＿＿＿_
　　 　 　 　 ／　_ノ　ヽ_＼
.　　　　　／　（ー） 　（ー）＼　　　　ああいう女に限って、実は繊細なんだお。
　　　 ｌ^l^lｎ　 ⌒（__人__）⌒ ＼
　　 　ヽ 　 L　 　|r┬-|　　　　|　　　好きな人には素直になれず、
　　　　 ゝ 　ﾉ　　`ー‐'　 　 ／
　　　／ 　 /　　　　　　　　　＼　　　かがみよりつかさより、内では耐え忍んだりしてるんだお。
　 ／　　 /　　　　　　　　　　 　＼
. /　　 　/　　　　　　　　　-一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ　　　　　　　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /　ヽ､_　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. （　（● ）　　　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. （人__）　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　r-ヽ　　　　　 　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （三） |　　　 　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　そりゃ生きてたら辛い事くらいあるだろ。　　　　　　　　　　　　>　ノ　　　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/ 　/ ヽ　　　　 /
　　　　　　　　　　　　　　あいつも人並みで、特別繊細だとは思えないが……　　　/ 　/　へ>　　　 <
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＿__ヽ　　＼／　 )
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|＼　　　／|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　 ＼_／　|

　　　　　　　　　　　　　　,
　　　　　　　　　　 , ィ／/____
　　　　　　 ／´￣: : :!: : : : : :.｀ヽ
　　 ┌‐ァ´／:/: :.l: ∧: :.!: : :｀ヽ: ＼
　　　Y´:{:/: : /__:ｲ:/　 !__!､:.!: : :ヾｰ ゝ
　　　{:::::/:{: /´／l/　　l/ ｀}:|: : l: :}
　 　 ｀Y: ｲ:ｬ≠rﾐ 　 　 r-=rｧ: :|: :|
　　 　 |∧!:/ r､:::|　　　ﾄｨ,.:} 〉: ﾄ､l
　　　　|l: 込.弋シ　 　 弋ﾂ｛ }ｲ:|
　　　　|:!:. ｰﾄ､''''　　｡　　'''ﾉl" l:.|　　　　うーん、長いこと付き合ってるけど、
　　　　|:.ヽ: :|　｀　ｧ-ｬ＜.　 |: :ｌ:.|
　　　　|: :.}: :|　／l ></ ﾄ､　|: :l.:|　　　　やらない夫の言うとおりだと思うよ？
　　　　|: :.|: :|/ |／}::::{ヽ!l V: :ｲ.:|
　　　　|: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|
　　　　|: :.|: :|〉 ｌ ｌ .{:::::} ｌ l　|　|:.:|



　　　　　　　lヽ
　　　　　　　|　ヽ　　　 ＿_
　　　　　 　 ヽ 　 L,ｧ'´ ／
　　　　 　 ,　　＞f=-＜ｰ ､
　　　　／: : :イ´: ∧ヽ　､: :.＼
　　　/: : : :|:/:_: l/　}: |､: : !: : :ヽ
　 　 l: : : : |/´//　　ｌ:バ｀:|: l: : :.|
　 　 |: ｌ: : :|≠彳　　　!ﾃミ: :!: ﾄ､!
　 　 |: l: : :ｲ代.| 　 　 |rt:从ｌ: :|
　 　 l/l: : : 弋シ 　 　 ゞ= {ﾉ: :|　　　　こなちゃんがねぇ……
　　　 ヾ.ﾄ､:.l､'''''　　｡　 ''''ｲ:∧l
　　　 　 Vヽヾ７ｰfァﾆ彳 l/
　　　　　　　Y⌒ヽ､／｀ヽ
.　　　　　　 ├‐┬＝┬┤
　 　 　 　 　 ｌ　　!　　 !　ｌ



　 　　　 　　 　＿＿＿_
　　 　 　 　 ／ ＼　　／＼　 ｷﾘｯ
　　 　 　 ／　（ー） 　（ー）＼
　　　　／　　 ⌒（__人__）⌒ ＼
　　　　|　　 　　　|r┬-|　　　　|　　　　みんな、まだまだ甘いんだお。
　　　　 ＼　　　　 `ー'´　　 ／
　　　　ノ　　　　　　　　　　 　＼　　　　何にも分かってないお。
　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､.
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,r'ﾆ:二ｭ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 （　　　 　 》
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 -‐=:＝:=-.､__,..-‐:─::─'':─-..､_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀＞ : : ...::.:.:.:ｉ.:.:.:.:.:.:､:.:.:.:.､:.:.:｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／::,ｨ: : : :/:/::;|:.:.:.:.ｉ:|:.:ヽ､:.:.＼:::.:.:.ﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /:;／/:.:;.::/:/:::/|:.ｉ:.:.:|:|:.:.:.:.ﾍ: : : ＼::.:.ﾊ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 '"´ /:.:.:ｊ:.:j:.l::;/　|:|:.:::ｉ:|｀ヽ､:.ﾊ::.:.:.:､:＼::}
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　j:.::/'|:.:|:.|:|⌒ |:|:.:.::ﾘ ⌒ヽ:.:l::.:.:l:..:|:`::ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ふーん。私って人より繊細なんだ。　　　　 　 |:;/ .|:.:|::.ﾘ_＿_!'∨::|_＿__∨:.:.:.ﾄ､|:::/
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 '´　 |:;∧::}≡≡　ヽ|≡≡ |:｀ヽ|:::.:〈、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　知らなかったよ。　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,ﾉ|'::::::::ｊ　　　　　　　　’|:.:.::|）ヽ:::｀ヽ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　 　 　 　 　 ,r'⌒ ｰ:-‐:`-､＿ｰ'ｰ' ＿　ｊ:.:.:.| ,イ´｀ヽ::〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 {　　　　　　　{ {{ {'´`ｭ|| ;}´￣￣￣⌒~｀｝



　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　 ／ 　 u　　 ノ 　 ＼
　　　／ 　　　　 u （●）　　＼　　　げっ、こなた、いたのかお？
　 　 |　 　　　　　　　（__人__）|
　　　＼　　　　u　　　.｀ ⌒／
　　　ノ　　　　　　　　　　　 ＼
.　／´　　　　　　 　 　 　 　 　 ヽ
　|　　　　ｌ　　　　　　　　　　　　　＼
　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､.
　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,=＝二＝=､､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/　　　　　　　ヾヽ
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　　　　　　　　　　-´‐´´　　／: : : : : : : /: : /: /: : : : : :, : : : : : : : :ヽ
　　　　　　　　　 　 　 　 ／: : ／: : : : :/: :/l : :l : : : : :/l: : : : : : : : : : :ヽ
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　 　 　 　 　 　 　 　 / ／/ : : : : /: :/:/　 l: /l : : : /　┤A: : : : : : :l: : : : :l
　　　　　　　　　　　'´　　l : : : : /: /l/､＿_|/ l : : :/　　l l　l`:､: : : : :V: : : :l
　　　　　　 　 　 　 　 　 l: : : : :l: :/l |T::::::::ト　l: : l　　　l:l　ヽ: : : : : : ヽ: : :l
　　　　　　　　　　　　　 l: : : ／:/: :l l lo::::::l　 V:/　　テ'ミ=､」､: : : l: : l: : l
　　　　　　　 　 　 　 　 l: : :/　l/.: :l 　辷り　　V　　 b:::::::::://〉: : :ﾄ: : l: /
　　　　　　　　　　 　 　 l: /　　l l: :l　　　　　､　｀　　辷:::り/ /ﾍ: ::ハ: l/
　　(￣＼　　　　　　　　V　　　 l:/: ､　　　 ,､,､__　　　　 ．　l:ハ: :ﾉ: ヽl　　　　まあねー。
　　　＼_ ｀‐､,‐ 　 　 　 　 　 　 l/: : :｀>､_　`─ '　　　　　,/:/: : l/: : :l`
(￣￣` ‐'　,/ , ＼　　　　　　　 l: : : : //: :｀＞,‐-─,＜:´: :/: : : ﾊ: : : l　　　　 私も他の人になった事ないからさ、
　￣ ⊃ , ‐,｀　 　 l＿　　　　　 /: : : : :/- '´,-'　　　 l, ヽ: /: : : :ハ: : : :l
. ｒ ´,　‐､ ｨ　　　　 l , ヽ　　　　l : : : :/　　/＿　　／　 ／: : : :く: : l: : : ヽ　　　人と比べてどうかは分からないけど……
.`‐´　　　 フT　　／／､　　 ／l: : : /　　/　　 ＞´　／: : : :／＝=ヽ: : : :ヽ
　　　　　/　 冫'　／／,l　 /　 l: : ｲ　　/　　／　 ／: : : : ／彡彡＝l : : : : ヽ

