このやる夫スレ、まとめてもよろしいですか?

まとめ”だけ”を読んで安価本スレに参戦なさる行為は大変危険ですので、必ず本スレと注意事項をよく読んでからお楽しみ下さい。


やる夫たちは時計館の謎に挑むようです 第十七回-③


1411 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:00:28 ID:DlmqwFS.0

レミィの死後、責任を感じた真理沙が自殺した。
そして咲夜さん、あなたの娘が落とし穴に落ちてなくなり、一ヵ月後には夫も交通事故で亡くなられた。
そしてレミィの許婚だった馬淵群像が海難事故で死んだ。

真紅倫典は再度、中村青司に設計を依頼し、この時計塔と<新館>の増築を始めました。
翌年、1980年の夏にはこれが完成したのですが、その直後、彼は病に倒れ、まもなく他界する
こととなった。


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1421 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:01:05 ID:DlmqwFS.0

それから九年の年月が過ぎ去りました。

その間、倫典の遺言に従って<旧館>の時計たちが彼らの時間を刻み続ける一方で、倫典が描いた
”悪夢”に関与していた人々のうちの、さらに二人が死んでいった。

一人は主治医であった入江京介医師、もう一人はブランドー専務です。


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                ト-ノヽ--、ノ、_))
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ミ/、 ヽ          ノヽゝ ̄ヽ| rY ミ) L
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ミミ ミ/  ミ/  `'i ゙iヽ/ )ミ、r―‐ゝ、ヽ\::::::::::::::ノ:´   >´  ヽ
 ミミ/ヽ ミ/ヽ、__ノ iミ`'ー'´ミ  |ミ   ,.-`'ー--:::::::::::  /    ヽ
 ミ〈   ミ|ヽ_ |ミ、    ミ|ミ  /      \   _|      |
  ミヽ  ミ!   ̄| `ミミミミミミミ \       ノ、 ̄       |
   ミ ミ|    |ミミ、 ミr'⌒ヽ  ミミ、       ヽ          ヽ,
    ミ|、   / `ミ、ミ/\ ミ|    ヽ                    ヽ


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1431 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:02:24 ID:DlmqwFS.0

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               i. 弋H    l           l      トイバヽ、
              ノ   ヘ亅   ├-,、__,.   __, -┤      レ'   \
           _/     /     f弋ゥご"   ,y7ぇソハ     .|`ー、
          f´       ,イ    / ` ̄^ソ  ,イ `' ̄^ ヽ    │  十年前の悲劇の真相を知る人間は、
          ヽ   _,r'"./    ゞ.     l ヽ     /      │  こうして五人だけとなったわけです
           L_-'"   /     \    |  l    〈      ヘ、
        __/´    │       j    ゝ'´     冫      ', 咲夜さん、あなたと真紅フラン、
     / ̄         )      f´  ry'ニニtァ  .ノl       | 早乙女博士、馬淵長平、
    /           /      j´\   厂^丁   / /       / そして博麗霊夢
   /            l      │   ヾソ  └‐'ゾ ./      ,′
.  /            〈        ゝ   ヘ     / f      丨
 /              冫     」     ヘ、 /  .|    ト、  t_


1441 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:03:06 ID:DlmqwFS.0

そんなところへ突然、十年前の子供たちが時計館に現れたのでした。
彼らと一緒に来た秋月涼についても、あなたはその一人だと誤解してしまった。
これが去年の秋、9月のことでした。


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               .´  ̄ ` ヽ
            / . :.  :. . :.ヽ
           /.: .: ::..: :::.: ::、::.ヽ:::::゚.
           ,′:.::i:!_:i:.!:::i:┼、::::、::::   上白沢大学ミステリー研の牧瀬紅莉栖
             {::i:::::ム!_、:、:::lィr=、:i:: i   といいます
           ゚::!:::::《廴}゙`ヾ!ゞ‐'|::!:::|
             ゚:!:::::ゝ"  ' _   |::!:::l!
              ゚:!::::::i>. ´_ . イ:l|::!:::|!
.              ゚:!:::::!::::/7ハ「´y:;!:::l:゚:.
                ヽ::!'リ='く‐ゞ=,::/7i::iヽ、
           .ィ´./リ { ヽソ┤ {:;'/ i:::! `ヽ
            {.  /_/i 、 !.:.|´ リ' |:::! / .〉
          l   / !ヽ|:.:.!r∧/ヾ:!  ,゜
            j   `ヽ '! !:.:i.l,゜ ゝ/ハ!  !



                 rヘ厂しヘ厂しヘrヘ        ヘ
                    /rヘ_ン/⌒ヽ ⌒ヽく)       ./  } \
                  / に//   ⌒Y´:   \      /  |  .〉
     ___      {  に}/ / / __/} }:__\ ー__  /  (ゝ/
    〃/∧ ‘,      }  ∠./  '/ / )ノ\  \/ /__/ /
   ┗于ー'r┛   =彡' <  )  ァテ ミ   r彳)ー'  `ヽ/`V     くりす…
 ____j___|__  ー/,  ,∠ = ' 八 じ   し'|Y) |  /┘{./ヽ
=|{{  {{ ≫≪}} |  ⌒ヽ( (_   (Y) ""  _  ノY)/  {  '└ /    漢字ではどのように書かれるのでしょうか
 ¨¨¨¨“{ニニ}“¨¨     r‐ァぅー(Y)` ー‐ ≪(Y)   /\ イ_
.     |ニニ!      )/: : : r厂〕\_) {__厂_)ヽ {   ̄o .|
    〔ニニ〕   __/__: : : : にV⌒V 8\ (,ノハ: : : ,_)ー―z__}
.     |ニニ!.  _// ⌒iヽ\,_ に}\ノー―': :ヽ__) : : {: : : : : :|
.     |ニニ!___{_0{_j_j_j_jr ∨{_)に}: : : : : : : : : : }_)\: : : : : : /

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1451 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:07:41 ID:DlmqwFS.0

あなたが復讐を決断するまでには、さらに何段階かあったでしょうが、まずは彼らが所属する
上白沢大学のミステリー研などについて調べ上げた。

前後して、交友があり続けた博麗霊夢からも耳寄りな情報を手に入れた。


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                  /ヽ、
                 く  人
                   r‐' /  \
               _> l    、`ー-、     , -、-,
               く   ノ       __Yヽ/_  い
              へ. /    ィ´ ̄   ,  >、 }
              ) {  /        ,  ,  ヽ \
              ゝっ、/    ,  / /i  i ,  i  ヽ、
   <´`ー- --- ―' ‐く /  i  i  L-'‐ト、ハi   l i   i、  知り合いに『CHAOS』ってオカルト雑誌の
     ヽ、     _ -'/Y   l  l  l !_リ`|  リi il  ハ ', 副編集長がいるんだけど、咲夜さんが調べてる
          ̄≠‐'´ /  l  l   l  ´{r行` ヘ、/、! リ  l ll 大学のサークルのOBで取材したこともある
.        /     / / l  l i .ャ=ァ!`¨'     ' `/ /. リ んですって
          ハ / / / . l i ハ.i | | ヽ、   , `ヽ' /i
        / l ' /! '   ハハ,! ノ!〒ア   、 _  ノi´i ハ
      '  ∨ , '   , -‐-マ=イ . l  lヽ、_  ィ _j、 iノ l
       / /  /    し、ヽ. l リ}Yーァ ハ〒 〒  ノ
      / /   i     と∟ ヽ!,ソノ 〈 l ス'. !.l  !i
     /   ´  / /iヽ.    iルゝ /l_く r'/ .ハ  い i
     ハ/ __ / 〈V i.    lハ V /Tヽ、 ノ !  ハ iノ
       !/´    ヘヽ' l    l 〈ノ 〈 l  ヘ /   リ'
           ノ`  l    l   く  ! r '/
          ノi    l    l    `ー厂 ,'
       r‐- '´ /ノ   l    l '   /   i
     l    /     l    ヽ、 ィ    l


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1461 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:08:07 ID:DlmqwFS.0

         j"\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__r‐'"´   |f´ /      l
          /   `-、__ __:::::::::::::::::_,,イビノ,代     レ'´     ',
        /       i ゝドダ'''''''"´ ̄ ̄"゙゙^ │      |        ' 、
      /      │    j|         j       '、        `ゝ
     /         ∧   ,イ        /      そしてあなたは、岡部君たち四人をこの屋敷に 
    〃,ィ      /   .ヽ ,'/          /          呼び集め、<旧館>の中と外の時差を利用して
    勹    _,r'´     ゝ ゙ー-      ゝ        自らのアリバイを確保しつつ、彼らを殺してしまおう
   │|   /´        ,∧ ー--―一' 入       という計画を思いついた。
  ヽ ゞ         / ̄  ヘ 丁"^Y / バ          ト、 ト、
    \        /      ∨    `"/,-┘       /ノ 冫ゝ
.     |     /           |   ∠/            ム'  /  |
    /   r'´ ___........___     │ ,イ゛〈             /    j
   ヾ    /  /      \.  └fンl  ヽ、         r'′



<旧館>の秘密を知る五人のうち、三人はすでにそれを話すことはほぼ不可能になっている。
あなたが日ごろから世話をしているフランさんは気が狂い、早乙女老人は惚けている。
馬淵氏もアルツハイマー病に冒されて満足に会話出来ない状態にある。あなたは定期的に<緑園>を
訪れていて、そんな有様を熟知していた。


1471 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:08:37 ID:DlmqwFS.0

いまや<旧館>の秘密を知るものは事実上、二人だけ。

咲夜さん、あなたと、博麗霊夢です。


そう、霊夢の口さえふさいでしまえば、その秘密が他人に知られる可能性はなくなると、
あなたは考えたのです。


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「"i [][]::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....
| 二i::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:......
|..,」::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:., -r⌒L⌒」⌒yヽ 、
::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._r─ ノヽヽ,_ _,ノヽヽ イゝ、
.:.:.:.:.:.「"i []rヽ, / /       `ヽ イヽ,
   | 二r`  /  /λ   ハ ヽ、 ヽy i┤
   |..,」/ ソ   /! !   / l  ヽ   l ,j
       i l   / i |ハ  /ヽ、,Vヘ ';_  i  |
        | !  | ,!`ト、ヽ´ `j_,.ルtヾ´! | ! l  「"i [][]
        N、   N::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レノ /リ!  | 二i
.      / } \ ト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::厶イ ',ヽ  |..,」
   r 、/ / Iiy}ヘ    _'_,    ,イ{Iy}   ヽ\
   l !`ヽ./__.{y'} > _      ィ' !y'}ィ;、ト、>'´|  「"i [][]
   l レ'Y´j\Iiy} ト ┤,≧‐≦´ | レ{Iy}/>'´_ |  | 二i
   |.' / コl_ヽ<フイ、\__Y__/,>}i水{´  _|.  |..,」



        r'ア ̄ ̄::`ヽ
        i7_::,,. -- 、::::::::,>⌒>-< ̄::`丶、
        r!,. -‐ '" ̄::::::::::::::::::::::::::::`ヽ:::::::::\
      / /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::⌒i::::::::ヽ >' />
.    ∠,ィ/::::::,::::::/::::::/::::::::::::::::::::::::::::::!::::::', ',/r'    ♪ ♪ ♪
    /  /::::/::::/::::::::l::::::l::::::::.ト、::::::,::::::|::::::::i !'`
      i::::::i::::::l::::::,. i- ハ::::::|::::ヽ‐ト- |::::::::liミi        _,,..-=ニ二7
       |::::::l::::::l::::::/ V  \!  ヽ!ヽl::::::::liニ}\     ヒ'ア´
      レvヘ::::ト::〃⌒`    '"⌒ヾ !:::::7´) /´    ノノ
      ん~\!     __     「 丁''      r'ァ⌒ヽ、
          /iゝ.,   i  ノ   , ィ´L 」        ||
        /〈::::::::i >  --  <  ./::::ヽ       ||
     /`丶、_ \::ハ1T iヽ/ /:::::::/::::::/_     .||
     !    li |. 〉::::}.|ソ^ヽ、/」:::::/::::::/ iュ_   !!
    / `ーァ┴ i/ハリくr-、_」:::::::〈:::::.:{    「i ̄ ̄ヽ
   /   //   /::::八 ,::::::::::::::::::::::::i::l:::!      |___ノ
.  |   .i |  _レ'__>ー-- -‐へリヽ!    [] ',
   ',   !.|  | /:::::::::/  i l::::ヽ::::::\`''ー-┴'"
   \ k|  |:::::::::::::/   ! !::::::::ヽ.::::::\


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1481 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:09:03 ID:DlmqwFS.0

そう考えて、あなたがまず行ったこと、それは――


この塔の大時計の針を外してしまうこと、でした


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  !|        i|  ./    \       . |i     !|   i       !  i
 i   i|   !    ./       \  |!    i       !  !  i     i
  i|    !   i |.二二二二二二.|     .!    i  |!      i|   !
  !|          .__| 〔〕〔〕〔〕〔〕〔〕 |__ !|   i       !  i
 i   i|   !  .|  |{三三三三三}|==| |!    i       !  !  i     i
  i|    !   |==|| / ̄ ̄\ ||  |  ..!    i  |!     i|   !   i|
  !|          |  || l       |.||==| .!|   i       !  i
 i   i|   !  .|==|| l       |.||  |     .i       !  !  i     i
  i|    !   |  || \__/ ||==|..!    i  |!      i|   !
    |i    l . |  幵幵幵幵幵幵  |..!       i    i   !|  i
  !|          |....上上上上上上L__|   . |i     !|   i       !  i
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1491 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:09:32 ID:DlmqwFS.0

<緑園>を訪れた帰り、たまたま立ち寄った喫茶店で、こういう話を聞いたのですよ


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                       r 、
          __            /::/ヽ      あの”気まぐれ時計”だけ見て
          |::::\           /::/::::::::';    帰ってくるという繰り返しで…
          ;:::::::::::ヽ,,.. -ノ}::: ̄`"''::::く:::::::::|
         /::;::::'"´::::/、 ハ:::::::::::::::::::::ヽ::::|    いつ見ても好き勝手な時間をさしているので、
         /::::::::// ーァ'  }::::::|:::::::::::::::::Y    近所の人たちがそんな名前で呼ぶようになったとか
         ./:::::::::::<,___r 、ノ‐ァナ:::ハ:::::::::::'、
       ,':::::::::{:::::ハ:::::∧::::/ァ=rテ't、::|::::::::!::::`'ー-..、
       _ノ;::::::::::∨::|ナ'  レ' _( j_rソ)'!:::::::|:::::::::<ヽ)   聞くところによると、最近ではもう針を
     (r'´{::::::::::::::|::l,ァ=、)´ ` "´xx7::::::/::::::::;::::::\   外してしまったそうですがのう
      ` '、:::::|:::::ヽxー   '      ∠::::イ::::::::::|:::::::::::':,
        \ト、:::/|    r7 ̄ヽ  {::::::|:::::::::::;::::::::::::::}
           )人    、 _ノ  八:::ハ::::::::/:::::::/:::/
          /::::::::`>..、   , イ__rア二7'ァ、::::イレ'
         /::::|:::::::::/::::::::ノ「斤 ./ /ア´―-、Y .!
         {::rヘ:::::;ヘ:::::(// __/ //      \′           __
.           !ノ ,〉´ r< // ̄/_/ ;'         \___,,..ノ)"´ ̄\`ヽ、 ト、
         /  ン-'/    ./        \ヽ;::::::`ヽ.     ';::::∨:

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そのときはあまり疑問に感じなかったのですが、あとになって妙だと感じた

普通「時計がおかしい」と云えば、何分進んでいるとか遅れれているとか、そういった状態のことでしょう。
ところが、この塔の時計の針は、いつ見ても好き勝手な時間をさしている、のだという。

答えはもはや明らかです。すなわち――


1501 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:09:51 ID:DlmqwFS.0

    |\/_/゙|  | __ノ `|       /           `ヽ、 \/_/゙|  | __ノ `|
    | _/| |  |\_,....' |.     /               `ー、 .| |  |\_,....' |
    L_____|_|______」    /        _          ゝ__ _|______」
    ,. -─- 、       ,-、 /        | ゙ゝト、_         `i
   / ,.-─-、 `ー- 、   l  \/         /    ヽ_r_,___,    |
   |│    ー-、 `ー、r'´L_/        /          /    l   レミィの死後に建てられたこの塔の
   ゝ、       \ ` ̄´        /_r\_      , ′   ノ   大時計もまた、真紅倫典の意志に
    \     _/´      __ _ __,/t'!ユュ、 `  _ _」     |    よって<旧館>内の108個の時計
ー─- 、__>ニ‐´        ! ヾ  l   - ' ノ! ,ィァ<,. |     |    たちと同じ速さで時を刻んでいた
                  ゝO  1     / .j  `^,=┘    !
                  「  |   ┌‐-、 └‐'    ! ,r'了    .l
      ,.-─‐‐        |   ゝ  ヽゝ,二ニ==--'´ノ/ヒ}.     |
     _」-──- 、_     /⌒ー-_ノ 卞こー- 、ア´        \
   r'´:::: ̄\_:::::::::::` ─‐-'´ヽ rf''´ ̄`>リ  >'"´         \_ `\
:::::::::::::::::::::::::::::::::\_::::::::::::::::::::::::::\丶__,.イ   _ノ        ___」 `\ `ヽ



だからあなたは、<旧館>の時計の仕組みを秘密にするためには、別の口実を設けて
大時計の針をはずさなければならなかった。去年の11月のことです。


1511 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:10:26 ID:DlmqwFS.0

      ヽ、: : : : : : : : : : : /
       _,!: : : : : : : : : : : |__ _  
   _/ ̄: : ゝ、_: : : : : : : _,i: : : : : \
   `゙''ヽ-,,_: : : : : : : : : : : : : _..r''" ̄
    <` 1 lf ''ー‐--‐ー jl ヽ> 
      ソ  │        |> ヽ、
     ,′ /ヘ  ___ .  / / /      では倫典がこの塔の時計にもそういった仕掛けを施した
     {  (: : : 丶 .. _ .. ィ(    ヒ      目的はなんだったのか
     /\ j: : / く  ヽ、ヽ  )     .
    , ': : : j, /  ,' ! `   }: : }j´ ' ,     これがつまり『沈黙の女神』の詩と密接に関係してくる
   /: : : : : : : 'ー、 J│ `'-.. ゝ: : : : : ゝ 
  /: : : : : : : : : : : ゙ ゝ .... -': : : : : : : : : ヘ、
 ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : i
j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :

      ,.-''" ̄ "''-.、
    ./,-、ノ (_   .ヽ
   /. ,.-‐、   ,.-.、    '.,
   .l  ┴   ┴ `    ',   咲夜さん、あなたはそれを既にどこまで知っているのですお
   .l  (  、  )     l
   ',.   `¨´`¨¨´    /
    ヽ._ _,.--、_,,..........,,_/
    /</::::::::|::::::::::_,,-''"ヽ-..,,_
  ,.-/ ./::::::::::|-‐''"/    ',   ̄ヽ
//  ,'::::::::::::::|  ,'  ,..-''"
 ..> l::::::::::::::::|  ,'   \
  |  |:::::::::::::::::| |   /


