014/07/04(金) 23:58:05.39 ID:CS5SfDgE


                             _
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           ,' / i{  ./{i.  l、 .i斗=ミ |  | i ∨   |
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            |  iレ!. 似 \|i  ゞ ' ' ,.イ !/ i   |
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┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「私には…家も、父も、財産も、もうありません。
┃ あるのはこの身と、全てを失った無念だけなんです!

┃ その無念さえ私から取り上げて、抜け殻になって生きていけと言うんですか!?」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1710◆SQ.iJMf4FY2014/07/05(土) 00:00:05.71 ID:2OEan+Zl


                 / ̄ ̄ \
              _,ノ ヽ、,__   \
              (○)(○ )    |
                (_人___)    .|
                 '、     u. │
              、      イ
                 ゙、 ___,. イ i
                ,r... __>ーメ.┴ュ
.             _,. ,i´::::::::::::::::::::::_::::::>、__
           ,.<::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>-.、、
.          「::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::.`、
         /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.}
.         / y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}
.      /:::::.i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ/:::.:::::::::::::::::::::j
     ノ.::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ィ
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ――君は思わず言葉を失い、怯んだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                           ,  ⌒ヽ
                       __    /      \
               _,  ´ - 、  `  {r  、    ヽ
              /⌒    ヽ  \    :.
            , /       :.        :.
.           / '    :     ト、   i   ヽ          i
          .,  .  ハ i iト    :.厶斗‐   i\     │
.         .i  i  i 斗jハ   :i j/ j/i   !  :ト、     !
.         .l   ´|...}/|.:イ: ヽ  ! . ミ、: : !  , -、   :.    i
          j! i .{l 汽沁   .Ⅵ トイ沁 .メ  .( i   !   :
.          ハト .八 トイ}   j/ .込z ./ / r' /   !    ハ
.        /  j ヘ ! Vリ         ./ ィ  ´   '   / :i
            ハ. 人.    ' _  u .彡イノ /j!  /   ,  :!
           .i l|i 圦   'v: : :)     ..jィ     ,   ...; 丿
.            :j/从{ .ヽ. .. ̄     イ.i         i、
            八 |    >r‐    }イ /=- x..;  i  | \
                      _ノ      〉>- 八
                 __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
.             _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
            .{:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
             ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「――あ」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1712◆SQ.iJMf4FY2014/07/05(土) 00:01:17.57 ID:2OEan+Zl


                     -――- ‐‐- ミ
                  彳           ` 、 ---
                  /               、/´    `ヽ
                ,ィ  ,                  ∨  __     i
             , ' γ  ,         、    ヾi=≦7´
              (i′/  ,゙‐/―/  i     ヽ,  .i          il
                 i i i .i / _i/i   ハ __゙,_  }i  {        リ
.               リl'./  i!'i''{ ハ|! リ. ゙, .}i、`ヽ}i  !         λ
               {   l¦代i乂(.´ ̄ト心} ハ  ハ      .i{
                   リi l l.   、 `   辷リレイ    i   i   .i
           ――― 、人          /    ィ   .i
       r‐‐/ r  〉 ゙, .} V  i 、‘ ’  u .从 i .リ / .i  i:!  .八
       |::{_j  `ー<_イノ'´乂i/:个 -- =≦=.リハ. 仆i ソi 从;  .i!
      〈:::i`ー}ヽ_}_〉::::::::::::::::::}::::::{__{:::::}::}:::}i /:::乂`..,  y'乂  .リ
       /:::::::::::::::.,ノ::::::::::::> ':::::::ノv辷ァ''´::'':::::::::::::::::> リ    イ
     .::::::::::::::::r┘::::::::/::::::::::::::」- 、 」:::::::::::::::、::::::::::::::::::::::Y  .{
    ,.‘:::::::::::::::::,.:::::::::::/:::::::::::::/  {i ∧:::::::::::::::::::Y:::::::::::::::::::ト  i
.   /:::::::::::::::::::/::::::::::::i::::::::::/   ノ',' ∧::::::::::::::::::i ::::::::::::::::::| 乂
.   ,゙:::::::::::::::::,.イ::::::>圦:::::〈   / ,'  ∧::::::::::::::::'::::::::::::::::::´\ .
  :::::::::::::::/:::::/   ヽ:::ゞ<   {   〉:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ.
 八::::::::::::::::,.ィ      〈::::::::::::`ー 'ー ´::::::::,.イ:::::::::::::::::::::::::::::/
   `¨¨¨¨´        i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゝ、::::::::::::::::::::,:゙.
                 |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ::::::::::::::::i.
┏Now Talking... ━━━━━━━━┓
┃織莉子
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃「…すみません。少し、熱くなってしまって」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