　　　　　　　／: : : :／ : : : : : : i: : : : : :ヽ : : : : ｰ ､ : : ＼
　　　 　 　 /: : : ／ : : : : : : : ,ｲ : : : : : : :l: : : : : : : ＼- ､:＼
.　　 　 　 /: : : / : /: : : : : : / |: : : : : :| : |､: : : : : : : : ＼ ＼
　　　　　.' : : :/ : /: : : : : : /　 ｖ : : : : l : |斗-: : ヽ: : : : ﾍ
　　　　　|: : :/ : /| : : :― ｘ　　 ∨: : :∧ |　∨: : :ﾊ: : : : :ﾊ
　　　　　|: :/ : /: | : : : : /　｀　　|: : :/　j/-　∨: : :l: : : : : :|
　　　　　r┴､/:ヽ| : : : / 　　　　|: :/　 示旡ｱV : :|: :|ヽ: : |
　　　　　|　　| : :│: : /|.　　　　 | / 　 ﾄ::爿/ ハ: :|: :|　',: :|
　　　　　'vｰく ,ｘ┤: / :|三≧x　ｊ/　　 込;ﾘ　{ : | ∧ |　 ∨
　　　　／　　 ヽ. | /: :│ ,／ 　　 　 ' 　　 .:・} : |/　i/
　　 　 |　　／⌒}:Ⅵ : :ﾍ:.:.:. 　　 ー'ｰr' 　 ／: : |　　　　　　あんまり知ったかで高説ぶつと、
　　 　 {　　　 ／´}_ﾑ: : :≧ｒ ､ .. _ ｰ ' .. ＜/: : : |
　　 　 ヽ　　　 ／　}ﾍ: : ＼＼ 　 厂}ヽ._/ | : : : |　　　　　　 オタクとか関係なくモテなくなっちゃうよ！
.　　　 　 ＼ 　 __／　 ＼: : ＼＼x-┴く ヽ| : : :.′
　　　 　 ／　　 /ヽ 　 　 ＼ : ヽ ＼ 　 | 　|: : :/
　　　　/　 　　 {ヽ}} 　　　　ヽ: : }　 ＼ l 　|: :∧



　　　　　　　　 ＿＿＿_
　　　　　　　／　　　　　＼
　　　　　 ／　 _ノ　　　ヽ、＼
　　　　／　 　（○）　　（Ｏ)　 ＼
　　　　| 　 　 　 ||　 （__人__）　 ..|　　　そんなぁ……
　　　　＼　 　　ﾉi　 　!　　|.　 ／
　　　　　/　 　 し' 　 ｀⌒´　.ﾉ　　　　　　　　　　　　　ねぇ、やる夫？＞
　　　　　|　　　　　　　.／ .／

　　　 ／: : : ,./: : : : : : : :/: : : :/: : , '/!: : : : : : |: : :|: : : : : : : : :
　　, ': : : :／/: : : : : : : :/: : : :/＿/ / l: : : : : : :|: : :|: : : :l: : : : : :
　 /: : :／　/ : : : : : : :/: : : :/´: :/ l｀　|: : : : : : |: : :|､: : : !: : : : : :
. /: :／ 　 /,ｲ: : : : : /: : : : /: : /　!　　l: : : : : ∧: : ! ＼: :!: : : : : :
/／　 　 // |: : : : : :!: : : : ,! : /　 !　 　 !: : : :/ ヽ: :|　ヽ｀ヽ､ : : : :
　　　　　!'　 l: : : : : l: : : :/.|: ,' 　 !　　　 !: : : ! 　 l: |　 ヽ: ヽ: : : : :
　 　 　 　 　 | : : : : |: : :/ !|/'ｰ- |､　　　 l: : l　　 ', l　　 ヽ: ヽ: : : :
　　　　 　 　 | : : : : |: :/l　 |__　　 |　　 　 !: |.　　 ､'|　　　ヽ;!､: : : :
　　　　　　 　|: : : : :,!: !: l　 r ' 　i !　　　　| |　　　/｀''―- ､ヾヽ: : :
　　　 　 　 　 !: : : ｲ|/: :,!　 !ヽ-'/ 　 　 　 l:! 　 　!_ 　 　　 /l: :∧: :
　　　　　　　　',: : l l |': / 　 ｀ ｰ'　　　　 　 |　　 r‐' 　 i　./ ,' / : l : :!
　　　　　　　　 ヽ:| | |: :!　　　　　　　　　　 　 　 l､ ヽ.ノ,. ' /:/ : : | : l　　　「いずみ」の本質、
　　　 　 　 　　　'.| | |: : ＼　　　　､__　 　 　 　 　 `　'´　/:/ : : : ,!: |
　　　 　 　 　 　 　 | |: : : : |ヽ､　___　 `ｰ'　　　　 　 　･ /:/: : : : :/!/　　　　「いつみ」たの？
　　　 　 　 　 　 　 | |: : : : |: :／／ ヽ　　　　　　 　 ,.. /:/: : : : :/´|: :
　　　 　 　 　 　 　 | |: : : : |/ /　/´.,'‐;!ー――,.i' ´-.//: : : : :/ : :|: :
　　　 　 　 　 　 　 | |: : :/7 /　/　/　l｣　,.. ''´:::::::::::::/': : : : : / : : |: :
　　　 　 　 　 　 　 | |: : !　　 　 　 　 |／::::::::::::::::: , ': : : : : , ': : : : |: :

　　　　　　／￣￣￣＼
　　　γ⌒)　　　　　　(⌒ヽ　　　　　はい、人のこと分かったフリしました。
　　 ／ _ノ ノ 　　 ＼ 　＼ `､
　 （　 < （○）　 （○）　　 | 　）　　　ごめんなさいだお。
　　＼　ヽ　（__人__） 　 ／ ／



　　　__　 　 　 /　　 }
　　　＼ ｀ヽ.__j,　 ／_
　　　　 j_＿_>┴⌒: : ｀: .、
　　　／: :f'´: : : : :|: : : :､: :＼
.　　/: : : :|:.: :,!.:∧ﾄ､-､: ',:.:. :.'
　　l: :|: :..:ﾚ':/|/　!|　＼:..:l:.:. : !
　　|: :!: : :|:/　 　 l′　 ',: ! : |:|
　　|: :|: : :|′　　　 　, __l:.|::|:|′
　　|: :|: : :|　 ,ｨｚ　 　 ￣l/| ﾚ
　　|: :|: : :ﾄ 〃　 　__　　,ｲ:.|　　　　　　こなちゃん、上手い事言ったつもりだけど
　　|: :|:∧トヽ. _＿`_',.ィ :;ヽ!ヽ
　　|ﾊj/ |ﾊ:;ィ/|::::::'v-:〉/:::::::::::）　　　　すべってるよー。
　　 　 　 　 /::::￣｀ヾ〃:::::::／ヽ
. 　 　 　 　 ト-──:┬<´::/／::|
　　　　　　 ト:､:_::＼::::|f>∨:::::::::|
　　　　　　 ヽ ::: ｀:ヾ:::!::::/:::::::::: |
　　 　 　 　 ∧ ::::::::ﾍ:|::/::::::::::::/
　　 　 　 　 | :ﾍ:::::::::::∨:::::::::::/l