1521 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:10:49 ID:DlmqwFS.0

                      、/ヽ
                  -─込㍉トy|
                <      Y´ >'ヘ___
                  /      rミ/    弋__
              /        / / / /  j ,∧
             /    __, イZ { / / .,イ / ',
            /  ィ     /イ㍉彡/>'、|,イ l ハ
        ー=彡イ /    < {(( 〃 込ハ.从小{ ノ
        〃イ//,イ       | `代イ    (     ……
          /イ/// ./ | ,人 弋㍉   ,イ
             /イイ /,小l ハ{ヽ. トイ "イ
            从/イ㍉ル′  /トイー′  __ノ
              ___/>' ¨¨ ̄ト7,><⌒㍉、__
             ァ|      y辷/   `ヽ
                (''人___rー=彡≦       |
              { `l¨¨´:.:.:.:.{.          |
              人. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>-─ 、    人



                     -  ̄ ̄` - 、
                 /ー、         ヽ
                , -、     ヽ、_     ハ
                 ノ!o }  !、_         ',
              / >    o`ー--      }   (そう、鹿谷さんは、推理をある程度話して
              { /    ヽー- _  _   !
              ヽ`ー〈   }     イ´  ヽ j    くれてはいるのだけどお……)
               >、  ー'    (  , イ⌒ヽ' |
               <  7ヽー-ァー-ヾ/    .ハi
      r='ヘ      /ヽ!:::{ <´    ハo     i
      ∨l∧     ノ  / 7::`->  /    j     /
       ∨l∧  _/ j / /:;':::〈-イ     〈    ..|
       ,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´        !   ...|
       ! ⌒)ヘ  ノ /:::::;/        }   ..|
       ヽ ´ノヘ/  /::::::/       ヾ /    |


┌───────────────────────┐
└───────────────────────┘
┌───────────┐
└───────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘


1531 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:11:38 ID:DlmqwFS.0

<数時間前 車内>



                   I員TTTTTTTTTTTI  _|_    ______   |FF|ニ|
    _____________           /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~! iニi  . .| FFFFFFFFF |  /二ニ,ハ
    . |IIIIlミ|三三|゙ ____|ミ| LL LL LL LL LL | iニi,___| FFFFFFFFF |  |EEE|日
 ̄ ̄|!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.|__|.|==/\==|.| ̄ ̄|「| ̄ ̄
lllllllll |!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 田 |「|  田
 ̄ ̄. |IIIIlミ|三三| | ̄ ̄: ̄ ゙̄|ミi LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| |    |「|
  . . . |IIIIlミ|三三||    :   :゙| | LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| | 田 |「|  田

 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 | たとえば、こういう想像はできないだろうか  |
  乂__________________ノ


            ,. 'ニ二ニ、ニニ =、   
              l|__j|___|;|___|[__)|
           , '-- 、 - ‐ '';;',:.:l.:l:;::l_
          ,〇;|li{{{iIl|:○r::,.=、、::l,´,:‐、l    (,,;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;
       i..:.::;i====i:___;.:,jii´i:l_,j_;ji´!」;; ..;;;;(´⌒;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;)
        .===========l ,j.,.,., lil ,j(;;(⌒;;(´⌒(´ ;;⌒) (::⌒;;;,,,) ;::⌒)
         `~´::::::::::::::::::::::`~´:::::::`~´ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::


1541 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:12:20 ID:DlmqwFS.0

 ̄□ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~゙ヽ.           /
-‐=====‐-ミ 、                       ゙vγ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ 
          }}                          | 亡き妻の分身として娘を愛した倫典は、  |
=========彡'                           | こんな幻想を自らのうちに抱いていた   |
                                     ¦| のではないだろうか              |
                                     ¦乂_________________ノ
                                     |     i
                                     |     {     ,.  ‐ァ====‐- .
____________ . -‐=====‐-ミ  ____ ノ   ┌ヘ    /  〃       `ヽ
二二二二二二二二ニ>''"    _,,,............,,_    `'マ~く    l   '.   {   i|:::::.:.:.:.:. .      }
──────ァ=ーっ   ,x<´  ¢_¢  `>x   ヽ.ヽ\   \  '=‐ヘ.  |L二二二二二フ
          // 广´ /〃↑゙ヽ l÷l 〃♂ヽ {\__ノ ⌒^゙ヽ          `゙'ー三三 ̄ ̄ ̄´
.        //  } ∩/ ①乂__,.彡,.」⊥L乂__,.ノ__\       }           `  .
        /   U } `¨丁/      `丶.丁¨´{      /
       {       |ニニニ7    〃⌒ヽ.   マニニ|x-‐─《
       '.      jニニニ{     {{QQQ}}    }ニニ!::::::::::::::::.
       》==─-┤゚(ニ)人   弋__ノ   人(ニ)|:::::::::::::::::::.
       .:::::::::::::::::::|    ̄\       / ̄  ¦:::::::::::::::::::.


1551 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:12:38 ID:DlmqwFS.0

『 女神は沈黙の獄舎につながれている

  1992年8月5日 処刑のその日

  時間は果て 聖堂に七色の光射し

  地を揺るがす叫びの中にお前たちは聴くだろう

  沈黙の女神の ただ一度の歌声

  美しき断末魔の調べを

  それは嘆きの歌 それは祈りの歌

  罪深き獣たちの骸とともに

  われらの墓標に捧げられるであろう 』


 イべ             ムア         V〈ヘ    }ヘ \_ヽ/V     ,匂    へ
  イべ          ムア           V〈ヘ   ヽ\_| ‘.     ,匂      〈
   イべ        ムア                  V〈ヘ    \Y⌒へ    ,匂
    イべ     ムア               V〈ヘ    \ヘ \>  ,匂
     イべ   ムア                  V〈ヘ   x≠====ミx
      イべムア                   ,ィ二二乂イ  \ヘ \ .ィ三三≠ミx=_
       イべ                __xイ     //    \ヘ \リ    ,.イ三
      ムアイべ     __ x====xイ´ ̄ ̄イぐ二二乂_____.ィイイ\  :{{ リ
∋こつ∈∋こつと∋こ二X二二入__乂____{.ノ    ゞ====≠<___\__{{∧__
  ムア             ̄ ̄   ̄ ̄   ̄ ̄ ̄      V〈ヘ /V   \ <\ \
 ムア                               V〈ヘ/      \\\イ
イア                                 ,イVヘ       \/\
´                                 ,:ハ/V〈ヘ       < <\\
                                  ,:ハ/  V〈ヘ         \\\\
                                ハ均/   'V〈ヘ        \Vイ >
      \^<へ             /Vウ/        // /V/        マム


1561 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:13:01 ID:DlmqwFS.0

                        ___,、
                   _, - '´   ト宀、
               /´ ̄´        |   |
             , ′           j、   ',
            /             / ヽ  l   二行目に示される「1992年8月5日」という日付は、
            l     ,、   |     I 一,j |   レミィが生きていた場合に迎えるであろう彼女の
            |    丶`こ !    jf近、 { i   28歳の誕生日だ
            l      ヘ、/    |    `く
            |l      /      t   r‐'   母と同じように……というレミィの願いはは叶えられ、
            ソ       /       ヘ -‐iヽ、' 同じように16歳に花嫁になるべきである
            /      ,'  r'     / 丁j  }
           , '      {   り     /ゞこ 弋/  リ>、
         /       ハ      │ トー―ゝ  \{]ぅ、   ,-、
       /     , --‐'   \     `ー心   }   \ \ ノ  l  ;'´ l
     /      / `゙ー-=-、_}    弋r、 ぅ__/     \, ′ / ,イ /
      /     , -‐'´         /      い/ ヽ、      /  ュr'  ,イ /´j
    /    /           !       小、| \     ¦    イ\



                      __
                ,..-''"´     `"''-、
               /-――-     -―\
              /   _       _ .',    ああ、なるほどだお
                ,'   イ::::)`     イ::::)` ',
             l    `¨¨´/   .\ ¨¨´  l
             l     (   ,、  )    l
                '.,     `¨¨´ `¨¨´    /
              ヽ、            /
               `ァニニ<// _,,..-'' __
               ,./ /\  / : : : : : : > : :\
            _/ /|イ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
          /. : : : :| ./`Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
         ,´ : :/: : : :| i::::::|/ : :/: : : /: : : : : : : : :|
          { : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
        / : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ\: ヽ:ノ
       、'ーr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ` :´


1571 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:13:23 ID:DlmqwFS.0

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,'  j                   ',;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;│   l    ,rー 、     /\       ヘ、;;;;;;;;;;,,,,,
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,     l   l   〈 ,、__\_/_rー-、j      l  ヘ
;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,,,          /┬=┤   Y  "ヽ_ン゙    |      |ン='7
               i. 弋H    l           l      トイバヽ、
              ノ   ヘ亅   ├-,、__,.   __, -┤      レ'   \
           _/     /     f弋ゥご"   ,y7ぇソハ     .|`ー、
          f´       ,イ    / ` ̄^ソ  ,イ `' ̄^ ヽ    │  \
          ヽ   _,r'"./    ゞ.     l ヽ     /     
           L_-'"   /     \    |  l    〈   そして死の呪いは打ち破られ、その後は
        __/´    │       j    ゝ'´     冫  母と同じように28歳まで生き……
     / ̄         )      f´  ry'ニニtァ  .ノl   
    /           /      j´\   厂^丁   / /   母と同じ年齢で死ぬのだと
   /            l      │   ヾソ  └‐'ゾ ./    
.  /            〈        ゝ   ヘ     / f      丨
 /              冫     」     ヘ、 /  .|    ト、  t_



                           .  -――- 、
                   /          \
                      , '               ヽ
                  /       __,ノ ′' ーヘ Y
                   |    《 ●  )  (● 》 !
                   |     `  ̄ ´   `¨ヽ  }   えっ!?
                 V      ヽ. __人_丿 /
                   ∧ ̄ヘ      ー一  /
                   /::::::::::ヽ \   ___/
              /::::::::::::::::::::ヽ. \_, -'´
             /:::::._:::::::::::::::::::ヘ  .>ハ
           /::´:::::::::::::`:::.、:::::::::ヽ/ ̄}
           ,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ハ  |


1581 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:13:49 ID:DlmqwFS.0

         |                   、         i  i!   i
.         !                    l  l i     l  f j │     /
          丶             ┌ 、_   ヘ  ! ヽ    l | │ .|    _/
          ` 、             ! tー > 、 \ 丶、\  l.│ .l l   , r ´
             、          l !  `ー ヽ  、 \`v / 丨 l/  _/
             \.         l ',    ...ゝ`ヽ 、   、,'  ',_ , -‐'´
               ヽ、       { l  /     ヾヘ、         _, -‐'
                /丶、      t 丶l   O   1 l        ,r'"  ´
               ,'   \__     丶 `     ∧ l      />
               /      ``t -  \  \二  |│    / 〃 i    O
              ,'         l 下t ̄`゛ヾ  ヽl l .l    / /´ 丶    _, -'
             ノ.         |  ゝ.._(rj \ -V l   / └‐'土 ニ‐-‐'   |
           _/          │    ゛` ̄`-lヾ ソ  ̄"   ,十ー‐‐-ァテ  /
         _/             !      ―'"´ ':     /匕rj)_,ィ, '   l
      _/               │         /   / ゙ー 、       
    _/.                  l           / !          だがレミィは16歳の誕生日
   /                      l          /   |          さえ迎えられず死んでしまった
  /                         l         j   l      
. |                         !      `ヾ__-‐'            彼が全力をつぎ込んで、
                                                時間をも作り出していたのに


1591 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:14:05 ID:DlmqwFS.0

          /   `-、__ __:::::::::::::::::_,,イビノ,代     レ'´     ',
        /       i ゝドダ'''''''"´ ̄ ̄"゙゙^ │      |        ' 、
      /      │    j|         j       '、        `ゝ
     /         ∧   ,イ        /       L__        \
    〃,ィ      /   .ヽ ,'/          /            \ 7
    勹    _,r'´     ゝ ゙ー-      ゝ            彼の幻想を考えれば、この詩に出てくる日付は、
   │|   /´        ,∧ ー--―一' 入           今から三年後の本当の1992年8月5日ではない。
  ヽ ゞ         / ̄  ヘ 丁"^Y / バ       
    \        /      ∨    `"/,-┘        それは倫典の幻想の世界の”時計館の時間”に
.     |     /           |   ∠/             おいてレミィが迎えるはずだった28歳の誕生日
    /   r'´ ___........___     │ ,イ゛〈            なのだ。
   ヾ    /  /      \.  └fンl  ヽ、         r'′


1601 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:14:19 ID:DlmqwFS.0

                   _, - '´   ト宀、
               /´ ̄´        |   |
             , ′           j、   ',
            /             / ヽ  l  計算すると、<旧館>内の時間が始まった1974年の、
            l     ,、   |     I 一,j |  8月5日から、外の時間でちょうど15年経過した今日
            |    丶`こ !    jf近、 { i  こそが、その時間の流れにおける『1992年8月5日』となる
            l      ヘ、/    |    `く
            |l      /      t   r‐'  だからこうして急いでいる。
            ソ       /       ヘ -‐iヽ、' 
            /      ,'  r'     / 丁j  }
           , '      {   り     /ゞこ 弋/  リ>、
         /       ハ      │ トー―ゝ  \{]ぅ、   ,-、
       /     , --‐'   \     `ー心   }   \ \ ノ  l  ;'´ l
     /      / `゙ー-=-、_}    弋r、 ぅ__/     \, ′ / ,イ /
      /     , -‐'´         /      い/ ヽ、      /  ュr'  ,イ /´j
    /    /           !       小、| \     ¦    イ\


1611 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:14:38 ID:DlmqwFS.0

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!            /           /.   │    |
.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  ┌-- 、_     /           /       |    /
.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/   丶 `゙ーこー、__ノ         / `ー、_   !   l   僕の考えが正しければ、『時間が果てる』
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/     ヽ  ユ,イ         r´ ヤ゙ー=、>,イ  弋 ゜ のはレミィの誕生時刻である正午の
;;;;;;;;;;;;;;;;;/       ゙、   ソ         /   it  lj  /     ヽ" 可能性が高い。あの時計は、その時間を
  ー-'´         \__|         丨   `ー=y, i     `ー 測るために9年間動き続けてきたのだよ。
                ヽ         \       '、       
                 ヽ、      い ヽ、      '、      多少の誤差はあるにしても、何とか
                  冫       | j   l       〉     それまでに片をつけてしまいたいのだが、
                  /       レ'  /     r‐'"´      間に合うだろうか。
                 ´           !    _,'       


                    __
              ,..-''"´     `"''-、
             / 、_ノ      ヽ _\
            /   _       _ .',   ですけどお、沈黙の女神があの三つの鐘であることは
              ,'   イ(::::`     イ(::::` ',  わかりましたお
           l    `¨¨´/   .\ ¨¨´  l
           l     (   ,、  )    l  でもその鐘をどうやって鳴らすのですお?
              '.,     `¨¨´ `¨¨´    /
            ヽ、 __        /   機械装置にまったく接続されていないし、手で鳴らす
               r''"´:::::::/´|    _,,..-''´ヽ   こともいできないんじゃないのですお
             __|::::::::::::/::::::ヽ、   |:::::::〈.、__
      _,,..-‐''"´  |\./,::::::::::::|    |:::::/-ヽ、`''-..,,_
     |ヽ      |  __ '.,::::::::::\.  .l/::::|  <_   .|
     | ヽ       ̄/   '.,::::::::::::\,':::::::::::',   .|    .|
     |  ヽ     \   ヽ:::::::::::::::::::::::::::::',  |   .|


1621 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:14:56 ID:DlmqwFS.0

                   I員TTTTTTTTTTTI  _|_    ______   |FF|ニ|
    _____________           /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~! iニi  . .| FFFFFFFFF |  /二ニ,ハ
    . |IIIIlミ|三三|゙ ____|ミ| LL LL LL LL LL | iニi,___| FFFFFFFFF |  |EEE|日
 ̄ ̄|!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.|__|.|==/\==|.| ̄ ̄|「| ̄ ̄
lllllllll |!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 田 |「|  田
 ̄ ̄. |IIIIlミ|三三| | ̄ ̄: ̄ ゙̄|ミi LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| |    |「|
  . . . |IIIIlミ|三三||    :   :゙| | LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| | 田 |「|  田


 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 | 一つの考えはある。だが、それは       |
 | あまりにも突拍子もない。            |
 | それを確かめにいくのだよ。          |
  乂__________________ノ


            ,. 'ニ二ニ、ニニ =、   
              l|__j|___|;|___|[__)|
           , '-- 、 - ‐ '';;',:.:l.:l:;::l_
          ,〇;|li{{{iIl|:○r::,.=、、::l,´,:‐、l    (,,;;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;
       i..:.::;i====i:___;.:,jii´i:l_,j_;ji´!」;; ..;;;;(´⌒;(´⌒;;(´⌒;;(´⌒;;)
        .===========l ,j.,.,., lil ,j(;;(⌒;;(´⌒(´ ;;⌒) (::⌒;;;,,,) ;::⌒)
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┌─┐
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1631 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:15:25 ID:DlmqwFS.0

 .     l     |       l.         |  li   
      i      j       ヽ、      l  {
      }    `ー- ..   __,,.. '' ,      レイ ヽ、
    _」     /ィt;ュ=、  `´,rt;ュ=rl}    i!ノ
.,. -‐'" , '.   〈   ´ jl       l    V
    /    ハ     ト       l     |   あなたが博麗霊夢にどのように協力を要請したのかは、
.   /    / ヘ    i _〉      |       l   想像に頼るしかありません。
   ,'    / /  ゙、 v -‐=vァ  /       l|
  {i    {_,イ    、 _`二´  /.       ∧  ただ有力な可能性は考えられます。
  ヽ、   /     ヘノ   t,,..<(f     / |l
へ   \ /   __,イ `;  ,< ヽ    /  {{
  ヽ、  }j/ / ̄  \`Yj/  ,イ┤   !{   \
\  -n イ´    /ヘ  「   ハ{i    ヽ、



霊夢が姉を手伝って時計館で働いていたのは短い間だけだったので、時計館の
仕掛けとレミィの生活は知っていたが、レミィの自殺の事情の詳細は知らなかった、
ということです。真理沙の自殺についても、ただレミィの自殺に責任を感じたとしか知らなかった。


1641 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:16:09 ID:DlmqwFS.0

なのであなたは、霊夢にも僕たちに対してしたように、レミィの自殺の原因は子供
たちの作った落とし穴だと思わせ、その子供たちが姉の仇でもあるとも信じ込ませて、
仲間に引き込んだのです。