.                         _______
                       /    \,-、__
                     /_,ノ  `⌒ ヽ.,__ ヽ
                     | (● ) (● ) ,.! ┴-'、
                     |  (___人___) 〉-‐‐´ l
                     .|       u 〉--‐´ l
                      |        iヽソ   l
                     Λ      ∧`;"   '、
                    __,. ィ仏 ___、___ ィ_ノヘヽ、 _,.‐ー、_
              _,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::/::::::::>´..:::::::.. ヽ`.、
            ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...\::ヽ
          / ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ いや、自分の方こそ…と、君たちはお互いに頭を下げあった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1713◆SQ.iJMf4FY2014/07/05(土) 00:02:22.45 ID:2OEan+Zl


                                / ̄ ̄ \
                              /_,ノ  `⌒ \
               -、          | (● ). (● )  |
              ヤ  ',           | .(___人___)   |
               i.  l     ,.-、   |   ` ⌒ ´   |
                ',  j   / /     .|         |
                ノ_..ヽ-、′,'       ',      ,/'|、
                    .l .___ ヽノ    __ .j '.、__ , ___ ィ/::L_
                   Y     )ハ.‐ ' ´ ..::ヽ::::::::::::::::::::::::::/:::::::...`' ー- 、 _
               ト.  ̄ ̄ 〕y::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..\
               ハヽ 一ニイ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: r;;;;;:::::::: ',
              /...::::::;;;;;;;;;;; /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ;;;;;::::::::::::::〉
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ ただ、織莉子の事が心配だから言ったのだと、君は付け加えた。
┃ か弱いお嬢様を危険な冒険に同行させるなど、以ての外であるという考えは変わるわけもない。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


                 /      `  {     \
              ,            |       \
                 /              |i          i
           / /              八          |
.            / /   _{  i    _i_   \   i    |
         ノイi  (爪八  i{   |ヽ八`   \i{     |
            八  ) 斗ぅミ八  | Tぅミヽ i{   \   |
              {  )}レ狄,辷」  ヽ | 辷ソ,〉 八     !
           /八(∧   '  ノ  厶イ  i{ヽ  \
             (   丶   、 _   ( ノ  八      \
             ヽ i{  > `_  イ ヽ, / | ヽ
             )八_彡イ |i   |__  )/ i|
                    ノ_ノ    〉>- 八
               __r<´:: :,____/:: :: :: :/`::ヽ  /
              _/:: :\:: :: :: .   /:: :: ::/:: :: :: :∨
             {:: :: :: :: :: \: ∧ / :: :/:: :: ::ヽ:: : 乂
           ):: ::/:: :: :: :>_∨_<:: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
             /:: :: :: :: :: /:: :: } {:: :: ::\:: :: :: :: :: .,:: :: ::\
            /:: : ′.: ::./:: :: :: xヘ、:: :: ::∨ :: :: :: ::}:::. :: :: :)
         〈/:: ::i{ .: ::.〈:: :: :: ,仆} ∧:: :: :.:.〉:: :: :: ::ノ:::::. :/
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 織莉子は、その言葉には答えなかった。

┃ …その後しばし、言葉少なに、君たちは荷の片付けを続けたのだった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


1715◆SQ.iJMf4FY2014/07/05(土) 00:03:36.87 ID:2OEan+Zl


                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
                             ┃
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琴線に触れたやる夫スレを
まとめさせていただいております

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恵体豪打の淡々マイライフ

三国志どうでしょう

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完結いたしました。
お疲れ様でした。



新規まとめ


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【あんこ】格闘ゲーのけもの

はじめました。



※やる夫観察日記様からのサルベージ


やる夫はオトモを雇うようです

やる夫の停電物語

やる夫のいる教室は大騒ぎの様です



※更新予定時刻


12:00
【安価】第一印象から決めてました!【第一印象ゲーム】

15:00
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18:00
KUMOさんの何か
他不定期の更新

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射命丸文は童話を救うようです

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