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第二十七首　読み人：中納言兼輔

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みかの原　わきて流るる　いづみ川

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつ見きとてか　恋しかるらむ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛

　 |:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./| 　 '. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l.ヽ:.:.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧＼:.:.:.',
　 |:.:.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: , ′　　 ｌ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:|　∨.:.:.ｌ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧　＼:.'.
　 |:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.: /.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ／　/　 　 |:.:.:.:.:.:.:./:.:.| 　 y'.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.∧　　 ﾍ.
　 |:.:.:.:./.:.:.:.／/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ＼,′　　 !:.:.:.:.:.:/|:.:./,／　'.:.:| :.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.|
　 |:.:.:/.:.:.／.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.／　　 /｀ ‐-‐'｜:.:.:./　|ｧ'´　 　 |:.:| :.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.|
　 |:.:.i.:.:./.:.:.: '.:.:.:.:.:.:.:／　　　,/ 　 　 　 |:.:.:/ 　 ′　　　 }.:.| :.:.:.|:.:.:.| :.:.:.:|
　 |:.:.|:./.: ｒﾍ|:.:.:.:.:.:/:.|　三三三三三　 |:./　　 三三三 ハ|:.:.:.:.|:.:.:.| :.:.:.:|
　 |:.:.l〃.:{　 |:.:.:.:./.:.:.|　　 　 　 　 　 　 l.'　　 　 　 　 ．i.:.:.i.:.:.:∧ :.:|ヽ :.:|
　 |:.:./.:.:.:.＼|:.:.:/.:.:.:.:|　　　　　　　 　 　 　 　 ' 　 　 　 |:.:.||:.:/　 :.:.|　'.:.:l
　 |:./.:.:.:.:.:.:. !:./.:.:.:.:.:.'、　　　　　　　　　 　 ,.ｰ--､　 　 }.:.:|ﾚ′　∨　 Ｖ
　 |/.:.:.:.:.:.:.:.:V　'´ ￣｀ヽ.､　 　 　 　 　 　 ´｀¨¨{. |_.　 '.:.:.:.|　　　　　　　　　　つかさも毒吐くねー。
　/.:.:.:.:.:.:.:.／ 　 　 　 　 ﾍ ｀　　　　. ＿＿.　-r１ |:.:.:.:.:.:.:.:.|
　:.:.:.:.:.:.:, '　　　　　　　　　'. ＼　　　　| _.　　 -┴ー──┴┐
　:.:.:.:.:./　　　　　　　　　　 |　　＼　 ｒ' | 　 -──────i'

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みかの原を分けるように、湧いて流れるいづみ川。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あの人をいつ見たから、こんなに恋しいのだろうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（見た事も逢った事もないのに、こんなに恋しいなんて。）

　　　　　　　順番もヒロインも、完全にランダムです。

　　　　　　　適当に選んで、そのあと歌を元にお話を作っています。

　　　　　　　では、また。


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫倉百人一首

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　六話。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｾﾐﾏﾙ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第十首　詠み人：蝉丸

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これやこの　行くも帰るも　別れては
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｱﾌｻｶ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　知るも知らぬも　逢坂の関
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛

F√i-ｭ|￣|明-ｭ|￣L―┐-ｭFl-ｨﾆﾆユ}|fififififi |lll|『l―i　　i―l￣|￢二≡―Eｧ￣|―ュ.￣li｢￣￣￣'|―ｨ|ｌｌlllll|三三三|l |三三
目―ｭ￢二=ｧ三￢kfi―i￢『三ｔ≡￢-ｉ|fififififi |lll|ti￢!　　{.Πｭ￢≡-ｭ二-i;i――ﾋ￢''''''''lll - - - -.|￢､|ｌｌlllll|三三三|l |三三
-H冒+ｭ|￣|―‐i＝‐i二≡￢＝ｮ｢|―ｭ'll|fififififi |lll|F-ｭ　　i≡ｮ‐iiYl￣|ﾉl_ﾆ‐､|Iｉ'ｉ――――┴―――|{ｭΠｌllllll|三三三|l |三三
F二-ｭ￢ _ii‐ii＿ ＿]二‐ｧ士―ﾖ￣l-｢l |fififififi |lll|￢.i　 _ｉ''i￣￣|―ｉ＿￢五|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|i‐ｉ-|ｌｌlllll|三三三|l |三三
qﾆ‐fi『‐'｢lｌｌ| |!ｌｌll|lllllllll|―i＝土‐二｢￣-|fififififiｉ-il| Hｉ!　 |￣―≡k士i『―ｉｰ_|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|―ｉi|ｌｌlllll|三三三|l |三三
fi‐ｸ!ﾆ‐';| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|￣!ﾞ‐i_ﾆ＿≡ｋ-ﾗ‐_=―i二￣|ﾕ　　ｧ‐ ｨ=i}‐iﾆ;‐i＿― |ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|ヨi .|ｌｌlllll|三三三|l |三三
「＝r士､| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢. |ｌllｌ|__.ｬ―――ｭ‐ｭ ￣l―‐ｭ 　 -ｭ―――――i『‐ﾞ|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|ヨ‐i|ｌｌlllll|三三三|l |三三
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㌍fi‐ｭ『 | ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢｢｢ |ｌｌll| | ｢l ｢l ｢l |ｌｌll||￣|―‐lｩ i　｢ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ | E､|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|　 |.|ｌｌlllll|三三三|l |三三
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k-ｭi―‐.| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢｢｢ |ｌｌll| | ｢l ｢l ｢l |ｌｌll|lﾆ￣|__ l　　 |lｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ |[:「 |ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|ーｔ.|ｌｌlllll|三三三|l |三三
i‐=‐iユ_,| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢｢｢ |ｌｌll| | ｢l ｢l ｢l |ｌｌll|.　|―ｭl.l　l　ｉ[ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ |-| ｌ|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|―‐!lｌlllll|三三三|l |三三
フ‐i.| ﾛ .| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢｢｢ |ｌｌll| | ｢l ｢l ｢l |ｌｌll|:　|i￢ｌｰ　 　｢ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ |_,| ｌ|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|｢l 「|ｌｌlllll|三三三|l |三三
￣／‐ｭ | ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢｢｢ |ｌｌll|_| ｢l ｢l ｢l |ｌｌll|.『￣|ユ　 　 ｌ.ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ |-| ｌ|ｌｌl|＋＋＋＋＋＋＋＋|―ｭ!lｌlllll|三三三|l |三三
‐ｭﾆ―ｧi| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|:.｢｢｢ |ｌｌll| | ｢l ｢l ｢l |ｌｌll|l- l|￣~|,　l　｢ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ | :ll`|ｌlｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|ﾛ　l|ｌｌlllll|三三三|l |三三
ｭ＿L ｌ‐.| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllll|丑―ｭ_-i,| ｢l ｢l ｢l |ｌｌll二ｌｉｌ. 　┐　　|ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ﾛ |-,|ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|ﾛ　l|ｌｌlllll|三三三|l |三三
フ.　／l｢| ﾛ| |!ﾛ |ｌｌｌlllllト‐ｭ　　|-i|___,i‐＿,|￣"|‐i｢￣l ,　 　 ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　ｬ― |ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|ﾛ　l|ｌｌlllll|三三三|l |三三
__／｢｢ｌ‐ｭ-i| |!ﾛ |ｌｌｌlllll/￣￣~/l-ｭ　iﾆﾆ |　　 |　| 　 |.　l 　.ｌ| ﾛ　ﾛ　ﾛ　.|. ﾛ |ll|ｌlｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|ﾛ　l|ｌｌlllll|三三三|l |三三
｜｢｢｢.lHl‐ｭ! ｨ‐L｢日 !￣ﾞ!￣l .|./ i―十『}-ｭ|―ﾆjｌ; |,　　　ｌ|＿|￣|,,＿,,|. ﾛ |ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|ﾛ　l|ｌｌlllll|三三三|l |三三
┴―｢lll|;ll l／ ﾆl日|‐|　ﾛ||-ｭ! / ｨ―ﾆ-ｔ_]-ll-t￣' ;┐ 　 .ｌｌ二亡,亡二二lｌ| |ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|ﾛ　l|ｌｌlllll|三三三|l |三三
. ｢／|ll『l／ ｢lﾛ|l,;;'';;,｢ ,;;'';;,ｺ-i./ ｢￣|二日lﾆ|ﾛ-丑-┐ 　 .ｌ| ＋＋＋＋＋ | |ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|l|￣|ｌｌlllll|三三三|l |三三
／　 ｔ／ ｢三三ｌ.;ii' |l｢ .ii|￣|./ ｨﾆﾆﾆ.ｭ'l―l｢Hlii|￣|┐ l　 ｌ| ＋＋＋＋＋ | |ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|三｣l-ｭｌｌ|三三三|l |三三
　'‐／ ~‐ﾆ｢ﾆ´ｔﾋ'ﾞHl|｢三ニ/ √￣|‐ｭニ￣l-｢二￣」,　　 ｌ| ＋＋＋＋＋ | |ll|lｌｌ|＋＋＋＋＋＋＋＋|-~『ll　|-ｧ_ (;;;;;;;;;＼＼;;;;;;