とはいえ霊夢には、交霊会という形で過去の罪を糾弾するとしか話していなかったのでしょう。


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:::::::::::::::::::::::::: __,,,,...,,__
:: :: :: :: .,. '"´_,.r-r‐,-、`' 、
: : : : ,.'  _r' イ_,.-‐'- '<,ヘ._
: : : :/ _r',ゝ'"   /i  i , `ヽ!  ……これが、レミィお嬢様と真理沙さんの
: :  i 'Y´ ,ハ __/_| ハ‐ハ! ,ゝ
   | ノ  !イァ;‐-!、レ' !ィ'r、!ハヽ. 死の真相なのよ
  イ ´!イ.Y),ゞ-'   └',!Yi ̄
   ハ !  .(ハ "   '  ,ハソ
  〈 ノ  ,ヘiY>.、.,_´,.ィ'´iYヘ〉
   `ヽr'ゝY!イ´\_!`ヽrYi、
    ノ ,. '}><{\ /:i」イ}><{ ',
     /   ム!::::`::/ヽ;:::ヽ. ヽ.
    ノ    ';:::::::/  ハ::::::i  >
   く/   i ,ゝ:::kニヽヘ!:イイ´


        辷{::::〈::::::::::::`ヽ: :´: : : : : : : `: :<::::::::::::::::::::〉::::::辷{   ____
        辷{:::::〉::::::/: : : : : : : : : : : : : : : `: .:::::::::〈::::::::辷{ ./
ィ彡三ミヽ.   辷V:::::, ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ::::::〉::::辷{/
彡'⌒ヾミヽ   辷::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : V:::::辷{,'.  なるほど、真理沙を自殺に追い込んだ
     ヾ、.   Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .::辷{:.i!  ガキが今でものうのうとしてるというのね
        `ー'' ,': :j : : : :|: : :i: : :|: : : : :!、: : :.| : : : : : : Y: : :!  
彡三ミミヽ     ,': : l : l: : l: : :l|: : .!: : : : lハ: ,.ィ}⌒: : :.!: :.|: : :.!  いいわ、協力するわ。たっぷり罪を
彡'   ヾ、.  ハ: : !: :|:.`|iト、!{: :.j!: : : :.! イ: :八: : i: :|: liト、. :|.  思い知らせてやるのよ
.          { |: :.!i: i: :.{ ,Ⅵ_Vハ.: : : ! l_/ニ从ノi: :リル从:.:|  
  ,ィ彡三ニミヽ. l {: :.l:|:.ト、;〃{:::::`Yiヘ: : :| ィ´::::::::}`Y从ノノ: :! :|  それに、霊能者としての仕事の業績としても.
彡' フ   `   ! V:ハl |. V{`ゝ--''  ヽリ ゝ--''  } }j'' : : :l: :|  一石二鳥よね
    フ       |从リ | 从     ,        ノノ l: : : ノ: :|  
    :  _    |!: : :..辷」!:.、     _,    .イィ辷ト、:;': : /ヘ   
   ,ィ彡'  ̄  ノl: : : :リ: :ハ : `ト..       ィ´: !:リ: :.| / : :.ハ  ヽ
ミ三彡''     / j!: : :.ノ: : :l|: : :ノ´|` - ´.|`ヽ、ルl : :.!': : : トリ    ` ー―――
         ,.:´ ̄!: : :.リ ̄` .{      !   ノl: :从`ヽ.リ  _      ,ィ彡
   ィニニ=-   /    !: : :,'    ∧    ノ    !: :|   V    `ヾミ三彡'
.,ィ彡''     /    ヾ:.∧     \ /     ∧リ   :.   _
./'´   rー/     /:辷ハ   /`{!. }´\  /辷{.    ',ー-、 `ヽ
     V´廴__./:::::::辷ハ/:::::::/ ∧:::::::\/辷{:::.、__∨  }   `ミ三彡'
      } ==  == {::::::::::::::::::::::::::::/ / ∧::::::::::::::::::::::::::} == == /


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1651 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:16:37 ID:DlmqwFS.0

そしてあなたは霊夢に、『CHAOS』の特別企画のシナリオを提案し、実行させた。
<旧館>の時計の秘密は、最後で効果的に明かそうとでも理由をつけて、秘密の厳守をさせたのは
云うまでもありません。

そして、あなたの指示で霊夢が小早川副編集長に働きかけて、”特別企画”は実現の運びとなった。



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             从> 、             / ̄ ̄i入
           斥.ソ ; ; ; \      /; ; ; ; ; ; イハ
             くり; ; ; ; ; ; ミ ;ヽr ―‐vヘ彡; ; ; ; ; ; {イi
           从; ; ; ; ;__;> :"  ̄ ̄: `: < ; ; ; ; ;ヘ 入
             そハ ; /: /:/: : :/l : : ヽ : : : \; ; ;んイ
           >入/ : / : /: : :/ !: : : :',: : :l: : :ヽ/んへ,
          //::7: :.,' : : l : : /  l : : :.:|: : :|: : : :∨l; ; ;ヘ,
        /; /: : {: l: |: lr: l‐:、|   !: ,r/‐:.、.|: : : :.|: |; ; ; ヘ,
       /; ; /: /: ハ:ヽl´lヽ:|人|   |:/ヘ∧ノ!:..: :.:|: :! ; ; ; ;l
        /; ; ; /: イ: : :へ:ヘ:ヘ            |7イ: : /:.∧; ; ; ;|
       /; ; ;./: :/ : : : : :ヘ!;ハ´ ゙̄  ,  ´ ̄`l;;;;|: /: :,' |.; ; ;/  記事が盛り上がるように派手なイベントにしましょうよ
       |; ; ;/: :/ : : : : : ぇト小、  ┌‐┐  ,.辷!/: :イ  l ; /
       |; ;/: :/: : : /: : : 7:7:.:.> 、ヽ_ ' ,<イ : | : : :|.  |;/   いっそまる三日間、屋敷の中に閉じこもるなんて
       |;/: :/: : : /: : : :/: /ュ-ェ-ノソ    l¨ヾ|:.:.:|: : : |      どうかしら
      /: :/: : : /: : :.:/: :/トl ; ; ; ; ヽ ./;.; ;.;.|:.:.:|そ:.:|      
     /: :/: : : /: : :.:/: :// ̄二二二二二二i l ∧: |\     ”証言者”として大学のオカルト研究会を集める
     /: :/ : /∠_/: : // /三三三三三三三l l ∨ >'ヽ    なんてのもいいかもね
    !/: / |: :__,ヽ┴'´ , / /三三三三三三三三! !  ヽ;ヽ
   /. /レ'´      ∧ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄!、   ' '   (これでいいのよね、咲夜さん),
   / ,. く      / ぐ!_ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_|ヽ!   i |
  ,'    |    ./  小‐冫   奉 納    〈二} |   i.|
 ,     .|  /   | ヽマー──────‐ヽイ/   ノ|
      j  /´ __/┴┬‐┬┬─‐┬─‐一/───く ノ
       | /'      /' ; ; ; ; ; ; ; ; ;.:;.:;.:;./;.:;.:;l; ; \
.     |./      /; ; ; /;.: ; ; ; ; ; ; 彡; ;.:;.:;.:;.:l; ; ; \



         , - ‐´ ̄ ̄ 、
       , '´   ,.....,    \
       /{   /_ノ⌒ヽ   `、     ふむふむ
     ,'ィ i  /"´    ̄ ソ    i
     i '、 、 { _ノ    ∠ノ    i
      \i‐| ●    ●≦ィ i,'
         |⊃ 、_,、_, ⊂⊃ゝイ
        ヘ          / レ'/
         /⌒l.、 __, イァ イ/
          /  /./ヽ//ヽ、
        /|  l.!ヽ!/ /  ヽ    
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1661 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:17:18 ID:DlmqwFS.0

あなたがポリタンクの水に睡眠薬を仕込んだのは、取材班が到着する前のことでしょう。

多すぎも少なすぎもしない薬の量は、フランさんに与えてみたり、あるいはあなた自身が試すなどして、
あらかじめ把握しておいたのかもしれない。

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                  /       /
                   /       /
                  /      ./
             /      ., '
              /       i
              /. / , '   ,_,  !
            '.'/  '   ._'.....゙: !
            〈 / / /  ̄``ヾ
          }, ' /-;ー/'ヽ、.,. '.!
.           _' ,.<.}==="´ ノ|
           !ー_-- _一;::´:::::l
          l::〈::::Y゙::ヽ'::゙::::::::l
―――――――l:::::ー:、::::゙:::::::::::::j―‐----- 、..,,_
           ゙!=ー---一='"!            ~`'ー-、_
             `ー-‐-‐-一''´               `ヽ
                                _,,-'"l
__________________,,,,,,,,,,,, --'''"_,,-'"
,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.................... --'''"


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1671 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:17:46 ID:DlmqwFS.0

やがて予定通りに彼らがやってきて、参加者のリストと照らし合わせながら、標的の四人を確認した。

やらない夫君が急用でこられず日高愛を急遽代役を立てるというハプニングがありましたが、
このときのあなたは、標的を秋月涼と誤解していて、やらない夫君は仇とは無関係と思っていたので、
問題とは思わなかった。



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                 rヘ厂しヘ厂しヘrヘ        ヘ
                    /rヘ_ン/⌒ヽ ⌒ヽく)       ./  } \
                  / に//   ⌒Y´:   \      /  |  .〉
     ___      {  に}/ / / __/} }:__\ ー__  /  (ゝ/
    〃/∧ ‘,      }  ∠./  '/ / )ノ\  \/ /__/ /
   ┗于ー'r┛   =彡' <  )  ァテ ミ   r彳)ー'  `ヽ/`V   前原圭一さん…秋月涼さん…
 ____j___|__  ー/,  ,∠ = ' 八 じ   し'|Y) |  /┘{./ヽ
=|{{  {{ ≫≪}} |  ⌒ヽ( (_   (Y) ""  _  ノY)/  {  '└ /  あら、日高さんというお名前は、
 ¨¨¨¨“{ニニ}“¨¨     r‐ァぅー(Y)` ー‐ ≪(Y)   /\ イ_  このリストには無いようですが
.     |ニニ!      )/: : : r厂〕\_) {__厂_)ヽ {   ̄o .|
    〔ニニ〕   __/__: : : : にV⌒V 8\ (,ノハ: : : ,_)ー―z__}
.     |ニニ!.  _// ⌒iヽ\,_ に}\ノー―': :ヽ__) : : {: : : : : :|
.     |ニニ!___{_0{_j_j_j_jr ∨{_)に}: : : : : : : : : : }_)\: : : : : : /
.     |ニニ!::::::::/::::::::::::`¨:. }`Y: : : : : : : : : : : :ヽ  ー― '
.     |ニニ!:::::/:::::::::::::::::::::::}}く_:/: : : : : : : : : : : :ノ}
.     |ニニ!‐ i:匸二二二}::{ /{ `三二ニニ二三ノ\


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1681 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:18:18 ID:DlmqwFS.0

そして霊夢があなたとの事前の打ち合わせどおりに、皆をローブに着替えさせ、腕時計をはじめとする
持ち物を全て外させた。
その間にあなたは、廊下の壁から仮面を一枚、取り去った。

一行のうちの誰ががそれに気づき、後で仮面の殺人者が出没する段階になって、誰かが仮面を
持ち込んで被っていると考えて、仲間内で疑心暗鬼になることも期待したのでしょう。


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    /二 ̄| ̄| ̄ ̄\                        ./二 ̄| ̄| ̄ ̄\
  / rニ-i | |_|     ヽ                     ./ rニ-i | |_|     ヽ
  | |__ノ / |  |       |                   ...| |__ノ / |  |       |
  〉_,,,.ノ  | |       | ..                  .〉_,,,.ノ  | |       |
  |     |―|      |   .                  .|     |―|      |
 |      |  |      |                    . |      |  |      |
 |  _    | |   _  |                    ...|  _    | |   _  |
 |   ヽニ=、 |_ | _r=ニノ   |                     |   ヽニ=、 |_ | _r=ニノ   |
  |     | |      |                     ..|     | |      |
  |    t;'! |ラ     |                       |    t;'! |ラ     |
   |  、_ `'‐´__,.    /                       |  、_ `'‐´__,.    /
   | (_(`'‐'´lノ   /                           .| (_(`'‐'´lノ   /
    \  ̄ ̄  /                            .\  ̄ ̄  /
     \__/                                 \__/



          ____
        /     \
       ‐   ─     \    おや
       (  ( ●)     \
      (人__)         |  壁の仮面が一枚減っていないかお?
       `⌒´         /
       `l          \  どれかはわからないけど…
        l           \


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1691 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:18:40 ID:DlmqwFS.0

午後6時。当然ながら、始まりとなるその時刻には<旧館>の時計も全て6時を指すよう、
あなたは前もって調整しておきました。

霊夢が合鍵の束を預かったのも、交霊会で『十六歳』『真っ黒な穴』と口にしたのも、
<振子の部屋>の鍵を発見したのも、全てあなたが彼女に支持した行動だった。


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         ,、            /7  , 、
       |\/ /,ヘ       /二‐' フ/  !
      / 〈.ヽ'/ /        //| |´ ヽ `} _
      ! .r、゙''| Y         /ノ |/   .\/ /
      ヽ/ } |                   r‐'"/
        | .!                    ヽ"´
        |/
        !

 エ .|//|xxx\7777\ ,`< ,ヘ__∨__.l-`≦- ≧'-l__/__/   >'、/7777/Xx|//| エ
エ エ|//|'XXXx\_/´> 、>'´   .:   :   : | | | :   :  :  `''< ,_<´ヘ__/'XXX,|//|エ エ
 エ .|//|XXXXxl工 {__/:   :  :   :   : | | l :   :  :  :  :V__}.工!'XXXX,|//| エ
エ エ|//|XXXXx|エエ| | :   :  :   :   : | | l :   :  :  :  : | |エエ|XXXXx|//|エ エ
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エ エ|//|XXXXx|エエ| |===l{======)===-| | |-===(======}!===| |エエ|XXXXx|//|エ エ
 エ .|//lx 、.λィ;|エエ| | :   :  :   (_, : | | |   、).. :  :  : | |エエl;、λ.ィ x|//| エ
エ エ|//|x .)νノ;|エエ| | :   :  :   :   : | | l :   :  :  :  : | |エエl; )νノ.x|//|エ エ
 エ .|//|X,マY7x|エエ| | :   :  :   :   : | | l :   :  :  :  : | |エエ|xマY7'X|//| エ
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エ エ|//|XXXXx|エエ| | :   :  :   :   : | | l :   :  :  :  : | |エエ|XXXXx|//|エ エ

          ______
        /         \
       /  :::::::::::::::::::::::::::::  \
     /  ::::::::::::::,::::::::::、,,.-='、'、::::\    扉の向こうの時計の音ですお
    / :::`┬;;;:::┬′:::::::::゙.゙、;;;;::',ノ:::: \
  / ::::::::"⌒゙''''''´":::::::::::::::`''''''"⌒::::::  \ おそらくは午後6時を知らせる
  | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  |
  | :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  |
  \ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /
    \ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /


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1701 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:19:03 ID:DlmqwFS.0

その夜、<旧館>内では午前3時、正しくは午前1時半に、あなたは<振子の部屋>で霊夢と密会する
約束をしていた。今後の打ち合わせという口実ででしょう。
合鍵の束を持ってくるよう指示しておくことも忘れなかった。

そしてフランの部屋から、例の鍵のネジを持ち出し、隠し通路を通って<旧館>に忍び込んだ。霊夢にも
隠し通路のことは知らせてあった。


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     \                       /
       \                    /
         \二二二二二二二二二二二ニ/
         |: : : : _________::: : : :|
         |: : : : |    ___.    |: : : : |
         |: : : : |  |     i|   |: : : : |
         |: : : : |  |     i|   |: : : : |
         |: : : : |  |    o|   |: : : : |
         |: : : : | _j____|_ |: : : : |
         | : :: : |           |: : : : |
        ,/ ̄ ̄             ̄ ̄\
      /                     \
     /                        \
              __
          ,..'"´: : : \
         / : : : : : : : : : \
        j: : : : : : : : : ヽ: : : :\
        ノ: : : : : : : : : : : l :ヽ : :ヽ
       /: : : : : : : : : : : : : : : : :/
      ./: : : : : : : : : : : : : :\: ヘ
      {: : : : : : : : : : : : : : : : : : ヘ.
      >ー --- : : : : : : :へ: : ヘ=- 、___
    _/: : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : γ´::`:.、
   /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : : : : /: : : : : :ヽ
  ./:ヽ : :ヽ: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : /: :j : : : : : l
 /: : : : : : :ヽ: : : : : : : : :/: : : : : : : : :/: :/: : : : : : :|
 |: : : : : : : : : ゝ、: : : :/: : : : : : : : : :/ : : } : : : : : : |
 |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : / : : : : : : :|
 |: : : : : : :\: : : : : : : : : : : : : :/: : : : :/: : : : : : : : |


     ____
   /      \
  /_、 ,,/"  \
/ (●) ゙(●) U \    通路の奥に向かっているようだお
|    (__人__)      |
\   ⊂ ヽ∩     <    奥は確か<振り子の部屋>
  |  |  '、_ \ /  )
  |  |__\  “  /     この匂いは博麗さんの香水…
  \ ___\

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1711 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:19:34 ID:DlmqwFS.0

そして……あなたは計画通りに、霊夢を第一の犠牲者として殺した。


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                         _  ,イ ̄\__
                        / ̄ィ、/    '´   \
           :;;;;;.....  ....    _ >' -‐ '´ ――   、  ` ̄i
                 ,r' ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ィ''´           \   )
      ....;;;;;;;;;;;;;       / ――--‐/.//     ./ .イ └ <_
   ....;;;;;;;;;      _/,ィ - iヽ‐-… ///      / /.!  /ヘ .|
  ;;;;;;;;;;;      /ヽ /     ヽ, |―./ .//   / /! ./ ! /  ヘ/\
           r'   \ __ -=ヽ、/::::// ./   ,イ  ノ !/_ ./ / / ヘ/   ……!!
           ,ヘ    ヽ ―__,"::::イ..i..../   /::ノ / '  ̄// / .! ヾ
         /;;  \   `、 /::::::/V∨! /:::::// ,ィ´二\ /  .!  ',
       / ,;;: /ヽ` ○,l、 ,,,// ,ト-!/:::::::::/   i ! /// /  ∧  .i
    /  ;;;'' ./  ヽ_'-/, 、_/ /:::ハ  ト      ̄/ ./l / ヘ  |
  /   ;;; /  _, --、   √ __:::::ノ'、 ヾ≡ィ'   ,ィ/ ./ .!./  ,ヘ :|
  ,'   斗;:/ ̄`ィ-/__ ./`‐-   / !` { >,ェ,;; ,イ /,イ  , レ ∧ / レ'
  ヽ   ;;;   /´  /     \  イ::::l   冫o'、 /::::-/' ゝ /ヽ ./ レ
   `  ̄  ‐- ,| _,イ  \    _/二二f /ヘ ト、'::::::{./ ̄ /   ヽ
          /  ', ヽ_ト   /´/::::::::::_j |::::l l::|.|:::::',i /    ヽ,
      , 、 i  j_    \、´ /'/::::::::::::/ i´:::l l//:::::/  }      ゝ
     `> ヽrv ' `>     \/::::::::::/ /::::::し'::::::::{ _/',     ,ィ'
     /、/トイ、_>      l::::::::::::ヽ_/:::::,、:::::::::/,ト-':::::}   ´ {_
     /;;;  ヘ         、::::::::::::::::::::::ゝ\:{ ./:::::::/l  _/



  /:::::::::,:::::::::::::,':::::::ヽ./:::::::::i:::ト、::::::::::::i,:::::::::::::::::::i   /
, /:::::::::::,':::::::::::,'i   / |:::::::::::::::l:::|i ヽ::::,..イ  ',::::::::::::| /
7:::::::::::/::::::::.,,_ハ  .i i::::::::::::::::l::::! i ,× ト、 !::::::::::::',/
i:::::::::,イi::::::: /レ ̄ニi''"ヘ :::::::::::i::サ彡ニ==i、i ',::::::!:::::',     どうして!?
|:::::/ 从::::: _i_iy'" ̄ァ`ミ`、::::://" ァ、  》ー十::::ト:::::ト、
',::::i /::::',::::::!ヘ   r'・ i  `レ'   r'・ i  /'/リ:::::/i::::::i ヽ   なにを…あなたは?
 V /::,イ ', ', C ゝ.ノ  ///// ゝイつ /ィ:::::/ i::::l
_/ ) 「 .゚ヽゝι     _     u ノ,,イ  ,!:ノi
 <  i   ハ     ィ" 、 \!`ヽ、ー''" び く っ.| i
 イ_)  !_二i iゝ..   r´ ̄´  `ヽ. レイ,':::,'::::i、:::∧i
''"i ) /:::::::人 "'' -/´  ̄,     ∨/i:::!::::::ハ::i::,イ、
 / /::::::::::ノl::::\  >'´ ̄      i〈]:::|::::/`ヽ、ノ ヽ
   |:::::::./ |::::::::::ヽ ヽ 'T i      レヘ !::/   ヽヘ
,,..-  |::/Y /::::::::::::::::::::`" ゝ  _     V   / `\

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1721 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:20:16 ID:DlmqwFS.0

<旧館>の秘密を葬り去るためでもあり、また取材陣からの殺人者の疑いを彼女に向けさせて、
自分の行動をしやすくするためでもあった。

そして彼女の死体は納骨堂の棺の中に隠した。


                 ,,..-――-..,,
             /          \
            /       u       ヽ
         /             l
          l       `≧x_   r≦ l    咲夜さん、あなたは本当に、仇でもない博麗さんも
.        |. u   t'' Oj´  ィOツ ',
.          ',      `¨¨´   ヽ   l    最初から殺すつもりだったのですかお
.           ヽ.     (_ノ--'  ノ
.       _ ---‐| \、 ___´¨`,..-<
    /´     l l  \    | r-ヽ  `ヽ
.   /      | ヽ   .>、 r'__..>>   |
    |   ヽ   .|_ヽ.イ .〈Y´ i `''1 |  |
    |.     、  < ´  .i  |  i  | |  |
    !.      ヽ  ヽ  .i  .|  .i  .|.l  |


:::::::::::::::::::::::::: __,,,,...,,__
:: :: :: :: .,. '"´_,.r-r‐,-、`' 、
: : : : ,.'  _r' イ_,.-‐'- '<,ヘ._
: : : :/ _r',ゝ'"   /i  i , `ヽ!
: :  i 'Y´ ,ハ __/_| ハ‐ハ! ,ゝ
   | ノ  !イァ;‐-!、レ' !ィ'r、!ハヽ.   ……
  イ ´!イ.Y),ゞ-'   └',!Yi ̄
   ハ !  .(ハ "   '  ,ハソ
  〈 ノ  ,ヘiY>.、.,_´,.ィ'´iYヘ〉
   `ヽr'ゝY!イ´\_!`ヽrYi、
    ノ ,. '}><{\ /:i」イ}><{ ',
     /   ム!::::`::/ヽ;:::ヽ. ヽ.
    ノ    ';:::::::/  ハ::::::i  >
   く/   i ,ゝ:::kニヽヘ!:イイ´


1731 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:20:39 ID:DlmqwFS.0

……一方であなたは、取材陣が<旧館>に入ったあとの午後7時過ぎに、
予期せぬ人物の訪問を受けていた。

つまり、この僕とやらない夫君です


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      \ _ -、_ニ、      _ - '     _/
     r  ̄,   ´ _ノ            ,.. ='-ァ    そうおっしゃらずに、せめて自己紹介は
     /  /  , 弋う‐ k‐r,-、ニニニ-r T  ̄  | /     させていただけませんか
.    / ノ   /  入  L `7´こ卞、ト、」 |!     l'\
   〈    '   /  〉 | /´   ト、`` ! |    |  ヽ    はじめまして。鹿谷といいます
     i     ´  / l       | 〉   l {!     |  ヽ
    _」 |!       イj k     _ ′  | l     ト、  ヽ
  / l ||  |     f トヽ  `ー==-‐'  イ、    l \ L_
 / / V|  |    |  } \、_ 〉 ̄く_, ≠  }    \ ト、  `i
 ≠` <      |  人  \    / /7      ヽ| \  |
     \      j /   \ ヽ / //         ヽ   \|
       \  / く      ヽ V∠ /        /    \
         ∨    \    /匸!ヘ  \    <´/         \


              _,r‐―「 ̄》ーr‐┐__        
            /\vヘレヘ </|⌒)、`ヽ    
            {r<⌒T⌒  \ \`'く人_ \  
          /   / {i     \ \ \{__  \
         /      ′|l            \ Ⅵ   ヽ
         ′  / /  |い   卜  u   }  \   ',
        i    |斗一' |  'ー┼-\   |   \  |   …はあ
        | ι |斗=ミ人(  斗=ミx.\   |,   ≧=十
        人 、 ∧ r'ツ  \ r'z_ツ 》   ノ\  /   !
.           ヽV _乂_〈          /      )/    |
           八 {        __彡 /} }ーく ,   |
.           / ハ_八  ゝ;ヽ `ー-イV7{ {   )} ヽ ハ.
            j ′|  ) 、`¨′  u イV/ ) 丶/人 }、 `ヽ
.            ゝ、 l<^个ー‐-、   从 |/\__\  ,ノ `ヽ,ノ
               )ノヽ,レ'j/i´ '   ∠   \__ヘ )ノ
                _ィ'´ |  ヽ、 /     /.:.:.:.:.:!`゙'' ー-,、
         ィ ̄  / / , '-_テヘ::ー┐ ノ.:.:.:.:.:./  /  ヽ

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1741 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:21:36 ID:DlmqwFS.0

計画に無かった男たちの突然の訪問に対してあなたは、当然すぐさま追い返した。

ですが、僕が置いていった『迷路館の殺人』や名刺に目を通すなどして、考え直した。


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              _,.. -,.=_,=r―、_
         / ,/^ヽ__」....」__ノ /^\
         / rヘ /     ⌒\='、
       / , <__,/ __/, / ∧  ヽ_,〉
.        ,レ'ー=ニ二 `ナメ .ノ | i   }
       / ,  彡/fTニリヾ  ,ィ‐|-、 |
     / .// i.  |ク `¨   7:ツァレヘ ゝ、   これは使えます
      | // /|i  |:ク   __ ,.`¨/(ク |\
      レリ| .| ||  |(クヽ_`ー゙ _/ (ク |     あの探偵気取りの作家を館に呼び寄せれば、元の計画より
     __,へ| ||\|:(ク=-Tヘ「レ1∧(ク ノ     さらに強固なアリバイの証明役になります
   /     リヾ、.(ク∩/_,....  ̄`(ク
  /         {ンコく}<. 、  {ンコく}
     _,...  //{iノ:i ヽ:::::\\ {iノ ヽ、
 -‐  ̄     ' /.:.:.:.:.:.:}  \.:.:`\ !   ,ゝ―--、
.         /.:.:.:.:.:.:::L_/2ノ:.:.:.:.:.:}| /\     }
         /::::::::::::::::::::::::::};::::::::::::::/ レ;:::.:.:.:.:.:\ /
 :\__  ∧;;;;ム;;;;;;;;;;;;;;;;イj;;;;;;;;;;;;/ |...`了.:.:::::://
 ::;/  _``┘`‐r--、...  ......._ ,ス_ノ  /.:.:.::::://



┌───────────┐
│ 推理作家           □│
│                ┌─┐│
│    鹿谷 門実  │○││
│                │△││
│                └─┘│
└───────────

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元の計画では、美鈴さんをアリバイの証明役に仕立てたり、あなたが所在の明らかな所に
外出する、あるいは誰か知り合いを館に招くといったつもりだったのでしょう。

だが、この館と無関係な上に自分から訪問したがっている作家を利用すれば、多少の危険が
伴うかもしれないが、よりアリバイは強固になる。そう考えたのです。


1751 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:22:32 ID:DlmqwFS.0

そして早速、午前3時半という時刻に、僕に電話をかけた。
僕を招くためであり、最初のアリバイ工作でもあります。

その時刻は、霊夢を殺害した<旧館>内時刻なのですから。殺害時に、やる夫君がドアの外から
声をかけていたのにも気づいていたはずですから、やる夫君の証言と壊した時計、外の僕との電話
での会話でアリバイが構築されるとあなたは判断した。


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   m      m      m      m      m      m   
   _川_,n    _川_,n    _川_,n    _川_,n    _川_,n    _川_,n 
  └'^ー‐'   └'^ー‐'   └'^ー‐'   └'^ー‐'   └'^ー‐'   └'^ー‐' 
                              _
                         -‐=ニ二ニ=┐
                      ´         } _
                     /          -‐ ´    ‐-  _
                     /        / ∴∵∴∵∴  ´|
                   /      / /    ∵∴∴∵ ''゙   j
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              ((己((_亥`ニ=‐-=ニ二三_/  ,|: : /
                  `  ‐-=ニ二三_   / /
                             ̄ ¨´


                  / ̄ ̄ \
               _ノ ヽ、__ 」L\
                  (= ) (= ) ⌒_,-|、        電話?
         ,'⌒ _ (__人___)  r' l |lヽ
           ヽ_ノ   '、` ⌒´   } } l レ }       夜中の3時半じゃないか
                  |       j |,|l ノ__ _    何でまたこんな時間に
                  |     /    /ィ : : : : ヽ
                 _/:.`ュ'ニニr´   / : : : : : : : ヽ
          __ ,.< : : : :{/:::ハ人   rノ∨ : : /: : : :',
       /: : : : : : : : : ク:::〈´∧'--:´" : :.∨.:/_/ : :l
      / : : : : : : : : : : /::::::i /:.∧ : : : : : : :∨ : : : : : : :l
    / : : : : : :Y : : : : :|:::::::y : : :∧ : : : : : : :∨ : : : \ !

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1761 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:22:56 ID:DlmqwFS.0

 .     l     |       l.         |  li   
      i      j       ヽ、      l  {
      }    `ー- ..   __,,.. '' ,      レイ ヽ、
    _」     /ィt;ュ=、  `´,rt;ュ=rl}    i!ノ
.,. -‐'" , '.   〈   ´ jl       l    V
    /    ハ     ト       l     |     ところで咲夜さん
.   /    / ヘ    i _〉      |       l 
   ,'    / /  ゙、 v -‐=vァ  /       l|
  {i    {_,イ    、 _`二´  /.       ∧
  ヽ、   /     ヘノ   t,,..<(f     / |l
へ   \ /   __,イ `;  ,< ヽ    /  {{
  ヽ、  }j/ / ̄  \`Yj/  ,イ┤   !{   \
\  -n イ´    /ヘ  「   ハ{i    ヽ、



                        , -‐ ‐ ´   `  、
                       /             \
                       /        __  r‐、  ,‐‐、
                        /      __ .,´ `i/ Vヾ二´ /`‐-‐イ\
                  /       ,ィ´ ∨_ j    {   l    /  人
                   /    ,   フ、/  /       i   ノ   |/
                / .   /   / ./ /   ,  -‐‐ -、   `ヽ |
                   /   /    7/ /  , ィ ´       /   ヽ|
               /   /      / /  /     ,,,,, -‐ /     ',
              ,'   ,'    /  { ∥ /_ -―'''' _, 7   /   ',
                 i  / ,' /  / l ` |/.:∧    -=彡イ/ /}       |  ……はい
             /_,イ i /   {  |   l 乂.ノノ)'乍芹ミX / ∠z7    /}  |
              /  l  i/   ∧ l   | :Yイ ハ Vノ   // ,イリヾ.:| / ,' /
               ', .|  ./ ∧ |   l  乂.ノノ) `¨  /  {-' / リ!/'/
                V . {  / ∧i l i l',|:Yイ ハ       ∨厶イ)
                \∧/∨ 〉 | ! l l 乂 ノノ)  __   イ |.乂`Y
                     /   ,´! ト、| l l  Yイ ハ  :く  ! | 乂ハ
                         / `  、}.|.l   乂ノ.ノ) l__ ∧/ 八  乂`Y
                    /     l/    :Yイ ハヘ  ∧./  j   乂ハ
                     〉、         く⌒Y⌒ヘ ∧    <⌒Y⌒>
                    ,':::::`ヽ、       :レ介ーく∨∧     ∨ハ⌒ヾイ
                      i::::::::, -‐==、-- 、 :| ハ 乂 ∨∧    人 ....彡′
                        !:::::/      \ ヽ!乂ミ=ー、 ∨∧      ̄


1771 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:23:29 ID:DlmqwFS.0

     /  /  , 弋う‐ k‐r,-、ニニニ-r T  ̄  | /
.    / ノ   /  入  L `7´こ卞、ト、」 |!     l'\    あななたが付けている補聴器のイヤホンですが
   〈    '   /  〉 | /´   ト、`` ! |    |  ヽ   ……本当は耳の具合など悪くはないのでしょう
     i     ´  / l       | 〉   l {!     |  ヽ  
    _」 |!       イj k     _ ′  | l     ト、  ヽ  違いますか
  / l ||  |     f トヽ  `ー==-‐'  イ、    l \ L_
 / / V|  |    |  } \、_ 〉 ̄く_, ≠  }    \ ト、  `i
 ≠` <      |  人  \    / /7      ヽ| \  |
     \      j /   \ ヽ / //         ヽ   \|
       \  / く      ヽ V∠ /        /    \
         ∨    \    /匸!ヘ  \    <´/         \



                          r―、厂しヘ厂しゥ /     / /  /   // | i::| ' ' | j|に)
                      __(、 、__{ 厶_{ ⌒)__|l    / /  ./、, //  :! ! !   ! l|に)
                        {_   `厂´:::::::丶  __)::   / /  く 、| / //  , :! .乂   ! l|に)
                     厂` :}イ:::::::::::::::::::::\ )::i   /  , /尨ヾ、 /i   | 丶    ', !に)
                      ノ)っ/:::l::::::::::::::::::::::::::::ヽ:l  ;'  /レ⌒'ー' 以、| ! 厶 :}    } j|厂
                  /:{ ̄ {:::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::\;. /     |  И´i / 厂 ̄` 〈_, |!
                /:::::└┬ i:::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::Ⅵ        i | ! i {    // l!
                ,::::::::::::::::)⌒!::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::八!  _ヽ   `′| ! | 厂 丶.// /{
                 l:::::::::::::└r ハ::::::::::::::::::::::::::::丶::::::/::::丶 ___ ,,, 斗:ノ/ /    /┘八丶
                /:::::i:::::::::::::厂‘,::::::i :::::::::::::::::::::::/::::::::::::∨////////レレi:/    /_,/  \
                  /.:::::::!::::::::::::乂__j:::::::::ヽ _:::::::::::::⊂ニニニヽ/////////./  
               /.::::::::::!::::;::::::::::::::::廴::::::::::::::::: ̄:::::::::::⊂ニニ入///////./  …そのとおりです
                 /.:::::::::::::∨::::::::::::::::::::::`¨/ヾー―:::::::::::::└─と_):{//}/./    
             /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{{   厂ヾー::::::::,斗≦)辷ゝ{//}V     ̄


1781 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:25:27 ID:DlmqwFS.0

やはりそうでしたか

いま付けていたのは本物の補聴器かあるいは単なる飾りのイヤホンかもしれませんが、
犯行の間に付けていたのは、盗聴器の受信機ですね

あなたはそれで<旧館>内の様子を把握していた

事前に旧館内外の時刻を並べたスケジュール表を作り、いくつもの行動パターンを想定
していたでしょうが、それでさらに臨機応変に対応できるようにしていた。


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.  /,-‐-、            i      ヽ
  i !    i             i         i
  |.|   |             !        .!
  ヽヽ__ノ          /      /|
   \            /      ,.イ .!
    `丶、_     _,.<____,-‐´ ! .!
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1791 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:25:47 ID:DlmqwFS.0

         /  /   /   ,.ィ     iト、   \ 、 \    \ \
       ./  / /   / i| ./   | ヽ   ヽ \. \     }  \
      ,′ / .,〈   /   i| ハ  .i|   \  i|.  \.ハ、   .∧  .ハ
       .八 /イ | 〃  / i| i{ i|  i|   ハ  i|     \| \/  \/  }\
  ー=彡_ | |'   / / / l | | |   i|   / |  i|        ハ   .}、 八 }
        ∧ト、__./ ,′/ | | | 八  il i     |  八       i|. ‘, ̄} ヽ  /  ――そうです
      ./.八__} ,′i| ./  i| 八|  \| i    | ./ | |      .八 |  .|  ∨
     / /|/   |  i|/  .八  \   \   |/ il ト、     ./  .iト、/   |   盗聴器は広間の円卓の
      |/ |〉  i|   |    \ ハ  /     ./   |/|i \  /   |、 |    |i   下に仕掛けていました
      l  ∧/i|   |        |i ∨ /    |   |i リ/ ∨   八  
  ,|    / l   〉、 l        |  ∨     |   |イ ,.=≦}`     \  最期に小早川さんを殺さなければ
 / {  ./  i|  .| \      .从__ヽ iト、 i!   リ,イ弐ツ |  {\ト、 \ならなくなったのは、天窓を破ろうと
 |八__乂 / `ー|  .ハ      ト{i  _」i| ∨  /  ¨¨   .八 /| ./\.  したばかりでなく、盗聴器も見つけて
 .\_, イ i|  |  { .|_     i|イ夾芯フ|  | ./      /}/ ハ  イ  .しまったからです
      i| ./|  |.ハ |f`ヽ | .八 ヾ¨ .リ  | /       /  /}∧    
      i|/ i|  |'   | ヽ、.ハ  ヾ _ /   j'   `  ./  ./:〈\〉、  ですから、わたくしは……
     | 八\l r‐ト、|./>} \ \ヽ \     _  -‐  ./ 〈 ∧:∧   
      八  \{\   j'  {ノ .ノヽ} }.\ ヽ__      ./  ∧〈/:∧  {_:_:_: : :
       \|>\.≧=- /./ ト、〃\.\ \_ }`ヽ __ .イ    〉∨:/:.∧    }: :
  ___/: : : : ヾー一 |: :.ノ }. \ \ \  从 |≧=-.、 ̄ { ∧.}: : : :}\  ノ_: :
  |   .〈: : : : : : : :〉=-  i|: 〈 〈:.\ ヽ  ̄\'| リ     \ .〉.ハ |: : 八    ノ:



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    ../ _, 、_.  \
   / (● ) (● )  \   ……
   |    (__人__)     |
   \   ` ⌒´     /
   〆~\       /ヽ
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1801 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:26:25 ID:DlmqwFS.0

         |                   、         i  i!   i
.         !                    l  l i     l  f j │     /
          丶             ┌ 、_   ヘ  ! ヽ    l | │ .|    _/
          ` 、             ! tー > 、 \ 丶、\  l.│ .l l   , r ´
             、          l !  `ー ヽ  、 \`v / 丨 l/  _/
             \.         l ',    ...ゝ`ヽ 、   、,'  ',_ , -‐'´
               ヽ、       { l  /     ヾヘ、         _, -‐'
                /丶、      t 丶l   O   1 l        ,r'"  ´
               ,'   \__     丶 `     ∧ l      />
               /      ``t -  \  \二  |│    / 〃 i    O
              ,'         l 下t ̄`゛ヾ  ヽl l .l    / /´ 丶    _, -'
             ノ.         |  ゝ.._(rj \ -V l   / └‐'土 ニ‐-‐'   |
           _/          │    ゛` ̄`-lヾ ソ  ̄"   ,十ー‐‐-ァテ  /
         _/             !      ―'"´ ':     /匕rj)_,ィ, '   l
      _/               │         /   / ゙ー 、       
    _/.                  l           / !           今さらこのように云うのも
   /                      l          /   |         可笑しなことかもしれませんが
  /                         l         j   l      
. |                         !      `ヾ__-‐'       、


1811 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:26:47 ID:DlmqwFS.0

      ヽ、: : : : : : : : : : : /
       _,!: : : : : : : : : : : |__ _  
   _/ ̄: : ゝ、_: : : : : : : _,i: : : : : \
   `゙''ヽ-,,_: : : : : : : : : : : : : _..r''" ̄
    <` 1 lf ''ー‐--‐ー jl ヽ> 
      ソ  │        |> ヽ、   僕は刑事ではありません。社会正義の立場に立って悪を悪として
     ,′ /ヘ  ___ .  / / /    糾弾できるほど正義も信じてもいない。
     {  (: : : 丶 .. _ .. ィ(    ヒ    いま話している事を僕個人は警察に教えるつもりもありません。
     /\ j: : / く  ヽ、ヽ  )     .
    , ': : : j, /  ,' ! `   }: : }j´ ' ,  公には真紅フランが犯人として事件の幕が下ろされても構わないと
   /: : : : : : : 'ー、 J│ `'-.. ゝ: : : : : ゝ 考えています。
  /: : : : : : : : : : : ゙ ゝ .... -': : : : : : : : : ヘ、
 ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  なので、あなたがこの後どうするかは、あくまでもあなたの自由だと
j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  思ってくだされればいい。自首してもいいし、どこかへ逃げてもいい。


1821 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:27:11 ID:DlmqwFS.0

       __/.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.
     _ ノ.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:./.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.
     i.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.,入.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.
.     |.:..:..:..:..:..:..:..:..:/  ヽ、.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.
      |..:..:..:..:..:..:..:..:.|    ヽ.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.
.      |.:..:..:..:..:..:..:..:|      \.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.._,,. -‐'7.:..:..:..:.
      | :..:..:..:..:..:..:.|     _ _,ヽ、.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:./ , ' ̄/.:..:..:..:..:.
       }j.:..:..:..:..:..:.| it _,イ´_ _,.  ヽ.:..:..:..:..:..:..:..:..:.く  f  //.:..:..:..:..:..:..:.
       |.:..:..:..:..:..:.ヽ、 < ィ=t:;ォ‐ァ 》.:..:..:..:..:..:..:..:..:.ヽ、〉 /.:..:..:..:..:..:..:..:.
       }.:..:...:..:..:..:..:.j ヽ` _´ ̄ ´ ィ´.:..:..:..:..:..:..:..:.jヽ.:..:〉 /ヽ、.:..:..:..:..:.
     __ノ.:..:..:..:..:..:..:./         ノ.:..:..:..:..:..:..:..:./ イ:/@   〉.:..:..:..:..:.    僕はただ、この時計館で何が
    /:..:..:..:..:..:..:..:..:./         /.:..:..:..:..:..:..:..:./ /:/    |.:.,イ.:..:..:.    起こったのか、それだけを
   /.:..:..:..:..:..:..:..:..:./         /.:..:..:..:..:..:..:..:.《 f.:〈 .     l.:.| |.:..:..:.. :.  知りたかったのです
   {.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:`ー-、-     〈.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.ゝl.::t     |.:.| |.:..:..:..:..:.
   \.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:.i      `ーへ、.:..:..:..:..:..:..\     {:.f  \_.:..:..:.
     >.:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..ゝrニニ‐v一'   \.:..:...ト..:..:..:..:\    t_    \.:..:..:.
   /.:..:..:..:..:..:..:..,イ.:..:..:..:..:.>--‐'        )..:.j 〉.:..:..:..:..:..:.>  く ̄ 二/
   .:..:..:..:..:..:..:..:./ |.:..:...:..:./l|.:..:..:.{     /://.:..:..:..:..:..:./ /二二/
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       }.:..:..イ´j.:...:./      ∠二ノ   〃  /.:..:..:..:..:| /.:./
     /.:..:..:.∨.:..:..:.\ ∠二二/    ヾ  ヽ.:..:..:..:..:\.:.ヽ
    /.:..:..:..:..:..:..:..:.∠二二二二∠二二二二ヽ、 \    |\


1831 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:27:42 ID:DlmqwFS.0

                 -─‐--=、
         / ̄ ̄`'´       \
.      /                \
      /       rz____       ∧
.     /   ru‐ナTΤ 「  / / ̄\__ \',
    │ __,ィ个v {__lー‐┴、厶--、 / 〉   \
     | _レへ /  ヽ        \ / 〉  \\    ……どうぞ先をお続けください
      l Ll___/                 \   ∧. \
     V  //               ヽ  | ∧\.\
    /  //   |   |    \ \     \! |∧ヽ\ ヽ
.   /´l // | l | | l | V \ ヽ \___ \ー-jハ}ヽ\}ヽ}
.     //  l| l|⊥L|__l l \ /)T二ΤV   \|二ハ\|
.    / '!  /l lハNVヽ|_L// xtテfオラ∨   |_∧厂|
_// |!  / l |ャセ=///\   ̄´ / ∨ト、 |( ̄ ̄\
  ̄   | /jノ| jハ /   ̄ )、   /ト、 } |,ハj 〉    |
.       l/(  レヽ/    \‐‐ィ /人__}j/ 〉__//    !
         ,ハr─/    八 冂._/  ∧_{_八  〉    ∧
.       | V´i   _/(//{_|\o' /(__ノ{/       ∧
         |  ヽ|   l | l 〈/O\}∨|rく__ノ_)__     ∧



.     i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.∧:.l l ト.:t.l.:i!.:rァ.:ト.:.rヽ:.:.:.ト、:.:.:.
     い:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽl:.| { Lゝ|.:||:.| レ'ノ.:i |:.:./ノ:.:.:.
.     ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.「`_ヾ、.:`ヽニ 」Lニ-‐' ,ムニ-‐ 7:.
       \:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.ヘ V  \ヽ、:.:.:.:._ ァ' ̄ < ̄//:.:.
         `ー‐ァ、_:.:.:.::.:.ヽ  o ト. ヘ:.:.// イ o レ'∠:_ノ;   いいでしょう
           ハ 「`ー-  ゝ__<」 V/ ムゝ_ ェ≦ィ´;,;,;,
         /;,;,ヽ|;,;,;,;,;,;,「ヽニぃ_、`≧─ァィ ゞィ- ^|;,;,;,;,   そして31日の夜、仮面と霊夢から奪った
          /;,;,;,;,;i;,;,;,;,;,;,;,l   二フ   | \      i;,;,;,;,  ローブを身に着けて、ふたたび<旧館>に
.         /;,;,;,;,;,;l;,;,;,;,;,;,;,;l         |ヽ      l;,;,;,;  忍び込んだ。
       /;,;,;,;,;,;,;|;,;,;,;,;,;,;,;,l       | 〉      l;,;,;,;
         {;,;,;,;,;,;,;,;|;,;,;,;,;,;,;,;ハ      、レ'         |;,;,;,  牧瀬さんと秋月君を殺し、日高さんに自分の
          };,;,;,;,;,;,;|;,;,;,;,;,;,;,;,|rヘ   、          ∧;,;,  姿を目撃させた。

                                   <旧館>の中では午前0時、外では午後7時
                                   前後の犯行でした。


1841 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:28:08 ID:DlmqwFS.0

<振子の部屋>のクローゼットに『おまえたちがころした』という告発文を残していったのも、
恐らくこのときでしょう。

これは、あとでフランの部屋で見つかった分も含めて、あなたがフランにあらかじめ書かせた
ものだった。レミィの名前を利用して上手く誘導すれば、充分に可能だったはずです。


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Ⅳ   /{}{ア´                       Ⅵ7:刈                       Ⅵii
/   /㌢´              ___________                ||
    ll/                 |               |                  ||
    lll                  |               |               為
    {{                 |               |               '為ソ
   ヘ_                   |   おまえたちが    |             /ア
     [ft                 |               |             〃
     Νk             |     ころした      |             7
       !垈              |               |            ノ
     .為llll}             |___________|
    .ィ圭洲;                         /淤l圭l丞
   ,ィ劣圭:㌢            L           /淤圭圭IIII)         λ
  ,ィ劣斧ア                 [代        ,攷圭斧:㌢´          {会ュ。.

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1851 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:28:24 ID:DlmqwFS.0

早乙女老人が納骨堂から出てくる死神、すなわち仮面と黒いローブを身に着けたあなたの
姿を見かけたのは、この犯行の後だった。

翌日になって僕の口からそれを聞いたとき、あなたは内心、冷や汗を拭っていたことでしょう。

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      /  r'^ー'´ \    |   、    l
    /   .|       ヽ   ト、   い    \
    ノ    │      .,;;l   f‐l    `ー、   `ー
.   |   ハ .l     '´k,ィrッ、 .\、_   `く丁
    \  {_」.冫ー、   ゞこ=`ー、. \ ゝ   ヽ
      ヽ ∨/,ィfラj        |  |/    /    ふうむ
       }j f `こf}、 ー         | K.     /
      / | ヘ    ´  __ _,.  /  |ヽ    \   ひょっとすると、死神が出てくる扉が
.     / .| | ヘ  v'"´      /  ./∨ヽ   ヽ  あるのかもしれないかな
    /  .| |  \ く ̄´マ  / ∠/ /    ノ
.    {    ヽゝ、 ヘ }  └'/ /    /   /
.    ヽ    \  `Y   {  {   ハ   くヽ
      |      |!. ∧  ∧  ヽ_/ \  ー'
.    _ノ     ,イ_,/ ヽ/  ヽ  ヽ    `ーt
    ̄    _// _,/^ー┼‐tゝ_}  ├、.    \
     _,∠_,ィく ̄  //  (ノ   |フ\     ヽ


        ,-r⌒L⌒」⌒yヽ、
     _r─ノヽヽ,_ _,ノヽヽイゝ、、
    rヽ,/ /       `ヽイヽヽ,
   r` /  /λ   入、ヽ、 ヽy i
    'y r  イ-‐.ヽ,  ノ‐‐-ヽ、  ヽ, |
   ∠/  / ,r=、i レ' レ,r=-、_!ヽヽ、、i    死神?
    /  ,イ}.イヒ_i´  ´.ヒ_,!ア イヽ、ヽ、
   / /くl""    ,    ""{yイ\ ヽゝ  (し…しまった!)
   i//{.人    _    ,イiy}イ´/ヽ!
    //y}レヽ..、   ,イゝ|{yレV
    ´ ,{y -─r ̄´=イ─'- y}、
     r´[>}「´ ̄`rt´ ̄ フ [>{<


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1861 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:28:58 ID:DlmqwFS.0

そして僕とやらない夫君が約束どおり屋敷を訪れたのが、その夜の9時。
あなたは二人を殺した後、急いで着替えを済ませて応対に出た。

ですが、廊下で僕たちが妙な物音を聞いたあのときも、さぞ焦ったことでしょう。
あの、遠くで銅鑼を鳴らしているような音の正体は、<旧館>の中でやる夫君たちが
玄関の扉に物を叩きつけて打ち破ろうとしていた音だったのです。

あなたは、そんな音は聞こえないと云って切り抜けるしかなかった。


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      ノ   1r、    /ー、_   、_, 一、\    |
     /    |J 〉  〈 ィ近7ゝ  ィ辻チ' 冫     i  
    厂     ∧/    ヽ   ト  -   f     | いえ、何か中華鍋を床に落とした
   ヘ、       |     j ヽ  j l      ∧    /
  __,r'´      l    ク ノ  └′   /    | ,′ ような音が聞こえてきまして
'´ ,、        /    丈  r_==ャ  ,.′    .! \
 ,ク     _,. -<    〈} .〉 上¬,イ /      L  ヽ
       \  \    fヽム  L_ ク       \/
   , -─ --ート、 ゝ、    ト、  /|‐\     ,ォ\
__/     rー、>'´ ̄` 、│ ヘ_r´ |  /    / 冫 



              __   _,. -──-
             __>、 {廴ノ ̄\  _    `丶
          r'⌒\ \,.. --ミ ⌒} } 〉    \\__
          く\   /      \ノ /〈_      ー─''⌒
.          >─ ´          ` <_ノ        ',
             ′       \     ⌒__     i
.            |│  :/ \__  ー=ニ__ /      |i
.          ノ│  :l  ´| \ト---┬┬=彡       八   さあ…私には聞こえませんでした
.          /|│ 八  :|  ,ィ笊テ││り     |   :|
          八{ヽ(\{\|   Vツ /∨`\  ,} l{ ハ|    耳を悪くしてしまっていて
.              ノ )   ' ' '厶イ }  ノ/\八{      このような補聴器に頼っている有様ですので
              / / `丶 。  {ノ / r‐┐_
              {/ / / _>-イ{_く_,/ノ⌒´\(
                {/{/ /}こ{_}く/ }    〈^}    (早く、扉を叩く音が聞こえないところまで
                 ノ{/{_>{}<_}_丿     ∨     連れて行かないと!)
                {>{}<}::/::/ ∨ }      \
                {ノ:::::|::::::{i  }_ノ         〉
                 /:::/::::|__/::\( く(__,.  -┬‐ ′
.               {::::{::::::::::::::::::::::::\_l |O   |
.            _   \\:::::::::::::::::::::::/|__|__|

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1871 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:29:21 ID:DlmqwFS.0

午後10時半になって、あなたはフランに食事と薬を持っていくと云って時計塔に向かった。そのとき、
すでにフランは睡眠薬で眠らされていたのでしょう。
あなたの目的は、眠り込んでいる彼女の身をどこかに隠してしまうことにあった。ベッドの下か、
クローゼットの中にでも。

そうしておいて、塔の書斎に僕たちを案内した帰り、あの部屋に立ち寄って”フランの不在”を
示したのです。

あのときは僕の方から彼女に会いたいと申し出ましたが、もしそうでなければ、あなたの方から
云い出すつもりだった。


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                         / ̄ ̄ \
                      _,ノ ヽ、,__   \
                      (●)(● )    |   えっ?フランさんがいませんよ
                        (_人___)   U  |
                         '、       │
                  <二ニヽ        |
                     /-‐   `i 、 ___,. イ i
                     {/´、     ',┐__>ーメ ┴ュ
                 しrヽ    V:::Λ  / : : :>、_
                   ,.<ハ、_/ ̄ V ∨ : : / : : : : :_>-.、
                     「 : : : :〈 : : : : : : ヽ/ : : :/ : : : /: : : : : `、




           | |==============| |
           | |                    | |
           | |                    | |
           | |                    | |
           | |______/ ̄  ̄ヽ___| |
          / ̄ーユ¨‐‐- 、_   (____ノ    /| |
       _/      ` ヽ__  `-          /  | |
___ /         `ヽー、}        /  /| |_____
    ノ                 ヽ__  `ヽ. /  /  | |
  /                       ノ|  /
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1881 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:29:55 ID:DlmqwFS.0

僕の車に釘が刺さってパンクしていたのも、恐らくあなたの仕業だったのでしょう。

あなたはそうやって僕らをこの屋敷に引き留め、翌日も引き続き、自分のアリバイを証明させる
役割を果たさせようとした。

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            ,. 'ニ二ニ、ニニ =、
              l|__j|___|;|___|[__)|
           , '-- 、 - ‐ '';;',:.:l.:l:;::l_
          ,〇;|li{{{iIl|:○r::,.=、、::l,´,:‐、l
       i..:.::;i====i:___;.:,jii´i:l_,j_;ji´!」
        .===========l ,j.,.,., lil ,j
         `~´::::::::::::::::::::::`~´:::::::`


    ,. ''"´∧ ̄ ̄ ''' ‐ .,
   /  < 龍 フ     `ヽ.
   i  ゝレ'ヽ、!─-ィ..,,_ノ  i
  r〉'7´::/::::::ハ::i、,___:::::i:::ヽ、_イ.   
  7:/::::_!,.ィi_! i_:!,ィ=t、i:::i::::i:::::',
  i:::i::::i:!ィテi'  ' !,_rハ i_::i::」:::i    釘が刺さってましたよ
  !_ハLハ'ゝ' .    " iハ)::::i:::|
     !Y!、"  -   .ハノ::::|:::|
    〈ン:::>.、.,__ ,.イ7Y〉、::::|:::|
    (Y〉i;::rィ''ki/7〈,ソ /7ヽ;:::::!
   }><{ ,.イ>∞イ/}><{|/   ヽ!
    〈ム,イ  _Y_   ム〉〈  、_,.r!
   !/ ゝ,_ 十    _,.ィ/ヘk'´ ヽ
   〈 `ヽ! 十     〈::!::::〉   ノ
   \r-イ、_ハ、____,.イハ:/  /|
    |_{_7´`7ー''"ト| i⌒ヽr'_ハ,」

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1891 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:30:42 ID:DlmqwFS.0