　　　　　　　 ,,. -‐'''''"""''''''ｰ- ､
　　　　　 ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　 /::::::::::::::::;:::::::;ﾍ;::::::､:::::::::::::::::ヽ,　　　　　　　　←※春日歩（通称：大阪）
　　　 /::::::::::::;:::/!:::::/ | ヽ:::::i､::::;::::::::::::::i　　　　　　　　　　　「あずまんが大王」より。
　　.　i:::::|:::::/:;/,|;;;/　 |　ヾ;;;|._i::|i::::::::::::::i
　　　l:::::|:::/'!/ _|/_｀　|　 ´ i_|. i;|`!::::::::::::|
　　　|:::::|::i. ,|r'r:::ヽ`　'　　'r:::ヾ,l､|::::::::::::|
　　　|::::::l:| i　{:::::::::|　　　 {::::::::::i　iﾞ|:::::::::|
　　　|::::::::| !　io:::::ﾉ　　　 io:::::::i　l !:::::::::|
　　　|::::::::|　　`'''"　　　　 `''''"　　|::::::::::|　　　やっぱ東京はすごいわー。
　 　 |:::::::::l　　　　　　'　　　　　　/:::::::::::|
　　 /7::::::::ヽ、　　　 iーi　　　 ／:::::::::::::|　　　都会の度合いが全然ちゃうなぁ……
　　//:::::::::::::::;`'':;,､,　`''" ,..ｨ､'ﾞ:i!::::::::::::::::|
　 /ﾆ>::::::::::::::i;'-'〈| ｀`''"´　|〉ヾ,i:::::::::::::::|
　/ ﾆ>:::::::::i'"　　 l　　　　　.l　　｀`!:::::::i::|

　　　　　, '"　 　　　　 　__,,,､､､-‐‐‐ '' ''''‐ ‐　　　､ ､､､,,_ヽ
　　　 ／ 　 　 _,､ -‐ ',,､､ -‐‐ '''''''''''ヽ'''''''''=‐‐- ､､_ヽ　＼ヽ
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　 !　､　 ::|.ヽ l　　 ,,ゝl"　　　 　　 　　,,;;='''"　 　　　　!:;'　　::::::::::::::::::::',　　　　うわ、これが世界一歩くのが速いっていう……
　 i　 ヽ :::l　 ',{､‐'"　 `　 　　 _ 　　　 ´　　　　 　　　 .!'　 　 ::::::::::::::::::::',
　 .! 　 ',ヽ!､"´' 　　　 _,,､;;=''"'　　　　　　　　　　　　　 !　　　:::::::::::::::::::::',　　　東京でやっていけるんかなぁ。
　 .l　　 ',:::::ヽ.　 ,,,,;;=''""　　　　　　　　　　　　　　　　 l　　　 ::::::::::::::::::::::',
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　　 i　　 .;::::::::::::::!　　　　　　　　　　　　　　　,､-‐'っ　,'|　　　 :::::::::::::::::::::::::',
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　　　 !　　 ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,ノ＼　　　　　　i'　　　:::ﾉl:::i':::::::::::::::::＼
　　 　i ﾄ 　 ;:::::::::::::::::::::::､::::::::::::::::::,､‐'"::::://'i　　　　 /l　　　:::,':|::i':::::::::::::::::::,､=`
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |:.h:.l/ 虍Ｙ＼j 　 虍ｈヽ|:.:/广Y.:.:.:.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ゝ}リ　辷ﾉ　　 　 辷リ .}‐′ｆ ﾉ.:.:.:.:..'.,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |　　 　 　 　 　 　 　 　 rく:.:.:.:.:.廴＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _ r 、　人　　　　 '　 ＿　　　　ﾉ.:.:.:.:.:.ト ゝ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　 　 /./ ./ }└'个 、　「￣　　 }　 ／ト､:.〔＼〉
　　　　　　大丈夫だよー、すぐ慣れるよ。　　　　　　　　　 　 　 /./ ./　汀　 了f＞乂＿_ ノイ 　 }　 ￣ 7 、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 i｜　|/ ./　/ /　./ｨ| ||　　弧 　 　 　 ,′　　/ / ＼
　　　　　　私たちだっているんだしさ！　　　　　　　　　　 | |　｜ ′ {　{　/!　| |{. 　 狐 　 　 -,'　　　/ /. : > .',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 | l.　 {.　　　　∨ |　㌧㍉､ ∨､_＿_,ん r＝'_/. ／. : :.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ,　 　 　 |: .’. : 〈. く　 ∨. : : ん　リ >. :/. : : : : :i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〉　　　 ﾑ : : Y　＼＼ ゝ: :.厶≠／. : ,′. : : : :.|

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　　　　　　　　　／　　,　　.:;.　 .::.. ,..　　..　　 ＼
　　　　　　 　 ,rﾞ　　　 i　 .:::l　.:::ﾊ::.ヽ;､:..　､　　 ﾞ'､
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　　　　　　　　　　　　　　なんだありゃ、くしゃみか？
　　　　　　　 ／￣￣＼
　　　　　　／　⌒　　⌒＼ 　　　　　＿＿＿_
　　　　　　|::::::（●）（●） ｜　　　／　　 　 　＼
.　　　　　　|:::::::::::（__人__）｜　 ／　 ⌒　　⌒　 ＼
　　　　　　 |::::::::::::::｀ ⌒´ ｜／ 　 （●）　（●） 　 ＼
.　　　　　　 |::::::::::::::　　　　} |　 　 　 （__人__）　　　　|　　　まさか、あんな変なくしゃみあるわけないお。
.　　　　　　 ヽ:::::::::::::: 　　 }　＼　　　 ｀ ⌒´　　　 _／
　　　　　　　 ヽ::::::::::　　ノ　　　|　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　/ヽ三＼´　　 　 |　|　　　　　 　 　 | 　|
-―――――|:::::::::::::::: ＼-―┴┴―――――┴┴――