宿泊を決めた僕たちが、用意された部屋に引っ込んだのが午前4時ごろ。その1時間余り後に
なって、あなたは次の行動を起こした。<旧館>の中では8月1日の正午になろうかという時刻
だった。

その時点で中の者たちがどのような状態でいるかは、盗聴器によって把握済みだった。


その頃にようやくカメラの問題に気づいたあなたは、例の隠し扉を利用してIX号室に侵入し、
射命丸さんを殺した。


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   /ヽ
   ,!   \   ィ_iン,.-v⌒'「`'r-、__
   ! _, , 〉''"/ヽ / i i ,ヘ /ヽ、ヽ
  .! .i`ミ/::ゝヽ',_,r‐'^ヽ/ ヽ/ ヽ `"'ー‐ァ
  !  i l::::ヽ//        ヽ,ィ'´i,,..-アゝ
  ゝ i、 i::::::l/ , '   /   i  ヽノイノ´:::::ヽ
  i´ 、ヽ i、:::l ,' / ,r' ノi i ,'ヽ ', ヽr':::::::::::::ヽ
 .ヽ  .iソ `〈/(y´ムー':::::::○i ヽ i ソ::::::::::::::::::l
   ヽソゝ  rン7:::::ヽ _ ,ィ,r'iン´::::::::::::::::::::l
   r「il ,ィ'´,ヘヾ=r‐'i=i__i=;ソ/ i:::::::r'´ ̄`ヽi
    「_|く7´,r'`´ゝソj-i/v´ゝ冫/::,r' yr==ヽソ
    | |ゝヽ/i  ` ,i/ _(_ン-ァ'´`‐i メ    .i
    | |:::/ヽ´   ヽ  介, '  i、ソ ',   i
    | |:::〉-<ヽ ',   ', リ 、   i`'ァ. i   i
    ヽ.|::`‐^i''"ヽ',       /i`ヽ::i   i
   レヘ、:::::::i、__/ ヽ    , ' ,ィ'/ /´:::i   i


1901 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:31:00 ID:DlmqwFS.0


        ....  ....                                            /⌒゙ト、
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          ;;;;;;;:::::::::::::::::::ノ}ィrr'Yヽ,     __ / rv⌒ヾ!:::::___::l::::::::::::::::ヘ
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.  } ミ  ̄ソi  ;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::r'-‐-、!::::::::::ヽ`´    , `ーァ:ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::r:r'´   レ'´ ̄⌒ヾニ⌒ヽ
彡ノ ≧.、 _人  ;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::r'フ⌒ヾ-、::::::::::', _、_/ /::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::リ      {            }
     ̄  ソミヽ、;;;;;;;;;::____:::::リ   ,.. -┴、__ユ::::::::;:べ''"´⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::!     ヽ _ r'⌒ー-一ア
       ミ `゙ リ!;::イ;:ァ'´-、く_, /,.ィト、ヽ     ̄くく::>.>     `ヽ::::::::::::::::::::::::l          `ー-く⌒ヾ,
      ,  >イ'´::::彡'´::::::::::::ム厶イ);:: ┐、 メ⌒7'´ >‐くヾ⌒   ノ:::::::::::::::::::::::/            ヽ 〉〉<

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1911 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:31:57 ID:DlmqwFS.0

射命丸さんの叫びを聞いてやる夫君たちが駆けつけ、磨りガラス越しにあなたの影を目撃した
ことも、好都合な展開だった。<旧館>内での犯行時刻がそれで確定されたのですからね。


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1921 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:32:15 ID:DlmqwFS.0

そしてあなたは隠し扉を使ってIX号室を脱出し、持ち出した二台のカメラを始末して、
続けてIII号室の前原君も殺害した。

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   {    :/  : : l   : :7: : / __  l: : :A: : : : : : :j '. : :/____!: L   どうして、お…
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   |  : ′ : : : l  . : lハ: l   __  ヾ、:| ハ: : : : :j   |:/_,,,,,,,,,,,,__ |!
   |  : :|  : : : :l  .: : :l:| リ   (じ)  }!`  l: : : :/ /'"´    \ヽ
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1931 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:32:45 ID:DlmqwFS.0

このときの殺人における外でのアリバイは、およそ6時間後に作ることができた。
1日の正午には<新館>で僕たちと食事をともにし、午後1時には一緒に納骨堂を見に行った。

<旧館>内では、やる夫君と岡部君が隠し扉の暗証番号を探していた頃です。
また、フランが僕たちの前に姿を現さないように、彼女に睡眠薬を与えていたか、あるいは部屋に
外から鍵をかけていたのでしょう。

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 /:.:.:.:.:.:.:.:iゝ 〃(:.:.:.:.:.:.:.{  ``"^ 〈:.:.:.:.:.:|
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|i``(( \:.:.:.:.:.:i、     ヽ:.:.:.:.:.l       あそこが納骨堂ですか
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノl i!  /:.:.:.:.:.:.:.:.,ア `ー =ァ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト─ /:.:.:.:.:.:.:.:.:/  _-ニ/:.:.:/:.:.:.:.:.,.ノ
:.:.::.-─ /  〈:.:.:.:.:.:.:.:ト、ヽ  _ノ:.:.:ト:.:.〃:.:.:.,ィ/
 /ililiil/    \:.:.:.:.:.:.\`ヽヽ:.:.:.|:.:《、:.:.:.ヽゝ
/ililiilili-─ト、--/,ィ:.:.:.:.:.,)  ))乂\\ヾ:.:.:.:.ヽ
ililiililiililiililiililiilヽ ト /   〃/\``  \:.:./


        ,-r⌒L⌒」⌒yヽ、
     _r─ノヽヽ,_ _,ノヽヽイゝ、、
    rヽ,/ /       `ヽイヽヽ,
   r` /  /λ   入、ヽ、 ヽy i    左様でございます
    'y r  イ-‐.ヽ,  ノ‐‐-ヽ、  ヽ, |
   ∠/  / ,r=、i レ' レ,r=-、_!ヽヽ、、i
    /  ,イ}.イヒ_i´  ´.ヒ_,!ア イヽ、ヽ、
   / /くl""    ,    ""{yイ\ ヽゝ
   i//{.人    _    ,イiy}イ´/ヽ!
    //y}レヽ..、   ,イゝ|{yレV
    ´ ,{y -─r ̄´=イ─'- y}、
     r´[>}「´ ̄`rt´ ̄ フ [>{<] 

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1941 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:33:11 ID:DlmqwFS.0

      ヽ、: : : : : : : : : : : /
       _,!: : : : : : : : : : : |__ _  
   _/ ̄: : ゝ、_: : : : : : : _,i: : : : : \
   `゙''ヽ-,,_: : : : : : : : : : : : : _..r''" ̄
    <` 1 lf ''ー‐--‐ー jl ヽ> 
      ソ  │        |> ヽ、   そして僕とやらない夫君が<緑園>に向かったのが午後2時
     ,′ /ヘ  ___ .  / / /    過ぎ。あなたは、7時に夕食を用意すると言って、僕たちの
     {  (: : : 丶 .. _ .. ィ(    ヒ    行動を制限しておいた上で、<旧館>に忍び込んだ。
     /\ j: : / く  ヽ、ヽ  )     .
    , ': : : j, /  ,' ! `   }: : }j´ ' ,  日高愛を殺したのは、恐らくこのときだろうと思うのですが。
   /: : : : : : : 'ー、 J│ `'-.. ゝ: : : : : ゝ それはやはり、彼女があの秘密の通路を発見したからですか。
  /: : : : : : : : : : : ゙ ゝ .... -': : : : : : : : : ヘ、それとも何か別の理由があったのでしょうか。
 ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  
j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :


1951 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:33:43 ID:DlmqwFS.0

              __   _,. -──-
             __>、 {廴ノ ̄\  _    `丶
          r'⌒\ \,.. --ミ ⌒} } 〉    \\__
          く\   /      \ノ /〈_      ー─''⌒
.          >─ ´          ` <_ノ        ',
             ′       \     ⌒__     i
.            |│  :/ \__  ー=ニ__ /      |i
.          ノ│  :l  ´| \ト---┬┬=彡       八  ……わたくしがあの地下通路を抜けてクローゼット
.          /|│ 八  :|  ,ィ笊テ││り     |   :|   内に出て、寝室に向かおうとしていたとき、
          八{ヽ(\{\|   Vツ /∨`\  ,} l{ ハ|   日高さんが隣の居間に駆け込んでくる音がしたのです
.              ノ )   ' ' '厶イ }  ノ/\八{  
              / / `丶 。  {ノ / r‐┐_     私は驚いて、ベッドの陰に身を隠しましたが、そのとき
              {/ / / _>-イ{_く_,/ノ⌒´\(    隠し通路の扉を閉めていなかったのです。そして日高
                {/{/ /}こ{_}く/ }    〈^}  さんは、それを見つけてしまい……
                 ノ{/{_>{}<_}_丿     ∨
                {>{}<}::/::/ ∨ }      \
                {ノ:::::|::::::{i  }_ノ         〉
                 /:::/::::|__/::\( く(__,.  -┬‐ ′
.               {::::{::::::::::::::::::::::::\_l |O   |

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             ‐==.:,,
           --=x   }:}
            __ゝ、//___
          /: : : : : : : : : : : : : : `丶
         .:'゙: : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
        /: : : : /: : : : : : : : ヽ、: : : : : : ゚。
        /: : : :./: : : : : : : : : : : : :\: : : : : :‘,  えっ?
       ,′: : /: : : : : ハ: : : : : : : : ゙, : : : : : : i
       |: : : ,': :/j∧/  \!\!ゝ:、} : : : : : : |
       |: : : ∨{イだカ    イだカ:} : : : : : :|
       |: : : : :圦 ヒソ      ヒツ;|: : : : : : /
       i: : : i: : : }   j.       jノ: : : : /
       ∨: : ',: : {           }: : : :/
  _     ゝ、: ':、:.>   '^    , イ:/:/
 / ¬/〉    \ゝ゛ __`> ┬‐'  .j/\
 |  ニニ}      ,r-一'{   /j   /   ̄\


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1961 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:34:20 ID:DlmqwFS.0

 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  |   やはりそういうことですか         |
  乂________________ノ




                /    ̄ ̄ Y  ̄ ̄    ヽ
                /          !         \
             r/            r――- 、   \
          ー='/      /⌒Y ー|    └!\\ \_
         /\ / //\厂  __!_/__  /  ヽ \r―― 、
        {  ー/ {   ×´ /       ` 、    }、  \  /
           入 / r、ノ  /   /         \__/ ヽ__\{   できれば日高さんや、計画の標的外の
        / /  / \/ /  /          \ \___}\  }   人たちを殺すのは避けたかったのです
        十―‐ァー―/ /      i        \ \__\!
        |  // /   !   i   |          \ \ ー' ノ \  できるだけ<旧館>内の出来事の
       ∧ ' //     |   |   |    i  \  ー―‐ /‐    !  証言者を残したかったですし、犠牲者も
       / !ー'―‐t‐' | |   |   |    | \ \   \ |    |  抑えたかった
        i /      }   !/\  、   \\  \ \ ̄ ̄ /    |
      ,       L _ |   ┐、_> 、 \\  \__ / ̄      、  ですが、彼女は秘密の通路を見つけて
      〈         ヽ  | 〈\_/\ ̄、 〉 ̄ /             〉 その中に入ってまいました。それだけなら
        \           〉_/:::::::::::△::::::::\//\_       /  まだ、やる夫さんのように拘束するだけで
        \___入,_/ \:::::::::::::::::::::::::::::::r、〈 ○ || `ー‐十ー‐'   よかったのですが……
       , ----、|    || ○∧〉}:::::::::::::::::::::::::| /\_//     |― 、
        |    L __l_/  、::::::::::::::::::::::::::ー    `十―‐'   |
        |       r:、     ,\::::::::::::::::://     /、     |


1971 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:34:40 ID:DlmqwFS.0

         |                   、         i  i!   i
.         !                    l  l i     l  f j │     /
          丶             ┌ 、_   ヘ  ! ヽ    l | │ .|    _/
          ` 、             ! tー > 、 \ 丶、\  l.│ .l l   , r ´
             、          l !  `ー ヽ  、 \`v / 丨 l/  _/
             \.         l ',    ...ゝ`ヽ 、   、,'  ',_ , -‐'´
               ヽ、       { l  /     ヾヘ、         _, -‐'
                /丶、      t 丶l   O   1 l        ,r'"  ´
               ,'   \__     丶 `     ∧ l      />
               /      ``t -  \  \二  |│    / 〃 i    O
              ,'         l 下t ̄`゛ヾ  ヽl l .l    / /´ 丶    _, -'
             ノ.         |  ゝ.._(rj \ -V l   / └‐'土 ニ‐-‐'   |
           _/          │    ゛` ̄`-lヾ ソ  ̄"   ,十ー‐‐-ァテ  /
         _/             !      ―'"´ ':     /匕rj)_,ィ, '   l
      _/               │         /   / ゙ー 、       
    _/.                  l           / !   
   /                      l          /   |      彼女は、
  /                         l         j   l      納骨堂の外を見てしまったのですね 
. |                         !      `ヾ__-‐'       


                 -─‐--=、
         / ̄ ̄`'´       \
.      /                \
      /       rz____       ∧
.     /   ru‐ナTΤ 「  / / ̄\__ \',    ……はい
    │ __,ィ个v {__lー‐┴、厶--、 / 〉   \
     | _レへ /  ヽ        \ / 〉  \\ 嵐の中でもはっきり分かる、昼夜が逆転した光景を
      l Ll___/                 \   ∧. \
     V  //               ヽ  | ∧\.\
    /  //   |   |    \ \     \! |∧ヽ\ ヽ
.   /´l // | l | | l | V \ ヽ \___ \ー-jハ}ヽ\}ヽ}
.     //  l| l|⊥L|__l l \ /)T二ΤV   \|二ハ\|
.    / '!  /l lハNVヽ|_L// xtテfオラ∨   |_∧厂|
_// |!  / l |ャセ=///\   ̄´ / ∨ト、 |( ̄ ̄\
  ̄   | /jノ| jハ /   ̄ )、   /ト、 } |,ハj 〉    |
.       l/(  レヽ/    \‐‐ィ /人__}j/ 〉__//    !
         ,ハr─/    八 冂._/  ∧_{_八  〉    ∧


1981 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:35:48 ID:DlmqwFS.0

      / ̄ ̄ ̄\
    ../ _, 、_.  \
   / (● ) (● )  \
   |    (__人__)     |   たしかに日高さんは死ぬほど驚いたでしょうお
   \   ` ⌒´     /
   〆~\       /ヽ
 /:::;;;、:::::::i::ヽ`介´/::::i::::::::::ヽ
<:::::::::::<|:::::::l::::ヽ| | i::::::7;;;;;;:l::::}
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 エ .|//|X,マY7x|エエ| |: :|.| |                      | |.l: :| |エエ|xマY7'X|//| エ
エ エ|//lXX∨ x|エエ| |::, :|.| |                      | |.l:、:| |エエ|'x∨XX|//|エ エ
 エ .|//|XXXXx|エエ| |::%:|.| |                      | |.l::%:| |エエ|XXXXx|//| エ
エ エ|//|XXXXx|エエ| |:::`|.| |                      | |.l´:::| |エエ|XXXXx|//|エ エ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                            ノ!
                    -===、- 、    /: |
                      \:\   /: /
                       \| //
                    x≦:  ̄ ̄ ̄ ̄: :> 、
                  /: : : : : : : : : : : : : : : : : : \    
                   , ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :’,   
                /: : : : : :/l: ∧:、: : : : : : \: : : : : : :∧       ええっ!?
                ∧: :/: : //|/  N\: : ト、 : : \ : : : : :∧  
               ∧: :,': : /l/    /\| \: : :|: : : : : ::∧     何なの、これ
              ∧: : |: :/⌒≧     イん:l`ヽ\! : : : : : : ∧
              ∧: : ::?l/´ ん!     じク  ト }: : : : : : : }: :!    いまは真夜中なのに、どうして
             ∧: : :|: : 入  じ' i::       '  |: : /: : : :/: :|   お日様が出ているの!?
             ,': : : : :∨: :|     __    ト-'一': : / : : }
             {: : \: : \:!    /ー一':::`ヽ  7¨¨¨¨´: : : : /
             l: : : : : ー一イ   {/´ ̄ ̄`ソ |\__ト‐一': : : /
             ゝ、__//ヽ\   ー─一' ,ハ: : : \: : : /
               \ : /: : }_ >. _  <  |>‐ァ¨¨´, ---、
                 , --ミー一く{\ト}        { |/  /     ’,


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1991 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:36:10 ID:DlmqwFS.0

      ヽ、: : : : : : : : : : : /
       _,!: : : : : : : : : : : |__ _  
   _/ ̄: : ゝ、_: : : : : : : _,i: : : : : \
   `゙''ヽ-,,_: : : : : : : : : : : : : _..r''" ̄
    <` 1 lf ''ー‐--‐ー jl ヽ> 
      ソ  │        |> ヽ、   なるほど。射命丸さん同様、生かしておいてはアリバイが
     ,′ /ヘ  ___ .  / / /    成り立たなくなるため急遽、殺したのですね
     {  (: : : 丶 .. _ .. ィ(    ヒ  
     /\ j: : / く  ヽ、ヽ  )     .
    , ': : : j, /  ,' ! `   }: : }j´ ' ,
   /: : : : : : : 'ー、 J│ `'-.. ゝ: : : : : ゝ 
  /: : : : : : : : : : : ゙ ゝ .... -': : : : : : : : : ヘ、
 ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  
j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  


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                       /{ / ∨レ { iヽ ,ィ   ,
                   / i/  _  V  V {  /|     , へ        o
                  ノヾ/ ̄ヽ´  しへ _  |イ /  _/   \
     /`ヽ  _      |ヽ  _) ミ」===ヘ /  ヽ  /⌒> ミx  ィ   ヽ
    /    У \, へiヽ_, 厂 ミ/     \_/ ヘ ⌒ヾ _    V ヽ       。
       /\/   / \ > フ ̄         \/   / ト ノ   \  ‘.
  /   /  ヾ=彡   /::::::::::...........i...............\.....::::: :ミ=彡     y          :i
  /  /     ヾj   /,イ::::/::::::::::::::ハ::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::\  ノ )       V .:!
. /  /        {    /:::/:::::::::::::::/:,、:::::::::::::::::::_:\::::ヽ:::::厂  /     o Vノヽ_
/, べ _       ヽ  /イ::::j::::::::::::|ハ≧x_:ミ-rイシへヽ:::ト、j  }/         」//r=i
ヽ_」/ゝ=ミ      `ヽ  >ミ::::::::/::iヽ ゞ-ヘ _`~´ リ::ヘ∧ノ べ         「///ー|
 ヾ//////ヽ       \〉 ⌒)ヘ::::\   ´.!   /イ///∧ -〈         {/////ノ
  \///彡へ   o    〈  /  ヽ⌒     ,イ/////// _」        /ヾ==''!



                                    / /
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       /:::::::::::::::::::::::::゛''-.,,_::::::ヽ:::::::::::ヽ-//
      ./::::::::::::::::::_,,..-‐‐''r---i 、 ヽ,,   i /
      .i::::::::::::::'-.,,_    |:::::::::| ヾ,ヘiヾri/―へ                 
      |:::::::::::::::::::::::\  ヾ ̄    .iヘ / /
   _..-=|::::::::::::::::::ヾ:::::::\      . |::| |/          ゛''-.,,_     
  //,r'".|::::::::::::::::::::::\\ヾ __   '" .ヽ   ',  ',        ゛'‐-
  |;///  ',\::::::::::::::::::::::\ |:::::::::|:    / \_', ',
  //.   \::\::::::::::::::::::: `.|,r―''  _,,.‐'     ヽ_.',
  |/     \::::''-.,::::::::::::::゛'-=二二>__    ヽ   ///
  |!      \ :::''-,,_::::::::::::::_,,..-‐_'".-‐  ''''‐-....,/ヽ///
           ゛''-.,,::::\ニ(,.ニ-‐_ニ_._ ̄      ゛`‐-,_ゝ
              ゛'‐-..< ̄゛''''‐‐‐----....,,,,__
                                ゛'‐-..,,_
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2001 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:37:36 ID:DlmqwFS.0

隠し通路を戻って日高さんを殺し、死体を棺に隠して、あなたは<旧館>に引き返した。

続いて日高さんを探して<振子の部屋>にやってきた岡部君も殺した。
さらに彼を追ってやる夫君が来ると予想したあなたは、死体にあの写真を握らせた。フランが犯人で
あると誘導するためです。


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                               _   __,    __,_
                         ,、  , -‐{-i 二f´  / ̄ ´ / \__
                    _, -'二二/二r 三/┌{_,-‐―´∠_  / `>
                     / /´: : : : : : :/ 7",イ´,斗ヘ   ‐-、 `ヾ、 /`>
                  / /: : : : : : :〃  / イ/´ /       ヽ、 \ ´_}
                 r-' /: : : : : __ |   ./ //      M     \  \⌒ヽ
                x´_,ィ´: : : : : i´ j|   /l {       ヘ  ! {       \メ、>´
                    //: : : : : : : ,-、l.  ∠_l.∧   /   ヘ | ',  ヽ  ヽ \ lト、
               {_!: : : : : : :Y´ /`〉、   iハ ∨ /   ト、ハ j \ヾ、\ ト、 },jノ:∧
               !i: : : : : : :ヘ_  / ん  __,レv{Ⅵ\  | ` ィr;テラ\ト、,ヘ} ハ!(: : : ハ
                 く\: : : : :/ト、__/ヾ´ i:::::乂ス \| , `¨´ノイ ` Ⅳ:从ノ: : : :ヾ、
                      ヽ∧: :/ .乂___ノ\\ ゝ::乂ノ \ ー   イ ノ  〈 : : : : : : : : :} }
                  `} ハ {       \\}>ロ<{∧`7´  乂ノ    }: : : : : : : :/ /
                 〈  i.:i   ____,  \!λノ  レ' 〉、__{X}_/ : : : : : : : l 〈
                /:リ {: :ヘ ∧               ./    /.リ : : : : : : : : : : : j j
                /: : :.j !: : ヽj__∨         /    /: : : :..: : : : : : : : : / /
               /: : : : : `} |: : : : :..:.V        /   /: : : : : : : : : : : : : /__ノ



                                   _z‐ヘトz_
                              _>ニニニニニニく
                            _,=ヘ,イニrーヘ^ー=ミ、
                              | #_ノ孑″  {〕゙ .,.ィ ′ヽ
                              / _j/^´)" √ィ′´ ̄ `゙ `ヽ
                               /'´ #. ィく)ィァ⌒゙オ /ィ斗~、 ヽ \_
                           t/}⊆ヽ≦=‐ ''´ __/Уj:ニ: : : 7ヽVヘ.  \
                        巛ゝ'゙ ,,.,斗 '' ´ . :<: :´: :`: : : :'〃: : :ヾY`~
                             `=- ̄    ./: :ィ: : : :\:_:_;_: ノ: : : !l|:l}
                           ∠: fー、: : : :>-‐ォ∧:`: : : : :/
                              〈゙廴:キ: :V;/   /: : :ヽ: : :/
                             寸:キ: : \   /: :_:_: : :/
                              Y: :r',ゝvゝ /:´: : ::ヽ'
                               ノィУィ=、Y: :ヽ:_ノ〉:、_
                            _,t<ミ斗三ノ`ヽ:〈√: :、: : :廴__
                           「;ィ≦ニ/^´ .     \: : :/,⌒  } )
                              `¨¨¨¨′         .`V^)" r'´

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2011 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:38:03 ID:DlmqwFS.0


そして期待通りにやってきて写真を目にしたやる夫君を、火掻き棒で殴って昏倒させた。

打ち所が悪かったり、逆に一撃で昏倒せずに反撃してきた場合は、殺すのもやむなしとは思っていた
でしょう。
あなたにとって幸いだったのは、やる夫君が詳細な取材ノートを書き記していたことだった。盗聴器など
でその事を知っていたあなたは、最悪、取材陣を全滅させても、<旧館>内の出来事を提示できると
考えていた。


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バタン  〃        〃
         , -─‐──‐-、
          /        ゚    \
       / ;  ゜      °  \
      l  U      ; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; l⌒ '"⌒ ヽ、
       |;;;;;;;;;;;;;;;;;;    u.    ;   |ー       \
.      ! u. _ノ′ヽ、__   ∪           ,;   \ ,rー、
        ゝ。((-‐)  ;;;;;;;;;;;)::。 i'′⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
       (  ヽ'"(__人___)"'__ ,ノ ヽ、____"___,、___ソノ__ノ
  ´ ´ `゚~゜´^" ´~`゚゜`⌒ ´"´´゚^゚^ ~゜゚`´^゙^ ^´'゜´^゚´ '゚^´゙ ^ ゚゜

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2021 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:38:18 ID:DlmqwFS.0

                           .  -――- 、
                   /          \
                      , '               ヽ
                  /       __,ノ ′' ーヘ Y
                   |    《 ●  )  (● 》 !
                   |     `  ̄ ´   `¨ヽ  }
                 V      ヽ. __人_丿 /
                   ∧ ̄ヘ      ー一  /
                   /::::::::::ヽ \   ___/
              /::::::::::::::::::::ヽ. \_, -'´
             /:::::._:::::::::::::::::::ヘ  .>ハ   やる夫があっさり気を失ったのは、やる夫自身に
           /::´:::::::::::::`:::.、:::::::::ヽ/ ̄}   とって幸いでしたお
           ,::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ハ  |
.           ,:!:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::ハ´¨|、  あなたにとっても、そうでしょうけどお
            /i:::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ:::::::::::i. | i
                            そしてやる夫が持っていた懐中時計に気づいて、
                            それも壊したのですお


2031 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:38:35 ID:DlmqwFS.0

そしてあなたは、彼を、部屋の照明を壊して暗闇にした洗面所に閉じ込めた。

そうすることで、彼の時間感覚を曖昧にするためにです。

そして救助される頃には、やる夫君は自然に、正常な時間の流れに戻った。

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圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭

     ____
   /      \
  /  ─    ─\    どうしたものか……ああ、また眠くなってきて……
/   (=・=)  (=・=)\
|       (__人__)    |   ……zzz
\      ` ⌒´   /

圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭

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2041 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:38:53 ID:DlmqwFS.0

      ヽ、: : : : : : : : : : : /
       _,!: : : : : : : : : : : |__ _  
   _/ ̄: : ゝ、_: : : : : : : _,i: : : : : \
   `゙''ヽ-,,_: : : : : : : : : : : : : _..r''" ̄
    <` 1 lf ''ー‐--‐ー jl ヽ> 
      ソ  │        |> ヽ、   さらにあなたは、先ほど云われた理由で小早川氏を殺した
     ,′ /ヘ  ___ .  / / / 
     {  (: : : 丶 .. _ .. ィ(    ヒ    そのあと納骨堂の隠し扉から出てきたところを、早乙女老人に
     /\ j: : / く  ヽ、ヽ  )     .目撃されて、彼も殺して棺に隠した。 
    , ': : : j, /  ,' ! `   }: : }j´ ' ,
   /: : : : : : : 'ー、 J│ `'-.. ゝ: : : : : ゝ 
  /: : : : : : : : : : : ゙ ゝ .... -': : : : : : : : : ヘ、――そうですね
 ,': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :  
j: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :


                        , -‐ ‐ ´   `  、
                       /             \
                       /        __  r‐、  ,‐‐、
                        /      __ .,´ `i/ Vヾ二´ /`‐-‐イ\
                  /       ,ィ´ ∨_ j    {   l    /  人
                   /    ,   フ、/  /       i   ノ   |/
                / .   /   / ./ /   ,  -‐‐ -、   `ヽ |
                   /   /    7/ /  , ィ ´       /   ヽ|
               /   /      / /  /     ,,,,, -‐ /     ',
              ,'   ,'    /  { ∥ /_ -―'''' _, 7   /   ',
                 i  / ,' /  / l ` |/.:∧    -=彡イ/ /}       |
             /_,イ i /   {  |   l 乂.ノノ)'乍芹ミX / ∠z7    /}  |
              /  l  i/   ∧ l   | :Yイ ハ Vノ   // ,イリヾ.:| / ,' /
               ', .|  ./ ∧ |   l  乂.ノノ) `¨  /  {-' / リ!/'/
                V . {  / ∧i l i l',|:Yイ ハ       ∨厶イ)
                \∧/∨ 〉 | ! l l 乂 ノノ)  _   イ |.乂`Y  ……間違いありません
                     /   ,´! ト、| l l  Yイ ハ |`:く  ! | 乂ハ
                         / `  、}.|.l   乂ノ.ノ) l__ ∧/ 八  乂`Y
                    /     l/    :Yイ ハヘ  ∧./  j   乂ハ
                     〉、         く⌒Y⌒ヘ ∧    <⌒Y⌒>
                    ,':::::`ヽ、       :レ介ーく∨∧     ∨ハ⌒ヾイ


2051 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:39:10 ID:DlmqwFS.0

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               i. 弋H    l           l      トイバヽ、
              ノ   ヘ亅   ├-,、__,.   __, -┤      レ'   \
           _/     /     f弋ゥご"   ,y7ぇソハ     .|`ー、
          f´       ,イ    / ` ̄^ソ  ,イ `' ̄^ ヽ    │  \
          ヽ   _,r'"./    ゞ.     l ヽ     /      │   `ー、
           L_-'"   /     \    |  l    〈      ヘ、  こうして<旧館>内における殺人は
        __/´    │       j    ゝ'´     冫      ',  全て、僕とやらない夫君が屋敷に
     / ̄         )      f´  ry'ニニtァ  .ノl       |  戻ってきた、1日の午後7時より以前に
    /           /      j´\   厂^丁   / /       /  終わってしまっていたのです。
   /            l      │   ヾソ  └‐'ゾ ./      ,′ 
.  /            〈        ゝ   ヘ     / f      丨   だがあなたには、まだまだやるべき
 /              冫     」     ヘ、 /  .|    ト、  t_   仕事が残っていた。


2061 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:39:49 ID:DlmqwFS.0

まず夕食の用意をして、僕らとフランを引き合わせて、ともに席についた。

ですが、あのとき出してくださった料理ですが、実は内心、味付けが濃すぎると思っていたのですよ。
あれだけの事をしていたのですから、肉体的にも相当に疲れていたのでしょうね。
疲労が激しいときは、知らず知らずのうちに味付けの濃いものを望むようになると云いますから、
それで味見の加減が上手くいかなかったのでしょう。



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                   ,. ´  ̄   ``ヽ、
                   /        〈⌒Y^7⌒) _
                   /        〈^V´  ̄  ̄ V 〈
                 /        /^Vイ       K ノ
              /        〈_/          `i
                 /        /l    /  / /  / ト、
            /         Vi/l  / / /  / l   l
      、 _ __/          /⌒t、, /////l /l/i/ j !
       `> -.イ  /       〈 い1トi'´y}ミハト、V  / /!
          // /        ヽ _ノ /{y} ゞソ//l/リ
           / /|   /i        /^iン{Y}    く´  ′
          .l/   | / | / l   _/_ _{γ}L   /    ……はあ…はあ…
         /    // / ___ノ __ノ      `1
             /^|/ ̄.|/ 」 イ ̄7<     `ヽV
         ム  ,.イ: :/   (_   `ヽ     ノ                      ノ
        /⌒V/´_/    /     ト、 (⌒
         〈  // / /´  ̄`´  `丶、 」丿 V⌒',     rrrrry     (Ql!  ノ
        ) // / /            \   l    /  〃      |:l|    )
        〈//, ′ Vl             /  /     /  〃      |:l|   (
       /´く⌒ヽ_丿:、 /        / ト、/    /  〃    ,r‐'‐'┐        )
        /,r 、__フ . : : : :V        〈 i 」   _ ノ ) 〃    /  `ニヽ       (
      ./イ |   : : : : :i      /   〈 「  / / 7ハ    /   `V     (
     /.:.l  |   : : : : :|     / /,´V  /  l  し' 〉 、,y'"   ∧i      )   ノ
      /.:.:.l  |     /⌒L   //,´   V^ i  ノ Yイノ /   ヽ __ノ i:l|   (
   _/.:.:.:.:l  |  〈^V/ ̄ ̄ ̄`ヽ´     ヽ_K__ _ノ ./\  ゚ /-‐=======ュ7´ ̄`7
 /⌒L.:.:.:.:l  L.-‐"´    , ..イ 二 ヽ      `´     ヽy'.: .: .:. :.: .:.        U⌒U′
  /⌒ト、 ̄`` ー-  __   ノ ノ. : : ヾヽ \           / i .: .:. :. :.:.:.:.        .:. :. :i|
 イ   i: :\ ー -- -  ̄`L: : : : : : : : : :\`ー‐_  _--‐'´   | .:. :. :.:.:.:.:.:.          .:. .: :l|
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2071 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:40:33 ID:DlmqwFS.0

フランを部屋に連れて行って寝かしつけたあと、あなたは外での最期のアリバイを作った。
幸運なことに、嵐で道が塞がれたために、僕たちを屋敷にとどめておくのに困らなかった。

そして時計塔の機械室を案内し、書斎での探し物を手伝った。


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      /  r'^ー'´ \    |   、    l
    /   .|       ヽ   ト、   い    \
    ノ    │      .,;;l   f‐l    `ー、   `ー
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    \  {_」.冫ー、   ゞこ=`ー、. \ ゝ   ヽ
      ヽ ∨/,ィfラj        |  |/    /   
       }j f `こf}、 ー         | K.     /
      / | ヘ    ´  __ _,.  /  |ヽ    \
.     / .| | ヘ  v'"´      /  ./∨ヽ   ヽ
    /  .| |  \ く ̄´マ  / ∠/ /    ノ
.    {    ヽゝ、 ヘ }  └'/ /    /   /
.    ヽ    \  `Y   {  {   ハ   くヽ

         __〃⌒Y  ̄)ー┐
       ィ⌒いjLニ=ニ∠/ノー┐
       rくヽj>~      `丶ヒノュ
     jゝ/ 从  人从 Vハ  ヾレ)、
     〉/  ハハ  ハハハ Nマ  ヘノハ
     Y /i V  |  i| ト } }   ハ」 ∧   
     /  {  {{  i   ! }廾ナ乂}   |ハiハ
      i/   .斗匕从  レノ / rヵォ|  l   | 
     V  .}、fてぅトV    ヒニノ /i |   | 
     /   {ヘ ゝ- '     """' /イ    .|
      |   `ハ"""  '    ノ  / i/
      |! ハ    > ._ -   rく / ノイハ
      乂人  イ≧x_ r{Y}千 7、__riくー¬
        }/ .斗{ _ノ | !| 「<__/ /二 ノl
       人ん/| / ハ八 Kミ_/ /く. (イ|

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2081 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:41:15 ID:DlmqwFS.0

書斎で見つけたあの文書は、真紅倫典自身がしたためた本物の日記でしょう。

ただし、あなたに都合のいいページだけを切り取り、都合の悪い部分を焼いて消しておいた上で、
写真立ての中に仕込んでおいた。
元々は警察が捜査に来た段階で、フランの動機を裏付ける証拠としてそれを見つけさせるつもり
だったのでしょうが、結果として僕が発見した。

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2091 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:41:33 ID:DlmqwFS.0

書斎から広間に戻った後、あなたは寝酒にと云ってブランデーを出してくれました。美鈴さんにも
先立って、アリバイ作りを兼ねて先に出していました。
あの中にも睡眠薬が入っていたのでしょう。次の日、ずいぶん目覚めが悪かったような気がしましたから。

そうして僕たちを確実に眠り込ませて、あなたは再び<旧館>へ行き、残りの時計を壊したり
天窓を壊したり、フランの靴を履いて死体を運び出し、森に埋めたりといった作業を行ったわけです。


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          }, ' /-;ー/'ヽ、.,. '.!
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2101 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:41:54 ID:DlmqwFS.0

だだ、それら以外にもう一つ、大きな問題が残っていた。
すなわち、やらない夫君の存在です。

はじめに殺した秋月涼は十年前の子供たちの一人でなかった。やらない夫君こそが真の標的であり、
しかも岡部君とともに落とし穴を掘った張本人である事を、<旧館>広間での岡部君の話の盗聴で、
あなたは知ったのです。

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         }  人     ー――´ー
      __ノ    \        」
      }////` <  `: ..     .,'
      /_/////////` <r'´ ̄ ̄
.     //////`/<///////ハ
    ///////////,`/<// 丿
.   ////////////////////ヽ
    ム///////////////////// `ヽ
.   ハ////////////////////////ハ
   {///////////////////////////}、
   |///////////////////////////iム
.  ハ//////////////////////////}ハ


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2111 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:42:26 ID:DlmqwFS.0