　　 　 　 　 　 　 　 　 _.　-―‐-　　 ､,
　　　　　　　　　　 , '´....:::::::::::::::::::::::::.....｀:､
　　　　　　　　　 ,:'　:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;',
　　　　　　　 　 /:;::::::::::::;､::::::::::::,､::::::::::::;;::;;;',
　　　　　　　　 ,';'.;／i／　i:::::/i/-ヽ::::i:;;;;;;;;;;;,
　　　　　 　 　,' i'i　,,-‐ ､ !::,' 　,, --V`i´｀i;;;;;
　　　　　　　　　l_l　ﾞ'''''''" '　 　 ﾞ'''''" 　!::::|;;;;
　　　　　 　 　 　 |　　　　　　　　　　 ::::ソ;;;;;',
　　 　 　 　 　 　 !　 　　　 __　　　　::::/´;;;;;;;;:、
　　　　　　　　　 ,:'ゝ 、　 '―`　　 ,. :'´;;;;;､ ‐-`
　　　　　　　 　 "´　jﾉj＞r‐-‐ｒ＜_;;;;ﾄ､;:;:`;_　　　　そのくしゃみだけは慣れないけどねー。
　　　　　 　 　 　 　 　 　,.!:::::::::!',_　　`
　　　　　　　　　 　 　 ／:l :::::: l::::｀':､　　　　　　　　ほら、知らない人にまで見られてる。
　　　　　　　　　　　 /　　l_____l　 　 ｀:,
　　　　　　　 　 　 ,〈　　　l　　l　　　　 ',
　　　　　　　　　 /　`┐　 l　 l　　　Λ,./' ,
　　　　　　　　　,'　､　｀‐-､_Ｖ_,.r-‐'　　 　',
　　　　　　　 　 i｀ ､i'　　　 `[]'　　 　 i! ／ ',



　　　　　　　　　,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,,,,
　　　　　　／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
　　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／,ｉ;!'",;ト/／|;;;;;;;;;;l
　　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;／　／ｌ;;;;;;ｌ　　　ｌ∧;;;;l
　　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/　　|　 ｌｏ;;ﾉ　　　ｌ;;|゛|;;l
　　/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l'　　　　　　　　 　, o;|〈;;l
　/;;;;;;;;;;;;ｉｌ;;;;;;;;;l'　　　　　　　　　　　　 |;;l
/;:;;;;;;;;;;;;;i'ｌ;;;;;;;;l' ＼　　　　　ｏ　　　 ／;;l　　　　そんな事、ゆわれても……
;;;;;;;;;;;;;;;;ｉ ｌ;;;;;;;l' 　　＼　　　　　　／;;;;;;;;l
;;;;;;;;;;;;;;;i　ｌ;;;;;;ｌ'　 　ｌ;;;;;゛'ｰ-‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;l
‐"￣!/ ＼ｌ;;;;ｌ'　 　|ｰＹｉ;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l;;;;;;;;;l
＼＿＿､　'i;;l 　 　゛ｉ､ｌ゛ｉ、;;;;/l;;/　|;;;;/
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ,　 .´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.　､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 .／ ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,' .:.:.:∧: h:.:.:. /｣:.:.:.ﾉ}:.:.:.:.:.:.ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |:.:.:./ 上八:.:/　j／_ |:.:.:.:.:.:.:.:.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |ﾊ:.|/.芹Y 　 　 芹ｈ｀Y!:.:.:.:.:.:.:!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄj　込ﾉ　　 　込り　}レｙ‐､:.{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜　　 　 ,　 　 　 　 ′ 灯 |.:.',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　圦　　　　　　　　　　　 ,_ ／.:.: ',
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ∠.:.:＼　ー― 一′　／.:.:.:.:.:.ｒ－ゝ
　　　　　　　　　　ねえねえ、大阪って咳もヘンなの？　 　 　 　 　 厶＞,、＿_　 ｚ个_､:{｀　┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　　　_／ 〉　　　　　〉 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 爪　　 | 　 　 / .ん　　`7 ぇ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 , イ.l.| |.　　ト､　_厶ん　 　 / /. :＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 丨 | 込=々 {､ ＿ノん ＿／／／￣.!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 |: .ヽ. :くく　 ',: : : :ん　} ｒ‐ ' , '　. : :｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ｜: : :.Y ＼ーﾍ　厶三ノ 　/. : : : : :｜

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｾﾐﾏﾙ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第十首　詠み人：蝉丸

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これやこの　行くも帰るも　別れては
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｱﾌｻｶ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　知るも知らぬも　逢坂の関
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛

　　　　　　　　　,.r'";;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ、
.　　　　　　　 ／　　　　　　　 　 .,........./!ﾞ､......､　　　　　　　ﾞ'､
　　　　　 　 /　　　　 ......:::;::::::::::/,':::::/ ｌ　ﾞ､;;:::i'､;;::::::i;;::::.......　 ﾞ､
.　　　　 　 /　 ,,,;;:::::::::::::::;i:::::__/_,'__:/　l　　ﾞ､;;::!ヽ;;;:::l'､;::::::i::::::...',
.　　　　　 ,',,,;;;;;;;;:::::::i:::::;:ri''";/　.l::/｀　l　　　ﾞ､;;l"ﾞ､ﾞﾞ'i‐';､::::!:::::::::',
　　　　　 i;;;;;;;;;;;;::::::::ﾚ'ﾞ;;' !;;/ _,,,,i/.　　l　　　　ﾞ､l　 ﾞ､;!. ﾞ､ヽl::::::::::i
.　　　 　 l;;;;;;;;;;;;:::::::::|:;;;' .l;/'',.r‐-､ﾞ　　　　　　　1''ﾆ､l!､. ﾞ､;:|::::::::::l
　　　　　l;;;;;;;;;;;;::::::::::!;;' /!',r'::::;;;::::'i;.　　　 　 　 ,':::::::::ﾞ､.ﾞi; ﾞ､ｌ::::::::::|
　　　 　 l;;;;;;;;;;;;::::::::::|;' il　i::::::illlli:::::i 　 　 　 　 i::::il|li:::::i. li. ,';::::::::::|
　　　 　 !;;;;;;;;;;;:::::::::::|. l|　ｌ;:::::lllｌj::::::|　　　　　　|::::llllj:::::|. ll l;;:::::::::::!
.　 　 　 |;;;;;;;;;;;::::::::::::|　li,. ﾞ､::::ﾞ":i'ﾞﾞj　　　　　　 l;:::ゞrヽ! .ﾘ.|;;;::::::::::!　　　え！？
.　 　 　 !;;;;;;;;;;;::::::::::::|　ヾ　 ヽ､.､-'　 　 　 　 　 ヽ､::;ﾝﾞ " .|;;;::::::::::|
　　　　 |;;;;;;;;;;;:::::::::::::|　　　 　 　 　 　 　 　 ;　　　　　　　 l;;;;::::::::::!
　　　　 |;;;;;;;;;;;:::::::::::::|　　　　　　　　　　　　' 　 　 　 　 　 |;;;;:::::::::|　　　咳は普通やと思うけど……
　 　 　 |;;;;;;;;;;;;:::::::::::::!　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 j;;;;::::::::::!
　 　 　 |;;;;;;;;;;;;:::::::::::::!,　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ,ri;;;;;;:::::::::|
　 　 　 !;;;;;;;;;;;;:::::::::::::|;;ヽ、　　　　　　　r￢　　　　　,.r';;;;;l;;;;;;::::::::::!
　 　 　 !;;;;;;;;;;;;::::;::::::::|;;;;;;;ﾞｌ'ヽ､　　　　　　　　　,,､-'";;;;;;;;;;l;;;;;;:::;::::::|
　 　 　 !;;;;;;;;;;;;;::;;::::::::|;i;;;;;;;|　　｀`'ｰ- ､､、-‐l'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l;;;;;;::;;::::::|
　 　 　 |;;;;;;;;;;;;;::;;;:::::::l;l !;;;;;|　　　　　　　　　ト-､;;;;;;;ﾘl;;;;;;;l;;;;;;::;;:::::::!
　 　 　 |;;;;;;;;;;;;;;:;;;::::::::l;l.〉' lj　　　　　　　　　lj　 ﾞヽ/ l;;;;;;;l;;;;;;:;;;:::::::|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これがあの有名な、行く人も帰る人も、知る人も知らぬ人も