あなたは、娘に死をもたらした真の復讐相手として、やらない夫君を殺さないわけにはいかなくなった


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   _   r'^>/^ゝ      r-、  ,、 __,r ̄Y ̄'r゙ヽ、、  _   r'^>/^ゝ      r-、  ,、
  |  `l / // /      / / く r'、y-'─'-、イヽ ヽ  |  `l / // /      / / く ヽ
  '!  Lニ_`''  「`L_  'ー-'   r',.'" ` ´ `ヽ!>, ヽ! '!  Lニ_`''  「`L_  'ー-'   `ー''
   '!  ,、_7    i  ``゙''ー、  / /|/|ハ \  ノレゝ'!  ,、_7    i  ``゙''ー、
   1  |       |  l` ̄`'  ∠!イr^:'::::::::ミ'ルjλ   1  |       |  l` ̄`''
    i_」       'L_」      !y!ヘ::::::::::::::リイ イ   i_」       'L_」
                     〈Yヾ::、::::/| イ/
          r-、  ,、      /}><:{:::::l,ヾ}><{/ヘ   _   r'^>/^ゝ      r-、  ,、
         / /  / ヽ    .rt‐::|ノ./:::::::::::::|ノ     〉 |  `l / // /      / / く ヽ
     「`L_  'ー-' く_/    /:::゙''フ/:::::::::::::::::::|: :  l、 '!  Lニ_`''  「`L_  'ー-'   `ー''
      i  ``゙''ー、      ,ノ:::::/ .ハ、;: -=;;:::〉   }  .'!  ,、_7    i  ``゙''ー、
      |  l` ̄`''     _ノ_:::::/   j-‐'',. -'゙lヽ∠  ヘ 1  |       |  l` ̄`''
     ..'L_」        .レー'::::::::  ,r'`` ''''' ゙゙,ァノ    | i_」       'L_」
                「 アヘ/ .``'' ‐'''(⌒(,.-、.   |
                 ヽ r' ,rニァ  -'.ヽ <ヘヾ l、r'´
               y'" .ソ/,.へ)   ヽ___ノ- '¨¨´λ-ゝ
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               ヽ:::::::::`` 、    _,,,,....,,,,___,/:::::/ r'゙
                 ヽ、:::::;;;:::二ニ、::::::::::::::::::::;/j゙゙''┘
                  i ,.ニ゙_>、,. - 、.,オ‐- 、,.ィ''T''
                      l、  .|  `ヽ
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                       `、 ヽ  ヽ
                         、 ヽ__.ヽ
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                          ∠r' ,.ト v'l、
                       (ー'´  ,....ヘ.  ヘ
                         ̄ ̄   L___)


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2121 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:42:47 ID:DlmqwFS.0

だがやらない夫君は、睡眠薬入りの酒を口にせずに、眠れない時間をすごしていた。
そして彼は、十年前の記憶を掘り起こし、最初にいった日付の問題に気づいたわけです。
あなたか彼の部屋を訪れて塔へ誘い出したのは、その少しあとのことでした。


2131 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:43:22 ID:DlmqwFS.0

2日の午後の出来事については、あまり云うこともないでしょう。

あの時間に美鈴さんが玄関の血痕を発見したのも、あなたが立てた筋書きどおりだった。

前日の嵐で道路が崩れ警察が来るのが遅れたのも、あなたにとっては願ってもない展開だった。

あなたは僕たちと一緒に<旧館>に踏み込み、予定通りに証言者のやる夫君を助け出し、
秘密の通路を発見させた。


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 γ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
  | ああ、探していたのは、ここにあったのかお   |
  乂__________________  ノ


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             __>、 {廴ノ ̄\  _    `丶
          r'⌒\ \,.. --ミ ⌒} } 〉    \\__
          く\   /      \ノ /〈_      ー─''⌒
.          >─ ´          ` <_ノ        ',
             ′       \     ⌒__     i
.            |│  :/ \__  ー=ニ__ /      |i
.          ノ│  :l  ´| \ト---┬┬=彡       八 
.          /|│ 八  :|  ,ィ笊テ││り     |   :| 
          八{ヽ(\{\|   Vツ /∨`\  ,} l{ ハ|  
.              ノ )   ' ' '厶イ }  ノ/\八{   このようなものがあるとは、今までまったく気づきませんでした
              / / `丶 。  {ノ / r‐┐_     
              {/ / / _>-イ{_く_,/ノ⌒´\(   (よかった。予定通りにこちらの誘導にはまっている)
                {/{/ /}こ{_}く/ }    〈^}
                 ノ{/{_>{}<_}_丿     ∨
                {>{}<}::/::/ ∨ }      \
                {ノ:::::|::::::{i  }_ノ         〉
                 /:::/::::|__/::\( く(__,.  -┬‐ ′
.               {::::{::::::::::::::::::::::::\_l |O   |

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2141 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:43:44 ID:DlmqwFS.0

問題はそのあとどうやってフランを”自殺”に追い込んだかですが、想像でよろしければ僕の口から
でも説明できます。

僕たちがやらない夫君のところにいる間、あなたはフランの部屋に急ぎました。そして彼女に
このように言った。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

                _     _
             へ< ヽ  |  ̄ /   7
             へ、> - ┴ ─-- 、_  \
          /: : : : : : : : : : : : : :: ̄: : : : V |
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Vヽ
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:V|
        /: : : : : : :.:./ /: : : : : : : : : : : : : : : : : : V
      /: : : ::イ: : : :.:/ /: : / / / /: :| |: : :::|: : |: : :!
      /: :/ /:.:.:.:/ /.>A/|/ /| / A <|: : l: : :|  四階の機械室の鐘のところで、レミィ様がお嬢様を
.     |イ  /: :/ノ/《 トイ!ト// イトイ! 》 /:.:.:.:l  呼んでいます。
      //イ: : :.人ト, ヾシ     ヾニシ (_ノ/l
    /: : : : : :.:(⌒ノヽ    丶     (_ノ: : :.l  すぐに行かないと危険です!
   / __: : (⌒ノ: : ∧     . _    (_ノ: : : :l
  /イ  |フ⌒ノ ̄: : : : : : :.> ._   <(⌒ノ: : :.:/
    < ▽_,.イ/_.ル乂 ノ>ーへ(⌒ノ: : : :.:/
     ノ/⌒ /イ ___,. イト、/^Yへ彡'ヘ__/
          イ|:|   /< / ̄/|    ノ,ト、__
         /;;;;;;ヾ,、 <__|Y/-/./   //;;;;;;;ハ
        /;;;;;;;;;;;}.}    / 7 /    {.{;;;;;;;;;;;;;;∧
       /;;;;;;;;;;;;;;;/    /_| /      V;;;;;;;;;;;;;;;;;\
      /;;;;;;;;;;;;;;;;;;/       ∨       V;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
     |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{                   V;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
     \;;;;;;;;;;;;;;;;;∧                /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/


     _  .r‐ァ
    く  |  |/
      \|     ,. ‐''"´ ̄ ̄ ̄`"' 、「|\
  [__ >    , '´ _r'r─-、 ヽ-─-、77:::::::ヽァ'⌒ヽ7:7
        ./_/r'⌒ヽ-─-'"´ ̄ ̄`'| |:::::::::_」    ∨
       /r‐ ァ "´ ̄´ /    |  ';  | |::::::::::::|    ト、 
     _」| {/   /  / {    ,ハ´ ̄| ∨::::::::::::!    '、l}
    / ヽ /    ; ‐ァ'‐∧   / ァ=t'、 / ̄ 「 |    、 \  なんですって!!
    { r' 7    | ァ‐=、ハ  / ´ んハ ∨    |  、    ヽ ハ
   /||:::|     |イ .んハ レ   弋zリ ム|.  ;   |ヽ、    ∨
   { rヽ:;| |   八.弋zリ   .    ⊂⊃ ./  ∨ \   |
   \\ 、'、  ;'⊂⊃  rァ  ̄'ヽ    |/ |    ヽ、 ',   ;
     ` ̄ ヽ|\|/ハ    |'     |   /   /─- 、 ノ\ | /
        /  '  人    、  .ノ /| /     ヽ  レ' ,. -==== 、
.. ==r 、   /   | /!  |`''ァー-- イ  .レ'::/      |  /|\    ∧ \
∧  |ヽ. \{ , "レ' | /:::::;'  ト、_ノ   |;'        | // |  |   〈 .〉  ヽ
  〉 .| ∨ ∨、 ヽrレヘ::::::|  /{r‐、}\ .//        ∨/   \|    ∨   ,ハ
∨   \|  / | ヽ |  ヽ| //   ハ/::`〈         ノ'             / ';
        〈. |  `7   ∨ '  / |:::::::::ヽ7´ ̄`ヽ. /             | /.|
       \|   ヽr'"く_r-、_|:::::::::::/ ̄ ̄ヽ∧   ,. -──ァ        レ' | |
              |    ト、::::::ヽ:::::::/    /:::::::ヽ/     {        //
            く|    |rヘ:::::::::::::/    /:::::::::::/`'::<   ヽ      /



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2151 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:44:12 ID:DlmqwFS.0

フランは姉のことになると、それだけに一心不乱になる事をあなたは熟知していた。

そして、フランが機械室へ駆けていくのを追いながら、外の僕たちに聞こえるように、彼女をとめる
声を上げた。だが、フラン自身はそのように静止されても、姉のための行動を決してやめない。


そして鐘の下で姉を探す彼女に襲い掛かり、あの穴から突き落とした。


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          ー ー/ ///≫‐ ..__
            |o人//////////\__        , - 、     \、
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                             `¨¨ヽ〕{////////と-=ニ_ノヽ>'"´ ̄厂`ヽ〔
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                                }/// ノ_),厶-rイ /厶イ /.:/ !}
                                  {_厂´ __ /厶ィ彳 tッxレィァ;:. 八
                                 _j--l⌒!く(く(く(ー八    _j: /乂、
                            ⌒,ー=')__,j⌒厶-=叺{:\ 一/[人j
                                { ::.    )_/ :}ヾ {¨´ー=彡┘
                             /\ :ニニ二二: z‐┤ 人////_ノ
                             / に/ ` ー―‐=彳ー‐<、_厶イ(_,、
                   , -―…―::::.//に{     \_.:'    〔∧ ∨/\ノ⌒〕
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          i   _'、__ゝ'"`;Y-‐/        ヾ /  `,:   l   えっ!?
         .r'"" ̄7>‐''"´ ヾ-.:: !    :ハ:  | ヽヘ/ .   !
 .         「 ;ア/ / イ L.L   :/! !   :/ ´!:!`lヽ l    !
 .    |\   !ヽ!:l  !  /!,'l //ノ! ハ ,'  リ| ;'l:  :l l   |
     .| .|   !:|::!::ヽ !  :,' ,:'彡ミヾ/ノ レ'   ,'彡ミ、!  /i   !
 .    ヽ/   レ!::l: .、:ヽ: :!彳ひc;l!      l!ひcl!l /::/ !  .丿
 . .    `7  | ',:: (\l: !ヽ弋;メ       弋;メ lル'  ! /
       |  .| ヽ  `ーヽ!"" ` "     '  " ´"/_ノ  ノノ
    _,,..-ァi.  .|ハ ノi 冫ヽ从l\        。     /! ;'  ´ _
   ∠__,/ '、    ./   ' `ヽ `  、       , ィi  レ'   /ヽノ,ヽ
 .         Y , /\      ヽ、_/!ヽ  ´リ リ     / `Jィノ )
 .        ,〈 ::::::::::::ヽ-‐─. ',二`、 |: : ヽ       /  、 _,r '^ ヽ


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2161 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:44:32 ID:DlmqwFS.0

          /   `-、__ __:::::::::::::::::_,,イビノ,代     レ'´     ',
        /       i ゝドダ'''''''"´ ̄ ̄"゙゙^ │      |        ' 、
      /      │    j|         j       '、        `ゝ
     /         ∧   ,イ        /      
    〃,ィ      /   .ヽ ,'/          /         十年前にわが子を『殺した』者たちへの
    勹    _,r'´     ゝ ゙ー-      ゝ        復讐を果たした上で、すべての罪をフラン
   │|   /´        ,∧ ー--―一' 入       一人の身に押しつけて”自殺”させる。
  ヽ ゞ         / ̄  ヘ 丁"^Y / バ           
    \        /      ∨    `"/,-┘     これがあなたの練り上げた犯罪計画の
.     |     /           |   ∠/          最終的な形でした。だから――
    /   r'´ ___........___     │ ,イ゛〈         
   ヾ    /  /      \.  └fンl  ヽ、         r'′


2171 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:44:49 ID:DlmqwFS.0

         |                   、         i  i!   i
.         !                    l  l i     l  f j │     /
          丶             ┌ 、_   ヘ  ! ヽ    l | │ .|    _/
          ` 、             ! tー > 、 \ 丶、\  l.│ .l l   , r ´
             、          l !  `ー ヽ  、 \`v / 丨 l/  _/
             \.         l ',    ...ゝ`ヽ 、   、,'  ',_ , -‐'´
               ヽ、       { l  /     ヾヘ、         _, -‐'
                /丶、      t 丶l   O   1 l        ,r'"  ´
               ,'   \__     丶 `     ∧ l      />
               /      ``t -  \  \二  |│    / 〃 i    O
              ,'         l 下t ̄`゛ヾ  ヽl l .l    / /´ 丶    _, -'
             ノ.         |  ゝ.._(rj \ -V l   / └‐'土 ニ‐-‐'   |
           _/          │    ゛` ̄`-lヾ ソ  ̄"   ,十ー‐‐-ァテ  /
         _/             !      ―'"´ ':     /匕rj)_,ィ, '   l
      _/               │         /   / ゙ー 、       
    _/.                  l           / !   
   /                      l          /   |     だから僕は、最初に質問をしたのです
  /                         l         j   l      
. |                         !      `ヾ__-‐'     どうしてあなたは、それほどまでにフランの
                                          ことを憎んでいたのかと



                        , -‐ ‐ ´   `  、
                       /             \
                       /        __  r‐、  ,‐‐、
                        /      __ .,´ `i/ Vヾ二´ /`‐-‐イ\
                  /       ,ィ´ ∨_ j    {   l    /  人
                   /    ,   フ、/  /       i   ノ   |/
                / .   /   / ./ /   ,  -‐‐ -、   `ヽ |
                   /   /    7/ /  , ィ ´       /   ヽ|
               /   /      / /  /     ,,,,, -‐ /     ',
              ,'   ,'    /  { ∥ /_ -―'''' _, 7   /   ',
                 i  / ,' /  / l ` |/.:∧    -=彡イ/ /}       |
             /_,イ i /   {  |   l 乂.ノノ)'乍芹ミX / ∠z7    /}  |
              /  l  i/   ∧ l   | :Yイ ハ Vノ   // ,イリヾ.:| / ,' /
               ', .|  ./ ∧ |   l  乂.ノノ) `¨  /  {-' / リ!/'/
                V . {  / ∧i l i l',|:Yイ ハ       ∨厶イ)
                \∧/∨ 〉 | ! l l 乂 ノノ)  _   イ |.乂`Y       ……
                     /   ,´! ト、| l l  Yイ ハ |`:く  ! | 乂ハ
                         / `  、}.|.l   乂ノ.ノ) l__ ∧/ 八  乂`Y
                    /     l/    :Yイ ハヘ  ∧./  j   乂ハ
                     〉、         く⌒Y⌒ヘ ∧    <⌒Y⌒>
                    ,':::::`ヽ、       :レ介ーく∨∧     ∨ハ⌒ヾイ


2181 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:45:10 ID:DlmqwFS.0

                  \__,{、
                      \、 ≧=‐=ミ、r‐ミ、
                       >‐―=ミ、 \ノ{\
           トイーr‐r‐rイ/_,ニ==≦⌒ヾ,乙 ヽ
            ∧::\ゝ'⌒ ,ィ-゙彳}ィ// /  i}  }ハ    わたくしは……そうですね、確かにわたくしが
           ゞi>'  ,.イ{   ,ィァ// .ハ   八.人{人   この世で一番憎んでいたのはフラン様
             .}i八.   〈 ‘   ゞ .}i| |  ./`Y\. \\ だったのかもしれません
                    \  _  从/{ / ∧  \ハ ヾ
                   ハ   ̄{ ノ八.{ ̄ .}  _ノ} |ゝ
                ,.ィ⌒ヾ{≦彡'}//  ヾ  从(  jノノ 娘の死に、あのような形で関係していたのですから
             ⌒iニ≧={  ̄ __,.イ:ヽヽ   ./イ
           `ー―〈:.:.:.:/},ィ≦:::::::::::::::::}ハ
                   }:::〃-=ミ、:::::::::::::::::::|.∧
              /:./:::,′   ∨::::::::::::リ ∧
               /_/:::::j       Ⅶ:::::::/ / 〉ァ
              八::::::/      |:::::::/__ ィ'.〈
                }::/      八/ー‐r≦ハ      ___
                 |八   ,ィ __  .〉|   _|  ⌒       \  ハ
              ハ::::}≧=l.|. 〈=≦ィ}   .l            ∨ .リ




――― 第十七回 終 ―――


2191 ◆jSbj2zyy3Q2014/04/21(月) 00:46:00 ID:DlmqwFS.0
本日の投下はこれで終了
次回が最終回です


220名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 00:49:20 ID:Hz2om7Fg0
フランは落とし穴のことを黙っていたとか


221名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 01:34:23 ID:81RVHoP20
乙ー


222名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 06:43:58 ID:Hz2om7Fg0



223名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 07:26:28 ID:m2kkIxTc0
咲夜さんは、ほとんど寝る暇もなく内側と外側で動き回ってたけど、疲労困憊してたのはちゃんと描写あったのね


224名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 10:31:42 ID:5VlUD6FMO
やらない夫は鹿谷を「お世辞を言うような人じゃない」と思ってたけど
やらない夫の勘違いで普通にお世辞を言う人だったのか


225名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 13:45:21 ID:Hz2om7Fg0
咲夜さんみたいな淡々とした外見の人の内心を読み取らないといかんのか

>やらない夫は鹿谷を「お世辞を言うような人じゃない」と思ってたけど

初対面から1日やそこらでそんあこというやらない夫、同じタイプの人に大勢
接触したのか?


227名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 21:37:54 ID:m2kkIxTc0
やる夫が時間込みで記録してたのはご都合なようで、雑誌編集者なら記事にするためのメモを記録していたのは、概算的にも
確率は高そうではあるような


228名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 22:59:45 ID:JvQp9jcI0

ラストも近し!


229名無しのやる夫だお2014/04/21(月) 23:21:35 ID:Hz2om7Fg0


最期に時計塔がどうかなりそうだな
何が起きる仕掛けか、知識なしに推理できそうにもないが



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category 原作有り > 【完】やる夫たちは時計館の謎に挑むようです(『時計館の殺人』:綾辻行人)
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睡眠薬や味付けのミスリードに嵌りまくったぜ……


  


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完結いたしました。
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お風呂に入るの先を越された記念

やる夫で学ぶ日本霊異記

【R-18】忍の三本柱

アリスは電脳世界で生きるようです

【あんこ】野球発展途上国

ルドン高原送りに処す

【あんこ】野球名指導者

【あんこ】格闘ゲーのけもの

はじめました。



※やる夫観察日記様からのサルベージ


やる夫はオトモを雇うようです

やる夫の停電物語

やる夫のいる教室は大騒ぎの様です



※更新予定時刻


12:00
【安価】第一印象から決めてました!【第一印象ゲーム】

15:00
イッチの何か

18:00
KUMOさんの何か
他不定期の更新

21:00
射命丸文は童話を救うようです

00:00
王様ゲーム

※投下状況により変更になる場合があります

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