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　別れてもまた逢えるという、逢坂の関なんだなぁ。

　　　　　　　カルタ遊びの時は、北海道では下の句しか読みあげません。

　　　　　　　第六話なら、いきなり「知るも知らぬも～」となります。


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫倉百人一首

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　七話。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｻｷﾉ ﾁｭｳﾅｺﾞﾝ ﾏｻﾌｻ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第七十三首　詠み人： 前　中納言　 匡房

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｵﾉﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高砂の　尾の上の桜　咲きにけり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾔﾏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外山の霞　立たずもあらなむ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（ ●）（●）
.　|　　　　 （__人__）. ｒｍ､
　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉｒ川 ||　　　　やる夫、悪いな、今日は無理だ。
.　 |　　　　　　 　 },.!　 ノ'
.　 ヽ　　　　　 　 ｒ / .|　　　　　　デートなんだよ。
　　 ヽ　　　　　ノノ　ﾉ
　　　/　　 　 ／ .／
　　　|　　　 　 ／
　 　 |　　　　i´



　　 　 　 　 ／￣￣￣ ＼
　　　　　 ／　　 :::::＼:::／＼
　　 　 ／　　 　｡<一>:::::<ー>。
　　 　 |　　　　.:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj　　　　　くっ……
　　 　 ＼、　　　゜i⌒i.⌒´,;／゜
　　　　／　 ⌒ヽ.ﾉ　ﾉ'"´(;ﾟ　｡　　　　　 友情は恋愛に負けるのかお……
　　　/　,＿ ＼　l||l 从＼ ＼
　 　 と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.　　　　　リア充め！
　　　　　　　　　ﾍﾞｼﾍﾞｼﾍﾞｼ

　　 ／￣￣＼
　／　　 　 _ノ ＼
　|　　　 　 （ ●））
.　|　　　　 　 （__ﾉ_）
　 |　　　　　 　｀⌒ﾉ　　　そんな大げさな……
.　 |　　　 　　　　 }
.　 ヽ　　　　　 　 }
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　.>　　　 <
　　　|　　　　 |
　 　 |　　　　 |



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　＿＿＿_
　　　　　リア充許すまじ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　；／　　 ノ（ ＼；
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ；／　 _ノ 三ヽ､_ ＼；
　　　　　お前には、映画館で絶対前にアフロが座る　　　　　　　　；／ノ（（ ｡ ）三（ ﾟ ）∪＼；
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　；.|　⌒ 　（__人__）　ノ（ 　|.；
　　　　　呪いをかけてやるお！！！　　　　　　　　　　　　　　　　　 ；＼　u. . |++++| 　⌒ ／；

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●

───半年後

　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼　　　＼
　|　　　 （ ○）（○）　＼　＼
.　|　　　oﾟ （__人__）　　＿＿
　 |　　0　　 ｀ー'´ﾉ´￣　　　￣＼　　　　　　　　　　　やる夫、スマン、俺が悪かっただろ！
.　 |　　　　　／　 }　　　　　　　　 ＼
.　 ヽ　　　／　　 }　　　　　　　　　　}て・，‥¨　　　　 だからもう許してくれ！頼む！！
　　 ヽ　　　　　ノ　＿＿＿　　　＿ﾉ そ¨・：‘　．
　　　/　　　 く　　＼　　YY￣￣YY＼
　　　|　　　　 ＼ 　 ＼ 　　　・； ∵ ．.＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)､　 　 　　　．　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　＿＿＿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　／ノ　　＼　　 u. ＼　！？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／ （●） 　（●） 　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　なんだお、やぶから棒に！？　　　 　 |　 　（__人__）　 　　u. 　　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ＼　u.｀ ⌒´ 　 　　　　／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノ　　　　　　 　　　　　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ



　　 ／￣￣＼
　／　　 _ノ　　＼
　|　　　（○） （O）
.　|.　　　.||　（__人__）
　 |　 　 ﾉi　　! 　 | }　　　　な！？この通りだ！
.　 |　　 し'　｀ ⌒´ﾉ
.　 ヽ　　　　　 　 }　　　　　彼女とも別れた！
　　 ヽ　　　　　ノ
　　　/　　　 く　　　　　　　 だから呪いを解いてくれ！
　　　|　　　　 ＼
　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)

　　　　　　　　　　 　　　_________
　　　　　　　　　　　 ／　 　 　　 'r r.r.r.i
　　　　　　　　　　 /　　　　　　　 | | | | |
　　　　　　　　　　/　　　　　u　 .ﾉ.ﾉ.ﾉﾉﾉ
　　　　　　　　　 ﾊ_ノ　 ヽ､__　 /　　　/ﾉ　　　　　　　　　　　　　映画館だけじゃねえんだよ！
　　　　　　　　　/ (●）（● )　.(　　 　l ヽー―ー-､
　　　　　　　　/　 .（__人___）　 ﾑ　　 ｲ　 　　r　　　　ヽ　　　　　飛行機も窓際取れないし、
　　 　 　 　 ./　　 / ヽ`⌒´　　 |　　 .l　 　 /　　　 　､ l
　　　　　　/ 　　 / 　八_ ､__ ／l　　　| 　 ,'　　　　　 l 　l　　　　 景色を見に行ったら雨が降るし、
　　 　.　 /　　　,'　　　　　　　ヽ|　　　|　ﾉ　　　 　 ﾊ　　 l
　 　 　 /　　　 .l　　　∧　　　　|　　 　ﾚ'　　　　 ノ　 　　 l　　　　DVDはずっとレンタル中だし、
　 　　/　　　　 l　　ノ　　ヽ 　　|　　 　 |　　 　 ﾉ 　　 　　 }
　 　∧　　 　 / ,〆　　　　 ﾍ　 l　　　　　　　, '　　　 　　　l　　　 お気に入りのサイトも更新停止しやがった！
　　　 ヽ､＿,ﾉ'´　　　　　 　　ﾍ .l　　　　　　/　　　　　　　 ﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　', |　　　　 /　　　　　　　　 ,'　　　 見たいものがちっとも見られないんだよ！
　　　　　　　　　　　　　　　 　　 ﾄ､　　 ノ　　 　　　　　　　ﾉ

　　　　　　　　　＿＿＿_
　　　　　　　 ／ノ 　 ヽ､_＼　　　　r ⌒j
　　　　　　／（ ○）}liil{（○）＼　　/ 　 /
　　　　 ／　　　 （__人__）　　 ＼/ 　 / 　　／　 ）　　　　　ちょ、待つお！人を呪術師みたいにいうなお！
　　　　|　　　　　|i|||||||i|　 　 　/　　/　 ／　 ／
　　　　＼ 　 　　|ｪｪｪｪ| 　 　 /　 　'` ´ 　／　　　　　　　　あんなものは言葉のアヤだお、
　　　　　　r´　　(⌒'ー―- イ′　　　　　´廴
　　　　　/　　　 ＞ 、　　　　　ヽ　　　 　 _　￣￣￣)　　　 やる夫には関係ねえお！
　　　　/　　 　　　　 -､　　　 　 } 　 　 　 　(　￣¨´
　　　/　　　 　 　　　　　ヽ._　　　　　　　__　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　｀　　　--‐'´　｀ﾞ' 、_.)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｻｷﾉ ﾁｭｳﾅｺﾞﾝ ﾏｻﾌｻ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第七十三首　詠み人： 前　中納言　 匡房

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　ｵﾉﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高砂の　尾の上の桜　咲きにけり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾄﾔﾏ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　外山の霞　立たずもあらなむ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　　 　 　 　 　 　 　 　 ＿＿＿ﾉ Ｌ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼　／ ⌒
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／￣￣＼　　　　　　／ （●）　（●） ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 _ノ　　＼　　　／　 　 （__人__）　　　＼　　　いいがかりも甚だしいお！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　 （ ●）（●）　 |　 　 　　 |::::::|　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　|　ι　　（__人__）　　＼ . 　 　 l;;;;;;l 　 　 　／l!| !
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |　　　　　｀ ⌒´ﾉ　　／' 　　　 `ｰ´　　　　＼ |i
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.　 |　　　　　　 　 }　／　　　　　　　　　　ヽ !l　ヽi
　　いやでもマジで、　　　　　　　　　.　 ヽ　　　　　 　 } （　　 丶- 、　　　　　　 しＥ　|そ　　ドンッ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヽ　　　　　ノ￣　`ー､＿ﾉ￣￣￣ ∑　l､Ｅ ﾉ　<
　　あれからツイてないんだよ……　　　/　　　 く.＼ 　 　　　　　　　　　　　 ﾚY^Ｖ^ヽｌ"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　　　　 ＼ ＼　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 |　　　　|ヽ、二⌒)　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　l　　　　l＿＿.＼.＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿.＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ゝ＿＿＿＿　ヽ.＼|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(二二二二二)）　ｌ::.::.|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|　　　 | 　|: :.:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|　|　　　 | 　|: :.:|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　遠くの高い山の峰にある桜が咲いた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　近くの山里の霞よ、見えなくなるから立たないでおくれ。

　　　　　　　もっと詳しく言うなら、こうですね。読み上げは、

　　　　　　　「知るも知らぬも逢坂の関～、外山の霞」。この場合は、外山の霞、の札を取ります。

　　　　　　　では、また。


.

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やる夫倉百人一首

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ＿＿＿_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　 　 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／　─　 　 ─　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／ 　 （●） 　（●） 　＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　 　 　 （__人__）　　 　 |　　　八話。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼　 　　 ｀⌒´ 　　　,／
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／　　　　　ー‐　　　　＼

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第九十三首　詠み人：鎌倉右大臣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世の中は　常にもがもな　渚こぐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｱﾏ　　 ｦﾌﾞﾈ　　ﾂﾅﾃﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海人の小舟の　綱手かなしも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛

.... .. 　.:.:.:.　. .　　 ,,,　　　　.. .... .. 　.:.:.:..: .:.:.:. . ... :. .:.:.:.: .: .... .:.:.:..... .. .... .. .. . ... :. .:.:.:.: .: .... .
.. . ...... .. .　　(;;"'',,,;;ﾞ);;ﾞ)　.　. .　.. .... ...:.:... ..　.　.　　　.. .:...:... .. .　　..　　　　.. . .. .... ..　 ..　. . .
　　　　　（;;;;;（;;;;;;;;;;;,,,,, ;;;;,)　,,,,　　　. .　　　　....　　...　　　　　　. .　　.　　　　　　..... .　　..　.
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　　 　 　 　 　 `ｰ|!ｨf心＼!　,.≦ミ､|/〉:＠::ノ
　　　　　　　　 ,.-j{弋zﾘ　　´トrﾘ}　}| ヽﾘノ!_〉
　　 　 　 　 ／ /{ v ｰ　__　 弋zｿ /'_,.ｲ　}　{ヽ
　　　　 　 / 　 | 丶、　{　 ＼ ￣z ´ﾉ__!ノ 　 ｽ　　　　　　┏─────
　 　 　 　 |　　　　　 ｀ ﾄｧ=='rｧ==く 〈_j　　 〈__}　　　　　　　全く、遊ぶ気分じゃないって言ってるのに！
　　　　　　 　 　 　 　 /{　ﾆ＠二　}ヾ|　　　 ,ﾊ
　　　　　　　　　　　 〈/:ヽイ |＼__'j:l:::〉　　 〈_ﾉ　　　　　　　 やる夫もいい加減、大人になるのだわ！！！
　　　　　　　　　　　 〈/＿_|_ﾊ_!」＿|:_!　 　 〈_}　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛
　　　　　　　　　　　 /:|:::::ｲ::::::::f:::::;ﾉ:＼　　/ }
　　　 　 　 　 　 　 /::::{_::::j:!:／l::::::|:!:::::::ヽ〈ィ′
　　　　　　　　　　/::::::::「¨l::::／Ｌ:ノ:l:::::::::::ﾄ､|
　　　 　 　 　 　 /::::::/:::`"::::::::〈ノ::/:::::::::::::!



　　　　　　　 　 　 　 _　--　、
　　　　 ス　 　 　 　 入　 　 _>
　　 　 タ　 　 　 　 /:::/トイ::::|
　　　 タ　　　　　 /:::/:::|::::|:::::|　　　　　　　┏─────
　　　タ　　　　　/:::/:::;ｲ:::::l:::::|　　　　　　　　それじゃあ翠星石が行くですぅ～！
　　 タ　　　　／:::/:／:.!::::::l:::::l
　　　　　 _∠ニフ': : : :.',::::::l:::::ｌ　　　　　　　　真紅はそうやってクールぶってればいいですよ！
　　　r┬':仁二): : : : : : :Y二二)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛
　　 └ﾊに二Y ｰ-: : :_:_:_｀フイ
　　 　 ｀}＼:.)ﾉ: : : : : : : : :└rう
　　　　　⌒'７辷_┬┬┬イノ)）
　 　 　 / //　/　//⌒⌒´
　　　　' //　/　//　/
　　　　//　/　/ '
.　　　/



　　　　　　　　　　　　ｒ‐┐ r､　　　　　　　 ＿　 ＿
　　　　　　　　　　 ｒ「l　, -┤ ＼-　､　　 r'＿｀'´＿ﾍ
　　　　　　　　 ｒ／￣/　､/＼　　　　＼　{L._fこ}_ ｣ }
　　　 　 　 　 r/　　/_ ／＼　＼　　_ 　 V|l 〈/ ヽ〉/
　　 　 　 　 　 V⌒ｲ　 ○　　 　-＼ 　　 ! ヽ､　 ／
　　　　　　　　_{＞L|　 , -　 ＿ ○　ヽ　/　　 ｀´ヽ}
　　　　　　r「_}|　|l＿ﾄ/　　　　　 |ll⌒ﾑｲ　　　　　 lj　　┏─────
　　　　　{_j┘ ￣{.　 └-　＿ 　 ,!, -- ｲ――… '´　　　　翠星石がやる夫を追いかけるなら、
　　　　　　　　　　Y/{二{j＼　「´　{＿_ ｣
　　 　 　 　 　 _／〈　〈/l_|ヽl　| l＿{-､┘　　　　　　　　　　カナは翠星石を追いかけるかしら！
　　　　　　 _ｒ┘-＿＼＿_,. - '　|､〈_ ｿ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛
　　　 ,　 '´　　　 L／l__ゝ　丶　 ＼ｿ

　　　　　　, -‐ '´￣￣｀ヽ､
　 　 　 , '　　／" ｀ヽ ヽ　ヽ＼
　　　, '　 //, '/　　　　　ヽﾊ 　ヽ　　　 　／)
　　　|i 〃　{_{ ⌒　　 ⌒　ﾘ| ｌ``、　　 ／ <
　　　 |i　|　|　（ ＞）　（＜） 从!」　　 ﾉ 　ｿ〉
　　　　|i`从⊂⊃ ､_,､_, ⊂⊃ヽ」　／　 ｒ '
　 　 　 |i从/、　　(_.ノ　　/ﾉl／／　 ／
　　　　 　 ﾙﾚヘ,､ __,　イ_._　／　 ／　　　　　やる夫、走って走って！
　　　　　　,ヘ:::::l　`ｰ'´1:::::'､ヽ ／
　　　　　 /　､〉::::Ｖ　y Y:::::::::: /　　　　　　　　夏が来る前に痩せるんでしょ～！！！
　　　　 ./　 ﾉ:::::::::::ヽ- ':::::::::::::::ヽ
　　　　 ｷ　｀ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::）
　　　　　 ＼　 ＼::::::::::::::::::::;_;::::ノ



　　　　　 ／￣￣＼　（ ;;;;(
　　　　／ ._ノ　　ヽ､＼) ;;;;)
　　　　|　 （●）（●）/;;／
　　　　|　　（__人__）l;;,´|
　　　　|　./´ニﾄ━・'　.ｌ　　　　　……一瞬で追いつかれてるな。
　　　　| .l　_ニｿ　　　 }
　　　　 /ヽ､_ノ　　　 /　　　　　　　　　当然だが。
　 　 __/　　/　　　 ノ__
　　/ /　　/　　　　　　 ｀ヽ.
　 /´　　./　　　　　　　,.　 ヽ.
　 ﾄ､＿,/.　　　　　　　｜､　 ヽ
　　 ｜　　　　　 　　　｜/　 /

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,, /'´￣￣｀ ｰ-
　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　　 〃" ｀ヽ､　＼ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　/　/　 ﾊ/　　　　 ＼ﾊﾍﾍ
　　　　　　　　　　　　　　　　 |i │ ｌ |ﾘ _ノ 　 ヽ_　}_}ハヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　 |i｜　从（ ＞）　（＜）ｌ小N
　　 ／￣￣＼　　　　　　　　　（|　⊂⊃　､_,､_, ⊂⊃ノ
　／　⌒　 ⌒ ＼　　　　　　　　　V　j　　 （_.ノ 　 ﾉ
　|　 （ ●）（●）　|　　　　.　　　　　 　 へ,､__,　イｌ　　　　　　　　　　　　 ＿＿＿＿
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　　　/　　　 く
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　　　　　　　　:::::::::::::::　　　この時間が続きますように─── 　　　 :::::::::::::::
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第九十三首　詠み人：鎌倉右大臣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┏─────
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世の中は　常にもがもな　渚こぐ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｱﾏ　　 ｦﾌﾞﾈ　　ﾂﾅﾃﾞ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海人の小舟の　綱手かなしも
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　─────┛

　 　 　　　 　　 ＿＿__r----..､
　　　　　 　　 人＿:: :::「｀ヽ: :: .＼_ヘrヘ._　　　　　　　　　　　(´　｀)） ＿　　　　　　　　　　　　　　　　 ,.. -‐::´￣｀:ヾｰ-､＿_
　　　　　　　｛:: :: :: :: , : :. :.　 :: ::. ヾ丶::. :: _}　　　　　　　　　　　, -' 「 ､__ ｀f⌒ｰ-'⌒l!　　　　　　　　／::/::.::.::.:/::.::ﾊ::.＼ ヽ　＼
　　　 　 　 　 〉:: ;; , ' "‐　￣　｀　ヽ,ヾ ヽ:: ::廴/　　　　　　　／ 　／＼ ｰ､ゞfﾆ薔ﾆｦ .　　　　　 　 /::.::/::.:/::.〃::/　V::.:|ヽ ヽ／
　　　　　 　 ｛:: :;; ／ /　　 l 　　i　 　ｌ　 .}:　}::.３　　　　　　/ ./,' /　　　 ｀ｰ-=ﾍ､/メヽ　　　　　　 /::.::.:l::.:/_://::/＿　l::.:|::.l　|
　　　　　　　　}::://　ﾄ､ i | iｌ　ｊ // |ｲ1 ｀|:: ∧|ヽ　　　　　　{ ｌ!　/　　　　　ｰ-　ヽ._ ｌ i .　　　　　　l::.::.::|:'´::ノ/／　　｀ l::/::.|　|　 , -､
　　　　　　　　 >;从 |ノv! ｌﾉﾚ｀ヽ ./__/ /:.r'　 |　　　　　　　｀i | l /　　　　　●　　| ｌ i .|　　　　　　|::.:l::.!ィ●　 　 ● ノ/::.: |　ﾚく　　｝
　　　 　 　 　　 vi小ｌ●　　　 ●　川忞ﾖ i: 　|　　　　　　 ／⌒)i"●　　　　 ⊂⊃ﾂ.ﾒﾉ　　　　　　ヽ::＼__　 ､_,､_,　　/::. /ﾘ　|ヾﾐ Y′
　　　　　 　 　 　 !|l⊃　､_,､_,　⊂⊃　|ﾉ　i: 　i　　　　　　/ 　 ｙi ﾍ⊃ 　　,__,　 　 / /ﾉ.　　　 /￣｀ヽ二ﾄニ　 ヽ_} 　 フ://　 ﾊ＿/＿
　　　　　　/⌒ヽ__|ﾍ　　 ヽ._）　 　j /⌒i　ｌ: 　!　　　　　（　 ／　 ゝ､_　｀´　　　 /ﾐ'/　　　　 ヽ 　 /,'　 |　 |｀￢‐イ_7￣｜　 ! : : : : : ＞
.　　　　 　 ＼_/::::;|　l＞,､ __,　イァ/::｀:/　|: 　|　　　　　　'（　　　'丶　"Tー イ　ﾞｧ｀ヽ　　　　　｀＜/＿ﾊ 　 ∨r―介―/　 / _:_:_:_／
　　　　　　 　 ＼: ;|　|::|￣(*)￣|:ﾍ;;::::∧　ｌ: 　!　　　　　　 ヽ<　　　ヽ　ｌ＞＜ｌ　| 　　 ヽ　　　　　　／: : ヽ＿〉ヽイ｜ヽ|＿/:/::.|
　　　　　　　　 　 ﾌ ﾉ:::l_,.イト､__l〃::彡'　 |: 　|　　　　　　　　 ヽ　　 ヽ　/：| 　人 　 　.　　　 　 　 ￣￣￣刀　　|　|　 　 l }'::.::.:|

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この世の中は、永遠に変わらないでいて欲しいものだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　渚で舟を漕ぐ漁師の小舟を引く綱の、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんと言うこともない光景が、切なくいとしいことよ。

　　　　　　　七話の雑談の続き。

　　　　　　　だから、道外の人と百人一首遊びをしたとしたら、大抵の道民は大惨敗確定ですね。

　　　　　　　わたしも、上の句まで知っているのは殆どありません。恥ずかしながら。

　　　　　　　それでは。
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